〈シネマ〉　松谷鷹也×鈴木京香ダブル主演「栄光のバックホーム」 〈シネマ〉　松谷鷹也×鈴木京香ダブル主演「栄光のバックホーム」 2025年11月27日

• 11月28日（金）から全国公開
• 11月28日（金）から全国公開

主人公・横田慎太郎役の松谷鷹也㊧と慎太郎の母親・まなみ役を演じる鈴木京香

主人公・横田慎太郎役の松谷鷹也㊧と慎太郎の母親・まなみ役を演じる鈴木京香

　2023年、28歳の若さでこの世を去った元阪神タイガースの外野手・横田慎太郎さん。11月28日（金）から全国公開の映画「栄光のバックホーム」では、脳腫瘍と闘い抜いた横田さんと、彼を支えた家族たちの実話を描く。過日行われた舞台あいさつでは、ダブル主演の松谷鷹也と鈴木京香、共演する高橋克典、前田拳太郎らが登場した。

　2023年、28歳の若さでこの世を去った元阪神タイガースの外野手・横田慎太郎さん。11月28日（金）から全国公開の映画「栄光のバックホーム」では、脳（のう）腫（しゅ）瘍（よう）と闘い抜いた横田さんと、彼を支えた家族たちの実話を描く。過日行われた舞台あいさつでは、ダブル主演の松谷鷹也と鈴木京香、共演する高橋克典、前田拳太郎らが登場した。

　上映後の静まった会場のあちこちで、すすり泣く姿が見られた――。新人俳優の松谷は、横田さんと同じく左投げ左打ちの元高校球児。本作の企画立ち上げ当初から取材を通して横田さんと交流を深め、本人から譲り受けたグラブで撮影に臨んだ。
　
　松谷は、「（横田）慎太郎さんと共に歩んできた4年間は宝物のような時間でした」と、涙ぐみながら当時を振り返った。横田さんの人柄を聞かれた際には、「どこか天然で抜けているんですけど、一つ一つ目標を立てて、一日一日を大切に生きている方」と、柔らかなまなざしで語った。
　
　横田さんの母親・まなみさんを演じるのは鈴木。オファーを受けた時の思いを、「私に務まるのだろうかと考えたこともあったのですが、慎太郎さんの清らかで一生懸命な生き方に感動して、ぜひ、やらせていただきたいと思いました」と明かした。
　
　13年にドラフト会議で指名された若き逸材の真骨頂は、全身で野球を楽しんでいるような全力プレー。グラウンドでファンに勇気を送ってきた横田さんは、闘病中も“夢を持つことが病に勝ることを証明したい”と命を振り絞り、周囲に生きる力を与え続けた。彼の情熱によって起こる奇跡の数々、一人の青年の希望を見守ってきた仲間たちの絆に、目頭が熱くなる。

　上映後の静まった会場のあちこちで、すすり泣く姿が見られた――。新人俳優の松谷は、横田さんと同じく左投げ左打ちの元高校球児。本作の企画立ち上げ当初から取材を通して横田さんと交流を深め、本人から譲（ゆず）り受けたグラブで撮影に臨んだ。
　
　松谷は、「（横田）慎太郎さんと共に歩んできた4年間は宝物のような時間でした」と、涙ぐみながら当時を振り返った。横田さんの人柄を聞かれた際には、「どこか天然で抜けているんですけど、一つ一つ目標を立てて、一日一日を大切に生きている方」と、柔らかなまなざしで語った。
　
　横田さんの母親・まなみさんを演じるのは鈴木。オファーを受けた時の思いを、「私に務まるのだろうかと考えたこともあったのですが、慎太郎さんの清らかで一生懸命な生き方に感動して、ぜひ、やらせていただきたいと思いました」と明かした。
　
　13年にドラフト会議で指名された若き逸（いつ）材（ざい）の真（しん）骨（こっ）頂（ちょう）は、全身で野球を楽しんでいるような全力プレー。グラウンドでファンに勇気を送ってきた横田さんは、闘病中も“夢を持つことが病に勝ることを証明したい”と命を振り絞り、周囲に生きる力を与え続けた。彼の情熱によって起こる奇跡の数々、一人の青年の希望を見守ってきた仲間たちの絆（きずな）に、目頭が熱くなる。

舞台あいさつに出席したキャストら

舞台あいさつに出席したキャストら

　最後に、松谷は集まったファンへ感謝を述べるとともに、「一人でも多くの方に慎太郎さんのことを知っていただきたいので、皆さんの力を貸してください」と訴え、会見を締めた。
　
　横田さんは生前、話していた。“たくさんの方に支えられた分、少しでも苦しい思いをされている人の力になりたい”と。彼の思いは、作品を見た人の心の中で生き続けていくだろう。

　最後に、松谷は集まったファンへ感謝を述（の）べるとともに、「一人でも多くの方に慎太郎さんのことを知っていただきたいので、皆さんの力を貸してください」と訴（うった）え、会見を締めた。
　
　横田さんは生前、話していた。“たくさんの方に支えられた分、少しでも苦しい思いをされている人の力になりたい”と。彼の思いは、作品を見た人の心の中で生き続けていくだろう。

　念願のプロ入りを果たした18歳の慎太郎（松谷）は、持ち前の負けん気と、誰からも愛される人間性で充実した野球人生を歩んでいた。しかし、21歳の時、脳腫瘍との診断を受ける――。
　
　過酷な治療に挑み、彼はグラウンドに戻ってくるも、後遺症は目に現れた。野球が思い切りできないもどかしさが、彼を苦しめる。葛藤の日々の中で、迎えた引退試合。慎太郎が見せた“奇跡のバックホーム”は、人々に驚きと感動を与えた。だが、奇跡のドラマは、その後も続いていく……。
　
　公式ホームページはこちら

　念願のプロ入りを果たした18歳の慎太郎（松谷）は、持ち前の負けん気と、誰からも愛される人間性で充実した野球人生を歩んでいた。しかし、21歳の時、脳腫瘍との診断を受ける――。
　
　過（か）酷（こく）な治療に挑み、彼はグラウンドに戻ってくるも、後遺症は目に現れた。野球が思い切りできないもどかしさが、彼を苦しめる。葛（かっ）藤（とう）の日々の中で、迎えた引退試合。慎太郎が見せた“奇跡のバックホーム”は、人々に驚きと感動を与えた。だが、奇跡のドラマは、その後も続いていく……。
　
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