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〈時事解説〉 カンヌ映画祭で日本人が受賞 2023年7月10日

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カンヌ国際映画祭で男優賞を獲得した役所広司さん(中央右)ら=5月27日、フランス・カンヌ(ロイター=共同)
カンヌ国際映画祭で男優賞を獲得した役所広司さん(中央右)ら=5月27日、フランス・カンヌ(ロイター=共同)

 今年5月、第76回カンヌ国際映画祭が開催され、日本人が多くの賞を獲得しました。是枝裕和監督の映画「怪物」はクィア・パルム賞を、同作品の脚本を担当した坂元裕二さんは最優秀脚本賞を受賞。また映画「PERFECT DAYS」から、俳優の役所広司さんが最優秀男優賞に輝きました。

 今回、「怪物」が選ばれたクィア・パルム賞は2010年から新設された独立賞で、LGBTQなど性的少数者をテーマに扱った作品に与えられます。同賞を日本映画が受賞するのは初であり、審査員は満場一致で授賞を決定したそうです。

 映画「怪物」は「男の子」という世間に期待される姿に適合できない2人の少年が登場するなど、「子どものセクシャルマイノリティー」がひとつのテーマとなっています。

 私が通う大学では毎年「ミスコン・ミスターコン」が開催されています。近年はジェンダー的な観点から廃止すべきとの声もありました。しかし、現在は性別に関わらずどちらのコンテストにも応募できるようになっています。

 このように、身近なところでも社会は変化を始めています。

 多様性を尊重する時代をつくるため、映画「怪物」をはじめ、ジェンダー観やLGBTQについて学び深めていきたいと思います。(タグッチャン)
 
 
 
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認定NPO法人フローレンス会長。2004年にNPO法人フローレンスを設立し、社会課題解決のため、病児保育、保育園、障害児保育、こども宅食、赤ちゃん縁組など数々の福祉・支援事業を運営。厚生労働省「イクメンプロジェクト」推進委員会座長

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