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〈ニュース大賞〉 記録更新し続ける“屋台骨” 2023年12月23日

  • Z世代の学生記者が選ぶニュース大賞
バイエルン・ミュンヘン戦の後半、プレーするフランクフルトの長谷部(中央)=フランクフルト(共同)
バイエルン・ミュンヘン戦の後半、プレーするフランクフルトの長谷部(中央)=フランクフルト(共同)

 ドイツのサッカー・ブンデスリーガ(1部リーグ)、アイントラハト・フランクフルトに所属する長谷部誠選手は12月9日、バイエルン・ミュンヘンとのホーム戦に途中出場。フランクフルトでのブンデスリーガ通算出場数を「230」に伸ばし、外国籍選手としてクラブ歴代最多出場記録という偉業を成し遂げました。

 なぜ彼は、ここまで偉大なキャリアを積み上げることができたのでしょうか。

 いくつかある中で、私が心から“そうだ!”と思うのは、地元紙の記者が“他に類を見ないレベルにあり、ピッチの内外でまとめあげる力がある”と絶賛していた、彼の類いまれなリーダーシップです。

 これまで私は、彼がゲーム中の味方へのこまやかな声かけや心配りでチームに貢献する瞬間を何度も目にしてきました。

 大学のサークルやゼミの代表を務める私も、日頃からメンバーへの声かけなどを大切にしています。しかし、それは簡単なようで、実は難しいことだと実感しています。

 それを彼は、日本ではない外国の1部リーグで自然にやってのけている。偉大なキャリアも、日常の振る舞いの積み上げでしかないように思います。

 彼は今年、インタビューの中で「日々の練習にも競争がある中でサッカーができることに、やっぱり非常に喜びを感じている。この喜びを来シーズンも感じていたい」と語っていました。

 自分自身が感じている素直な“喜び”や“楽しさ”――そういった純粋な心を大切にしながら、リーダーシップをいかんなく発揮し、クラブの屋台骨としての記録を更新し続けてほしいです。(ツクシ)


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認定NPO法人フローレンス会長。2004年にNPO法人フローレンスを設立し、社会課題解決のため、病児保育、保育園、障害児保育、こども宅食、赤ちゃん縁組など数々の福祉・支援事業を運営。厚生労働省「イクメンプロジェクト」推進委員会座長

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