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「千鳥のクセスゴ!」特番復活! 「人は結局、人に興味がある」――総合演出・名城ラリータさん 〈インタビュー〉 2026年7月4日

 芸人たちが披露するネタを、VTRで視聴した千鳥がコメントするというスタイルで人気を集めたフジ系のバラエティー「千鳥のクセスゴ!」。約1年半ぶりに、きょう4日(土)午後9時から“特番”として復活する。同番組の総合演出を手がける名城ラリータさんに、番組の誕生秘話や制作に込めた思いなどを聞いた。

名城ラリータさん
名城ラリータさん
◆コロナ禍が生んだ新たな見せ方

 番組が始まったのは2020年。コロナ禍で観客を入れた収録が難しくなり、ネタ番組も大きな転換を迫られた。
 
 「VTRでネタを見せる以上、ただ流すだけでは熱量が下がるので、そこをプラスに変える何かが必要だと思いました」
 
 そこで名城さんが白羽の矢を立てたのが、千鳥のお二人だった。

司会の千鳥 ©フジテレビ
司会の千鳥 ©フジテレビ

 「何気ない表情や一言まで笑いに変えてくれる。芸人のネタと千鳥さんのコメントを掛け合わせれば、新しい楽しみ方ができると思ったんです」
 
 こうして誕生した独自のスタイルは、番組最大の武器となった。

◆「説明しない」から生まれる面白さ

 名城さんは、千鳥のお二人に、収録前に細かな説明をしないという。
 
 「僕のイメージ通りの進行、事前に決まった予定調和なやりとりは望んでませんでした(笑)」
 
 特に大悟さんには、企画の意図すらほとんど伝えないそうだ。そこには千鳥への信頼と、名城さん自身の番組制作に対する“流儀”があった。

ネタを披露するしずる ©フジテレビ
ネタを披露するしずる ©フジテレビ

 「僕自身が“一番前に座る視聴者”でいたい。“このネタを見て、何を言うんだろう”というワクワクを楽しみたいと思ったんです。それがきっと視聴者にも届くはずだと」

◆演者が一番輝く場所をつくる

 「笑っていいとも!」「SMAP×SMAP」「全力!脱力タイムズ」など、数々の人気番組に携わってきた名城さん。番組作りで一貫しているのは、「その人が最も面白く見える形を探すこと」だという。

出演するクセスゴシンガー・EIKOこと狩野英孝 ©フジテレビ
出演するクセスゴシンガー・EIKOこと狩野英孝 ©フジテレビ

 「僕がそばにいて作ることで、この人の持つポテンシャルをどれくらい引き出せるのかが、僕の使命だと思っています」

◆懐かしさと新しさを届ける

 今回の特番では、これまで番組を支えてきた人気ネタやおなじみの芸人たちに加え、新たに頭角を現した人も積極的に紹介する。
 
 「“こんなネタあったな”という懐かしさと、“こんな人がいるんだ”という発見の両方を楽しんでもらえたら」

インタビューに答える名城ラリータさん
インタビューに答える名城ラリータさん

 取材の中で特に印象的だったのは「AI(人工知能)が発達しても、人は結局、人に興味があると思う」という言葉。テレビを取り巻く環境が厳しい中でも、名城さんは“お笑いの力”を信じ続ける。この特番にも、そんな思いが込められている。

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