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人間力を鍛える多彩なクラブ――創価大学は100以上の団体 短大は25団体 2021年1月16日

  • 〈創大・短大マガジン〉

 創価大学・創価女子短期大学(東京・八王子市)の魅力に迫る本企画。今回は、人間力を鍛えるクラブ活動について、学生の代表と職員に語り合ってもらった。

感染防止に留意しながら語り合う(創価大学の学生センターで。撮影は5日)
感染防止に留意しながら語り合う(創価大学の学生センターで。撮影は5日)

 〈髙山〉 お正月の駅伝はすごかったですね!
 
 〈森〉 創大の往路優勝、総合2位の力走に感動しました。
 
 〈渡部〉 多くの現役生・卒業生が勇気と希望をもらったと思います。
 
 〈髙山〉 創大・短大には、他にもたくさんのクラブ団体があります。今回は、クラブ活動をサポートする創大の「学友会」、短大の「クラブ連合会運営委員会」から学生の代表に来てもらいました。創大・短大のクラブの魅力について、語り合っていきたいと思います。
 
 〈大谷〉 創大や短大受験を考えている中高校生にも、ぜひ知ってもらいたいですね!

生涯の友情

 〈髙山〉 まずは、皆さんが所属していたクラブや、入部動機を教えてください。
 
 〈香田〉 僕は「滝山太鼓」という和太鼓のクラブに所属していました。とにかく先輩たちの“熱量”がものすごくて、ここなら自分も成長できると確信して入部しました。留学生もいて、世界各地に友達ができました。

香田徹さん(法学部4年)
香田徹さん(法学部4年)

 〈髙山〉 日本文化を学べるクラブは、留学生にも人気ですね。
 
 〈渡部〉 私も、尊敬できる先輩に出会い、チアリーディング部「パンサーズ」に入りました。実は小学校の教員を目指す上で、苦手なマット運動を克服したいというのも動機の一つでした。倒立や側転もできるようになり、自信が持てました。
 
 〈大谷〉 私は、「アニマル・ブレークスルー・チーム(ABT)」という部活で活動していました。虐待や殺処分など、動物に関する社会問題を研究し、人と動物が共生できる社会を目指す団体です。展示活動の他にも、ボランティアとして動物保護団体のNPOの手伝いで犬や猫の世話をしたり、飼い主を探す譲渡会のスタッフなどをやりました。動物が好きだったことと、先輩たちの温かな雰囲気に引かれて入りました。

森奈々絵さん(創価女子短大2年)
森奈々絵さん(創価女子短大2年)

 〈森〉 私は、短大の「マーキュリー・オブ・ピース部」というバトンやフラッグを使ったチアリーディングチームに所属していました。初めは勉強との両立が不安で挑戦するか迷っていたのですが、体験入部した時に体を動かす楽しさや周囲の人の優しさを感じ、やってみようと決意しました。クラブ活動をすることで、勉強にも集中して臨めるようになりました。
 
 〈髙山〉 短大生は“2年間で4年分に匹敵する学びを”との思いで授業以外にも、資格試験の勉強や課外活動、就職活動など多くのことに挑戦していますね。
 
 〈森〉 大変だからこそ成長できると感じます。アルバイトを二つ掛け持ちしながらも部活の中核を務めたメンバーや、片道2時間かけて通学しながらダンスの振り付けを考えてくれたメンバーもいました。そうした仲間の存在が大きな励みになりました。私も、MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)やビジネス文書技能検定3級など三つの資格を取りました。
 
 〈香田〉 先輩・後輩・仲間との絆は、クラブの大きな魅力だと思います。
 
 〈髙山〉 特に本年度はコロナ禍で孤独を感じやすい中、クラブに所属している学生は、先輩や同期の励ましで頑張れたという人が多いですね。

就職に役立つ

 〈髙山〉 クラブ活動でどんなことを学びましたか。
 
 〈香田〉 70人の部員をまとめる中で、リーダーシップを養えたと感じます。人の悩みを自分の事として受け止められるようになりました。

大谷秀美さん(法学部4年)
大谷秀美さん(法学部4年)

 〈大谷〉 私は、前例にとらわれないチャレンジ精神です。2年生で副部長をしていた時、より多くの方に知ってもらおうと、従来の活動の在り方を見直しました。他のクラブ団体のシンポジウムに参加したり、展示の見せ方を工夫したり、日頃のミーティングも改善しました。目標を定め、自由につくり上げていけるのは、大学のクラブの醍醐味でもあると思います。「学友会」の先輩が何でも相談に乗ってくれて、とても助かりました。
 
 〈森〉 私は以前、人前で自分の意見を素直に言えず、場の空気に合わせてしまうところがありましたが、多くの人の前でもありのままの思いを語れるようになりました。
 
 〈渡部〉 アクロバティックな動きの多いチアリーディングは、危険と隣り合わせのスポーツです。いざというときの冷静な判断力と迅速な行動は、将来、教員になった時に生きてくると思います。また、曲を編集する技術やダンスも、学校現場で発揮したいですね。
 
 〈大谷〉 部活での経験は、進路や就職を考える上でも役に立ちますよね。私の場合、動物の殺処分の問題を考える展示を企画した際、観賞者から「保健所から犬を引き取ろうと思います」と感想が寄せられたことがうれしくて、“自分がつくったもので人の心を動かす仕事”ができる業界を探し、内定を得ました。
 
 〈森〉 私も面接試験で、“苦難に直面したらどうしますか”と聞かれ、部活での経験談を話しました。

指針を体現
髙山和紀さん(学生課職員)
髙山和紀さん(学生課職員)

 〈髙山〉 創大の「学友会」、短大の「クラブ連合会運営委員会」は、備品の貸し出しや施設利用者の調整などの事務的なサポートだけでなく、クラブ運営の相談に乗ったり、対話を通して創立の精神を学び合ったりと、人間的なつながりも魅力の一つです。
 
 〈渡部〉 学友会の先輩が練習だけでなく、大会の応援のために愛知や群馬まで来てくれたことがうれしかったです。
 
 〈香田〉 舞台のたびに、お菓子や手作りのしおりなど、心温まる激励を用意してくれたことが印象に残っています。
 
 〈髙山〉 創大・短大のクラブは、成果を出すこと以上に、学生の成長に重きを置いています。
 
 〈森〉 短大には、文化系と体育系合わせて25団体があり、「知性と福徳ゆたかな女性」「自己の信条をもち人間共和をめざす女性」「社会性と国際性に富む女性」との建学の指針を大切にしています。クラブは人格を磨く舞台です。指針に示された人に成長できるクラブにしようと、皆で語り合っています。
 
 〈香田〉 創大の学友会には「創大建設 何のため 勝利と平和と 皆の幸福のため」との指針があります。

渡部聡美さん(教育学部4年)
渡部聡美さん(教育学部4年)

 〈渡部〉 クラブは100以上あり、「体育会」「学術局」「文芸局」の三つに分かれています。私の所属する体育会では、指針の中の「勝利」について深めています。もちろん大会で結果を出す「勝利」も大事ですが、“人間としての勝利とは何か”“弱い自分に打ち勝つにはどうすればいいか”と問いながら、日々の練習に取り組んでいます。
 
 〈大谷〉 学術局は、各団体が「平和」について探究しています。スピーチコンテストや弁論大会を開催する語学系の研究会も多く、大使等が訪れることもあります。アフリカで使われるスワヒリ語のコンテストもあります。海外からの来賓を迎える際、各国語であいさつをしたり、歓迎の歌を披露したりしています。また、人権問題や国際問題、震災復興を考える団体もあります。
 
 〈香田〉 文芸局では、「幸福」とは何かを考えています。文化は心を豊かにします。滝山太鼓では、聞く人に勇気を送る演奏を心掛けてきました。「人のために」行動する生き方を学びました。
 
 〈大谷〉 この他にサークルもあり、農業、コスメ(化粧品)、ミュージカルなど多彩です。入学した人には、ぜひ一度、どんなクラブがあるのか見てもらいたいですね。きっと、興味のあるものが見つかると思います。

東京・八王子市にある創価大学のキャンパス。手前に、6階建ての総合体育館、人工芝が美しいビクトリーグラウンドなどが見える
東京・八王子市にある創価大学のキャンパス。手前に、6階建ての総合体育館、人工芝が美しいビクトリーグラウンドなどが見える

 以下からクラブ団体の詳細をご覧いただけます。
 
 ●創価大学のクラブ団体
 
 ●創価女子短期大学のクラブ団体

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