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【言語化特集】ワークショップ――その気持ち、どう言葉にしますか? 2025年5月12日

 あの人に思いを届けたい、自分の考えってなんだろう――私たちは「言葉にすること」で自分の考えを深めたり、他者と思いを伝え合ったりします。今回のワークショップでは、「言葉にすること」に対して抱く“モヤモヤ”や“ワクワク”をフローチャートでたどりながら、「気持ちを言葉にすることの楽しさ」が感じられる方法を提案します。

◆人々がつながり自由にアイデアや意見を共有する
「ざっくばらんサロン(グループディスカッション)」


①4~5人のグループをつくり、テーマを設けて各グループで自由にディスカッションを行います。
②ディスカッション終了後、各グループで出た意見を共有します。

◆「伝える」「聞く」どちらも体験しながらじっくり振り返る
「ペアインタビュー」


①2人1組のペアになり、「普段の自分のコミュニケーション」(=私はどんな人か)というテーマでインタビューし合います。
 
②片方が、インタビュアーになって聞くことに徹し、もう片方は話す方に徹します(実践時間目安:1回10分ずつ、計20分)。
※ポイント:インタビューでは、相手が印象に残っている「人とのやり取り」を聞くつもりで、いつ、どこで、だれが、なにを、どのように、なぜ、といった5W1Hを意識してみてください。
 
③時間をとり、それぞれでインタビューシートを記入します(シートは記事末尾のリンクからダウンロードできます)。
 
④記入したシートを使い、ペアでインタビュー実践をふりかえります。

◆頭と心の“モヤモヤ”を吐き出す
「ジャーナリングで自己観察」


 ジャーナリングは、自分の考えや感情を思いつくままに書くことです。日記とは違い、時系列に沿って書かなくとも、頭に浮かんだことをそのまま書いたり、テーマを設定したりと多様なスタイルがあります。何も思い浮かばなければ、「何も思い浮かばない」とそのまま書いてもOKです!

【用意するもの】ノート(裏紙でもOK)/ペン/デジタルツール(スマホやPCなど)
【ジャーナリング例】①今日のコミュニケーションで良かったことはなんだろう? (例)一歩引いて会議全体を眺めた
②人から言われてうれしかった言葉は? (例)相づちのおかげで安心して発言できたよ
③自分の内面を見つめたり、なりたい自分を考えたり……

◆話し合いを客観的に見る
「観察型ディスカッション」


①テーマごとに10人程度のグループをつくります。
②そのうち、テーマについて関心や課題意識を持つ「話し合いたい人」4~5人でディスカッションを行います。
③それ以外の人は、その様子を観察して、気づいた点をメモします。
④終了後、観察していた人たちから気づいた点を発表・共有します。

◆「話すことも聞くこともちょっと気分が乗らない……」というあなたは
⇨龍谷大学・村田和代教授のインタビュー記事を読んでみると気づきがあるかも!

【ディスカッションを充実させるために――「話し合う」時の工夫】
~グランドルールを設定しよう~
 参加者が安心して話し合えるよう、ワークショップ開始前に、全員に周知する共通のルールを設けておくことも一つの工夫です。
・相手の意見を受け止める姿勢を持とう
・否定から始めることはやめよう
・一人の発言時間を決めよう(例:3分経過時に「わんわん」など動物の鳴き声が響くタイマーを使用すると和むかも)
 
~アイスブレイクを丁寧に行う~
 緊張を解きほぐせるように、次のアイテムを活用してもよいです。
 (例)紙を用意して4等分に折る。4つの枠に、①呼んでほしい名前 ②好きな食べ物 ③最近うれしかったこと ④趣味 などを記入し、参加者で紹介し合う。
 
~多様性を確保する~
 異なる他者との対話で気づきが生まれるよう、工夫してみるのはいかがでしょうか。
①年代・性別などを超えた参加者同士が話せるようなチーム構成とする。
②呼んでほしい名前を決め、共有する(役職などで呼びがちだが、上下関係が出るような呼び名はあえて伏せるのもあり)。

【ワークショップツール】
 「ペアレビュー」「観察型ディスカッション」などで活用できるインタビューシート2種類(インタビュアー用・受け手用)をダウンロードできます。

〈インタビュアー用シートはこちら

〈受け手用シートはこちら

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