創価大学・創価女子短期大学の「学生寮」の何がいいの?
創価大学・創価女子短期大学の「学生寮」の何がいいの?
2021年2月28日
外国人留学生と日本人学生が共同生活をする男子の滝山国際寮
外国人留学生と日本人学生が共同生活をする男子の滝山国際寮
創価大学・創価女子短期大学(東京・八王子市)の魅力に迫る本企画。今回は、学生寮について、寮生の代表(2021年度の寮長)と職員に語り合ってもらった。
創価大学・創価女子短期大学(東京・八王子市)の魅力に迫る本企画。今回は、学生寮について、寮生の代表(2021年度の寮長)と職員に語り合ってもらった。
学生寮の代表と学生課職員がオンラインで語り合う
学生寮の代表と学生課職員がオンラインで語り合う
〈髙須〉 創大では開学以来、学生寮を「教育の場」として重視し、その充実に力を入れてきました。今回は、寮生の代表の皆さんと、「創大・短大の寮の魅力」について語り合いたいと思います。
〈髙須〉 創大では開学以来、学生寮を「教育の場」として重視し、その充実に力を入れてきました。今回は、寮生の代表の皆さんと、「創大・短大の寮の魅力」について語り合いたいと思います。
髙須史歩さん学生課職員
髙須史歩さん学生課職員
〈永田〉 たくさんありすぎて、語り切れません(笑い)。何から話せばいいか悩みます。
〈内〉 とにかく、すごく仲良くなれますよね。何でも相談できる人が見つかります。
〈井上〉 今年度(2020年度)はコロナ禍で友人と会う機会も減りましたが、寮にいたので、孤独を感じることはほとんどありませんでした。
〈田川〉 そうした寮の良さを、創大・短大への進学を考えている受験生や保護者の方にも、ぜひ知ってもらいたいですね!
〈永田〉 たくさんありすぎて、語り切れません(笑い)。何から話せばいいか悩みます。
〈内〉 とにかく、すごく仲良くなれますよね。何でも相談できる人が見つかります。
〈井上〉 今年度(2020年度)はコロナ禍で友人と会う機会も減りましたが、寮にいたので、孤独を感じることはほとんどありませんでした。
〈田川〉 そうした寮の良さを、創大・短大への進学を考えている受験生や保護者の方にも、ぜひ知ってもらいたいですね!
先輩のサポート
先輩のサポート
〈髙須〉 では早速。「寮の魅力は?」と聞かれて、思いつくことはなんですか。
〈内〉 何といっても、1年生をサポートする先輩の存在ではないでしょうか。いつも明るく声を掛けてくれ、元気がない時など親身に寄り添い、温かく包み込んでくれます。
〈髙須〉 全国から学生が集まる創大・短大は、新入生の多くが寮に入ります。1年生は慣れない大学生活に加えて、親元を離れる不安もありますから、上級生がそれぞれ数人の新入生を担当し、こまやかにサポートできる体制をつくっています。
〈髙須〉 では早速。「寮の魅力は?」と聞かれて、思いつくことはなんですか。
〈内〉 何といっても、1年生をサポートする先輩の存在ではないでしょうか。いつも明るく声を掛けてくれ、元気がない時など親身に寄り添い、温かく包み込んでくれます。
〈髙須〉 全国から学生が集まる創大・短大は、新入生の多くが寮に入ります。1年生は慣れない大学生活に加えて、親元を離れる不安もありますから、上級生がそれぞれ数人の新入生を担当し、こまやかにサポートできる体制をつくっています。
ヤップ・チェンチンさん(国際教養学部3年)滝山国際寮寮長
ヤップ・チェンチンさん(国際教養学部3年)滝山国際寮寮長
〈ヤップ〉 私がマレーシアから一人で出てきた時は本当に心細く、不安でいっぱいでした。知ってる日本語は「こんにちは」と「ありがとう」だけ。「あいうえお」すらも知りませんでした。でも、バスで寮に到着すると、玄関で先輩たちが待っていてくれ、「ウエルカム!」と温かく迎えてくれたんです。不安は、一気に吹き飛びました。
〈永田〉 入寮日の大歓迎は僕も覚えています。初対面にもかかわらず、先輩たちが重たい荷物を部屋まで運んでくれました。「寮生第一」の心に感動しました。
〈田川〉 勉強に追われている時などは、部屋のドアにそっと激励のメモを挟んでくれました。具合の悪い人はいないか、悩んでいる人はいないかと、小さな変化を見逃さないよう常に心を配ってくれます。そうした先輩方の振る舞いに接し、1年生同士も悩んでいる人を励ますようになるなど、思いやりの心が寮内にあふれています。
〈井上〉 短大の寮も、先輩と後輩がまるで“姉妹”のように仲が良いです。
〈ヤップ〉 私がマレーシアから一人で出てきた時は本当に心細く、不安でいっぱいでした。知ってる日本語は「こんにちは」と「ありがとう」だけ。「あいうえお」すらも知りませんでした。でも、バスで寮に到着すると、玄関で先輩たちが待っていてくれ、「ウエルカム!」と温かく迎えてくれたんです。不安は、一気に吹き飛びました。
〈永田〉 入寮日の大歓迎は僕も覚えています。初対面にもかかわらず、先輩たちが重たい荷物を部屋まで運んでくれました。「寮生第一」の心に感動しました。
〈田川〉 勉強に追われている時などは、部屋のドアにそっと激励のメモを挟んでくれました。具合の悪い人はいないか、悩んでいる人はいないかと、小さな変化を見逃さないよう常に心を配ってくれます。そうした先輩方の振る舞いに接し、1年生同士も悩んでいる人を励ますようになるなど、思いやりの心が寮内にあふれています。
〈井上〉 短大の寮も、先輩と後輩がまるで“姉妹”のように仲が良いです。
内玲奈さん(教育学部2年)学部女子寮全寮代表
内玲奈さん(教育学部2年)学部女子寮全寮代表
〈内〉 私は今、学部女子寮の全寮代表を務めていますが、“先輩たちから受けた優しさを、後輩たちに返していきたい”と決意しています。
〈髙須〉 先輩から後輩へ、草創期から受け継がれている「一人を大切にする心」は、寮の伝統ですね。
〈内〉 私は今、学部女子寮の全寮代表を務めていますが、“先輩たちから受けた優しさを、後輩たちに返していきたい”と決意しています。
〈髙須〉 先輩から後輩へ、草創期から受け継がれている「一人を大切にする心」は、寮の伝統ですね。
自分達の手で
自分達の手で
〈田川〉 寮長・副寮長を中心に自分たちで寮を運営する“学生自治”も、創大・短大の寮の大きな特徴です。共同生活を円滑に進めるためのルールも、皆で決めています。
〈田川〉 寮長・副寮長を中心に自分たちで寮を運営する“学生自治”も、創大・短大の寮の大きな特徴です。共同生活を円滑に進めるためのルールも、皆で決めています。
永田和男さん(文学部2年)学部男子寮全寮代表
永田和男さん(文学部2年)学部男子寮全寮代表
〈永田〉 私のいる滝山寮は、開学当初からある一番古い寮です。大学と同じく、本年で50年の歴史を刻みます。こんな話を先輩から教えてもらいました。1期生の先輩が模範の寮運営を目指してさまざまな寮を見学し、細かな規則を作ろうと検討していたそうなんですが、それを聞いた創立者が“「紳士たれ」の一つがあればいいじゃないか”とアドバイスされたそうです。厳しいルールで縛ったり、管理したりするのではなく、一人一人の自覚を促し、共に理想の寮をつくっていく――ここに、学生自治の原点があると思います。
〈髙須〉 今年度は、コロナから寮生を守るため、寮生活が大きく変わりました。
〈内〉 一部屋を複数人で使用しているところは、定員を約半分にしました。私も一時、寮を出て妹と暮らしました。
〈ヤップ〉 寮内ではマスクを着用し、手洗い・消毒はもちろん、共用スペースの人数制限なども設け、感染防止対策を徹底しました。男子寮では、これまでなかった門限も決めました。
〈内〉 ご飯も各自が自室で一人で食べることになりました。私の寮では自由参加の“オンラインご飯会”を開催し、皆で楽しく話しながら食べています。制約が多い中ですが、少しでも寮生活を楽しめるよう、皆で工夫しています。
〈永田〉 私は、「学生の自治に委ねた寮の運営が成功するならば、それは創価大学の人間教育の勝利である」との創立者の言葉を、深く心にとどめています。どんな課題も、皆で力を合わせて乗り越えていきます。
〈永田〉 私のいる滝山寮は、開学当初からある一番古い寮です。大学と同じく、本年で50年の歴史を刻みます。こんな話を先輩から教えてもらいました。1期生の先輩が模範の寮運営を目指してさまざまな寮を見学し、細かな規則を作ろうと検討していたそうなんですが、それを聞いた創立者が“「紳士たれ」の一つがあればいいじゃないか”とアドバイスされたそうです。厳しいルールで縛ったり、管理したりするのではなく、一人一人の自覚を促し、共に理想の寮をつくっていく――ここに、学生自治の原点があると思います。
〈髙須〉 今年度は、コロナから寮生を守るため、寮生活が大きく変わりました。
〈内〉 一部屋を複数人で使用しているところは、定員を約半分にしました。私も一時、寮を出て妹と暮らしました。
〈ヤップ〉 寮内ではマスクを着用し、手洗い・消毒はもちろん、共用スペースの人数制限なども設け、感染防止対策を徹底しました。男子寮では、これまでなかった門限も決めました。
〈内〉 ご飯も各自が自室で一人で食べることになりました。私の寮では自由参加の“オンラインご飯会”を開催し、皆で楽しく話しながら食べています。制約が多い中ですが、少しでも寮生活を楽しめるよう、皆で工夫しています。
〈永田〉 私は、「学生の自治に委ねた寮の運営が成功するならば、それは創価大学の人間教育の勝利である」との創立者の言葉を、深く心にとどめています。どんな課題も、皆で力を合わせて乗り越えていきます。
井上朋香さん(創価女子短大1年)朝風寮寮長
井上朋香さん(創価女子短大1年)朝風寮寮長
〈井上〉 短大では先月、オンラインで「寮祭」を開催しました。有志によるダンス動画やアトラク、先輩・寮父母さんへの感謝の企画など、皆が主体的に取り組んでくれ、大盛り上がりで終えることができました。今年度は春学期は寮に入れず、9月からの入寮となり、さらに感染防止のため、対面での会話ができなくなりました。半年に満たない寮生活でしたが、大変だったからこそ強い絆を結ぶことができたと、寮祭の成功を通じて心から実感しました。
〈ヤップ〉 寮の友情は生涯の宝ですね。交換留学でアメリカから創大に来た友人がいるんですが、帰国した今も連絡を取り合っています。彼は今、精神的に落ち込むことが多いそうですが、創大留学時代の思い出が心の支えになっていると言っていました。
〈井上〉 短大では先月、オンラインで「寮祭」を開催しました。有志によるダンス動画やアトラク、先輩・寮父母さんへの感謝の企画など、皆が主体的に取り組んでくれ、大盛り上がりで終えることができました。今年度は春学期は寮に入れず、9月からの入寮となり、さらに感染防止のため、対面での会話ができなくなりました。半年に満たない寮生活でしたが、大変だったからこそ強い絆を結ぶことができたと、寮祭の成功を通じて心から実感しました。
〈ヤップ〉 寮の友情は生涯の宝ですね。交換留学でアメリカから創大に来た友人がいるんですが、帰国した今も連絡を取り合っています。彼は今、精神的に落ち込むことが多いそうですが、創大留学時代の思い出が心の支えになっていると言っていました。
大学建設の要
大学建設の要
〈髙須〉 創大・短大は全国各地から学生が集まってきます。異なる価値観の人たちと集団生活する中で、成長したなと思うことはありますか。
〈髙須〉 創大・短大は全国各地から学生が集まってきます。異なる価値観の人たちと集団生活する中で、成長したなと思うことはありますか。
田川さくらさん(国際教養学部3年)万葉国際寮寮長
田川さくらさん(国際教養学部3年)万葉国際寮寮長
〈田川〉 国際寮では、日本人学生と留学生が一緒に暮らしています。寮では、8人一組の「ユニット」に分かれて、キッチンなどを共用します。私は1年次に、韓国、ベルギーの留学生と一緒になりました。最初は、留学生が困っていても、どうやって説明すればいいか「言葉の壁」に悩みました。ある時、先輩の提案で、それぞれの国の料理を詰めてお弁当を作り、お花見をしたんです。それがきっかけで、すごく仲良くなりました。創立者が言われる“文化・芸術の交流が、差異を超えて人々を結ぶ”ことを実感しました。語学を学ぶモチベーションにもつながり、英語のほか、韓国語や中国語の勉強も始めました。
〈田川〉 国際寮では、日本人学生と留学生が一緒に暮らしています。寮では、8人一組の「ユニット」に分かれて、キッチンなどを共用します。私は1年次に、韓国、ベルギーの留学生と一緒になりました。最初は、留学生が困っていても、どうやって説明すればいいか「言葉の壁」に悩みました。ある時、先輩の提案で、それぞれの国の料理を詰めてお弁当を作り、お花見をしたんです。それがきっかけで、すごく仲良くなりました。創立者が言われる“文化・芸術の交流が、差異を超えて人々を結ぶ”ことを実感しました。語学を学ぶモチベーションにもつながり、英語のほか、韓国語や中国語の勉強も始めました。
外国人留学生と日本人学生が共同生活をする女子の万葉国際寮
外国人留学生と日本人学生が共同生活をする女子の万葉国際寮
〈ヤップ〉 日本のお風呂は最高の交流の場ですね。友達から初めて寮内の大浴場に誘われた時は、恥ずかしくて行けなかったんですけど、勇気を出して行ってみると、とても気持ち良くて。リラックスできるし、友達もたくさんできるし。その後、週5回のペースで通いましたね(笑い)。
〈永田〉 勉強やクラブ、行事の実行委員など、学内で頑張っている人が多く、日々、触発を受けています。
〈内〉 私も寮の友人の影響で、積極的に挑戦する姿勢が身に付きました。また、親元を離れ、家事の大変さを知るにつれ家族に対する感謝の思いが増しました。いつも支えてくださる寮の管理人さんにも感謝は尽きません。
〈井上〉 これまで私は、人に対して“壁”をつくりがちで、何かと一人で抱え込んでしまい、うまくいかないことも多くありました。でも、寮で頼れる仲間と出会えたことで、自分から助けを求め、協力して物事に取り組めるようになりました。
〈永田〉 寮では、創立の精神を学ぶ機会も多く、大学建設の要であると誇りに思っています。今、コロナ禍で、新たな挑戦が求められています。開学50周年から100周年へ、学生寮から、新たな創大・短大の伝統をつくっていきましょう!
ご感想をお寄せください news-kikaku@seikyo-np.jp
〈ヤップ〉 日本のお風呂は最高の交流の場ですね。友達から初めて寮内の大浴場に誘われた時は、恥ずかしくて行けなかったんですけど、勇気を出して行ってみると、とても気持ち良くて。リラックスできるし、友達もたくさんできるし。その後、週5回のペースで通いましたね(笑い)。
〈永田〉 勉強やクラブ、行事の実行委員など、学内で頑張っている人が多く、日々、触発を受けています。
〈内〉 私も寮の友人の影響で、積極的に挑戦する姿勢が身に付きました。また、親元を離れ、家事の大変さを知るにつれ家族に対する感謝の思いが増しました。いつも支えてくださる寮の管理人さんにも感謝は尽きません。
〈井上〉 これまで私は、人に対して“壁”をつくりがちで、何かと一人で抱え込んでしまい、うまくいかないことも多くありました。でも、寮で頼れる仲間と出会えたことで、自分から助けを求め、協力して物事に取り組めるようになりました。
〈永田〉 寮では、創立の精神を学ぶ機会も多く、大学建設の要であると誇りに思っています。今、コロナ禍で、新たな挑戦が求められています。開学50周年から100周年へ、学生寮から、新たな創大・短大の伝統をつくっていきましょう!
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