本年10月、カナダSGIは池田先生の初訪問65周年を迎えた。訪問時の先生の真心の振る舞いに感動し、入会した“一人”の女性から始まったカナダ広布の流れは、65年の時を経て1万2000人の陣列という大河に。中でも青年部は、10・12「カナダSGIの日」を目指し、対話拡大の先頭に立って、創価の人間主義への共感を社会に広げてきた。カナダの青年部リーダーに、その活動の様子を聞いた。
本年10月、カナダSGIは池田先生の初訪問65周年を迎えた。訪問時の先生の真心の振る舞いに感動し、入会した“一人”の女性から始まったカナダ広布の流れは、65年の時を経て1万2000人の陣列という大河に。中でも青年部は、10・12「カナダSGIの日」を目指し、対話拡大の先頭に立って、創価の人間主義への共感を社会に広げてきた。カナダの青年部リーダーに、その活動の様子を聞いた。
ライアン・ブラウワー 青年部長
ライアン・ブラウワー 青年部長
“一対一”の対話を大切に 着実に2万の連帯築く
“一対一”の対話を大切に 着実に2万の連帯築く
池田先生の初訪問から65年という節目に向け、本年、カナダSGIでは「希望の太陽に」をテーマに対話キャンペーンを展開してきました。これは、池田先生の“一対一で、人間味のある励ましを”との指導から着想を得たものです。
カナダでは、コロナ禍の影響を受けて対面での活動が大きく制限され、その余波が長く続きました。状況を打破するため、まずは“一対一”で、“心と心”で、希望を送る抜苦与楽の対話に挑戦していこうと決めたのです。
対面での対話運動を進める中で、1月から「3・16」記念の青年部総会までに800件の対話数を記録。カナダ各地で開催した同総会に約1000人が参加し、このうち200人以上が友人でした。やはり、直接会って語り合うことには何にも代えがたい喜びがあり、その波動が共感を広げていると実感します。
一方、課題もあります。多文化共生が進むカナダでは、世界中から多彩な人材が集い、SGIの組織でも大きな力を発揮しますが、言語や文化の壁から、一つの取り組みを実行するのに長い時間がかかります。
そういう状況にあって、常に心に刻んでいるのは、「カナダはカナダらしく」との池田先生の励ましです。長期的な視点で、かつ明確に目標を定め、着実に前進することを忘れないようにしています。さらに、多文化社会の中で青年が団結するために、リーダー自身が率先して皆の話を聞き、人間革命に挑むことが必要不可欠です。
2030年へ、目標はカナダに2万人の連帯を築くことです。
心から信頼するマイ(女子部長)とアレックス(男子部長)と共に、ナイアガラの滝のごとく、たゆみなく、怒濤の前進を続けます!
池田先生の初訪問から65年という節目に向け、本年、カナダSGIでは「希望の太陽に」をテーマに対話キャンペーンを展開してきました。これは、池田先生の“一対一で、人間味のある励ましを”との指導から着想を得たものです。
カナダでは、コロナ禍の影響を受けて対面での活動が大きく制限され、その余波が長く続きました。状況を打破するため、まずは“一対一”で、“心と心”で、希望を送る抜苦与楽の対話に挑戦していこうと決めたのです。
対面での対話運動を進める中で、1月から「3・16」記念の青年部総会までに800件の対話数を記録。カナダ各地で開催した同総会に約1000人が参加し、このうち200人以上が友人でした。やはり、直接会って語り合うことには何にも代えがたい喜びがあり、その波動が共感を広げていると実感します。
一方、課題もあります。多文化共生が進むカナダでは、世界中から多彩な人材が集い、SGIの組織でも大きな力を発揮しますが、言語や文化の壁から、一つの取り組みを実行するのに長い時間がかかります。
そういう状況にあって、常に心に刻んでいるのは、「カナダはカナダらしく」との池田先生の励ましです。長期的な視点で、かつ明確に目標を定め、着実に前進することを忘れないようにしています。さらに、多文化社会の中で青年が団結するために、リーダー自身が率先して皆の話を聞き、人間革命に挑むことが必要不可欠です。
2030年へ、目標はカナダに2万人の連帯を築くことです。
心から信頼するマイ(女子部長)とアレックス(男子部長)と共に、ナイアガラの滝のごとく、たゆみなく、怒濤の前進を続けます!
マイ・オオグシ 女子部長
マイ・オオグシ 女子部長
御書根本の前進で 笑顔と幸福の花園を!
御書根本の前進で 笑顔と幸福の花園を!
女子部では、7月から池田先生の初訪問65周年となる10月を目指し、御書の研さんに力を入れてきました。教材としているのは、『世界一の生命哲学を学ぶ――池田華陽会御書30編 要文100選』。読破するにはかなりの量ですが、たくさんの女子部員がチャレンジしてくれました。研さんを進めていくと、日蓮大聖人の精神と先生の心に何度も触れるため、皆が歓喜にあふれて挑戦しています。
7、8月にはリーダーを対象に研修会を実施しました。私も、バンクーバー、カルガリー、オタワとカナダ各地を飛行機で巡り、参加しました。どの会場も、後継のリーダーを育成する工夫に満ちていました。参加者による研さん内容の発表や、ディスカッション、質疑応答など、さまざまな角度で師弟不二や異体同心の精神を学びました。
御書根本、教学根本の前進の中で、勝利の実証を示すメンバーも数多く生まれました。
カナダ中部のウィニペグに住む友は、2018年に御本尊を受持。信仰の歓喜のままに、教学研さんと対話拡大に挑んできました。
彼女の夢は、地元の人々の憩いの場となるようなパン屋を開業することでした。“池田先生の初訪問65周年の佳節に向けて、この夢を必ずかなえる”――この決意で、自身の殻を破る戦いに挑戦。一昨年3月には、夫が入会することができました。
そして努力の末、9月30日、念願のパン屋の開業が決定しました。くしくもこの日は7年前、彼女が御本尊を受けた日でした。彼女のお店は、学会創立95周年となる「11・18」にオープンする予定です。
池田先生の精神を継承し、カナダ中に笑顔と幸福の花園を広げます。
女子部では、7月から池田先生の初訪問65周年となる10月を目指し、御書の研さんに力を入れてきました。教材としているのは、『世界一の生命哲学を学ぶ――池田華陽会御書30編 要文100選』。読破するにはかなりの量ですが、たくさんの女子部員がチャレンジしてくれました。研さんを進めていくと、日蓮大聖人の精神と先生の心に何度も触れるため、皆が歓喜にあふれて挑戦しています。
7、8月にはリーダーを対象に研修会を実施しました。私も、バンクーバー、カルガリー、オタワとカナダ各地を飛行機で巡り、参加しました。どの会場も、後継のリーダーを育成する工夫に満ちていました。参加者による研さん内容の発表や、ディスカッション、質疑応答など、さまざまな角度で師弟不二や異体同心の精神を学びました。
御書根本、教学根本の前進の中で、勝利の実証を示すメンバーも数多く生まれました。
カナダ中部のウィニペグに住む友は、2018年に御本尊を受持。信仰の歓喜のままに、教学研さんと対話拡大に挑んできました。
彼女の夢は、地元の人々の憩いの場となるようなパン屋を開業することでした。“池田先生の初訪問65周年の佳節に向けて、この夢を必ずかなえる”――この決意で、自身の殻を破る戦いに挑戦。一昨年3月には、夫が入会することができました。
そして努力の末、9月30日、念願のパン屋の開業が決定しました。くしくもこの日は7年前、彼女が御本尊を受けた日でした。彼女のお店は、学会創立95周年となる「11・18」にオープンする予定です。
池田先生の精神を継承し、カナダ中に笑顔と幸福の花園を広げます。
アレックス・ミアーズ 男子部長
アレックス・ミアーズ 男子部長
“つながる”ことが第一歩 励ましが生んだドラマ
“つながる”ことが第一歩 励ましが生んだドラマ
男子部は7、8月にカナダ各地で研修会を開催しました。注力したことは、男子部員同士を“つなげる”ことです。
研修会では、教学研さんや質問会をしましたが、スポーツなどのレクリエーションも積極的に行いました。私が参加したバンクーバーの集いは、一日かけて会館近くの広場で行われ、サッカーをしたりテレビゲームをしたりと、研修会とは思えないようなひとときも(笑)。しかし、そうして男子部員同士が対面でつながることで、また「会いたい」と思えるようになり、家庭訪問への機運が高まりました。
家庭訪問の活発化により、多くの信心のドラマが生まれました。
インド出身のある友は深刻なうつの症状に悩み、信心にも疑いを抱きかけていました。しかし、同志の激励を受けて奮起。インドに住み、同じうつ症状に悩む母親のもとへ戻り、信心の歓喜を語りました。わが子の変化を目の当たりにした彼女も唱題に励むように。その後、2人とも自然と症状が良くなり、今では親子で唱題をするようになりました。
困難を乗り越え、夢をかなえた友もいます。消防士の夢を追っていたある友は、必要な資格の勉強を重ねながら、創価班の活動や家庭訪問にも一歩も引かずに挑戦しました。骨の難病や、皮膚がんといった病にも見舞われましたが、“今こそ人間革命の機会”と捉え、学会活動に走る中で完治。約3年にわたる就職活動の末、ついに今年、トロント市の消防士として就業内定を勝ち取ったのです。
これからも温かな励ましの輪を広げ、堅固な師弟不二の団結を築きます!
男子部は7、8月にカナダ各地で研修会を開催しました。注力したことは、男子部員同士を“つなげる”ことです。
研修会では、教学研さんや質問会をしましたが、スポーツなどのレクリエーションも積極的に行いました。私が参加したバンクーバーの集いは、一日かけて会館近くの広場で行われ、サッカーをしたりテレビゲームをしたりと、研修会とは思えないようなひとときも(笑)。しかし、そうして男子部員同士が対面でつながることで、また「会いたい」と思えるようになり、家庭訪問への機運が高まりました。
家庭訪問の活発化により、多くの信心のドラマが生まれました。
インド出身のある友は深刻なうつの症状に悩み、信心にも疑いを抱きかけていました。しかし、同志の激励を受けて奮起。インドに住み、同じうつ症状に悩む母親のもとへ戻り、信心の歓喜を語りました。わが子の変化を目の当たりにした彼女も唱題に励むように。その後、2人とも自然と症状が良くなり、今では親子で唱題をするようになりました。
困難を乗り越え、夢をかなえた友もいます。消防士の夢を追っていたある友は、必要な資格の勉強を重ねながら、創価班の活動や家庭訪問にも一歩も引かずに挑戦しました。骨の難病や、皮膚がんといった病にも見舞われましたが、“今こそ人間革命の機会”と捉え、学会活動に走る中で完治。約3年にわたる就職活動の末、ついに今年、トロント市の消防士として就業内定を勝ち取ったのです。
これからも温かな励ましの輪を広げ、堅固な師弟不二の団結を築きます!