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現役生が語る――受験生へのエール㊦ 2022年12月22日

  • 【創大・短大マガジン】

  
 今回の「創大・短大マガジン」は、「現役生が語る――受験生へのエール㊦」(㊤は15日付に掲載)。創価大学では一般選抜入試の出願受け付けが開始された。自分に負けず、未来の可能性を開こうと、大切な一日一日を送る受験生に、現役学生の先輩たちが励ましの声を寄せてくれた。
  
  

◆人生を変える挑戦の日々を
花本大地さん(文学部4年)

  
 第1志望だった国立大学の入試。まったく手応えがなく、結果発表を待たずして不合格と分かる状況でした。
  
 気落ちして、うつむく私の目に飛び込んできたのは、自宅のテーブルに置かれた聖教新聞の記事でした。
  
 「創価大学2019年度入試 センター試験利用(後期)出願受け付け中」
  
 進路の選択肢になかった創大でしたが、「何か意味があるかもしれない」と思い受験。私が、創大・文学部に合格すると、両親や周囲の人が、とても喜んでくれました。その後、別の国立大学にも合格しましたが、私は創大への進学を決めました。
  
 第1志望ではなかったため、どこか後ろめたい気持ちで迎えた創大入学式。私の心は百八十度変わりました。
  
 初めて訪れた広く美しいキャンパス、先輩たちの優しい振る舞い、真心こもる手作りの記念品。すべてが温かく、私の心を晴らしてくれました。
  
 創立者・池田先生が入学式に寄せてくださったメッセージには、「『新時代』とは、受け身で待つものでもなければ、流されるものでもない。若人こそが先駆して、自らの学びの努力で切り開いていくもの」とありました。
  
 私は、大学時代のテーマを「挑戦」と定め、学生生活をスタート。
  
 1年生の春休みには、海外短期研修でインドへ。厳しい格差の現実を前に、自身の無力さを感じ、「もっと実力を付けよう」と奮起しました。英語力の向上に挑む中、TOEICのスコアを入学時から360点伸ばし、語学力の優れた学生に贈られるシュリーマン賞を受けることもできました。
  

学友会の局員と打ち合わせをする花本さん(左から2人目)
学友会の局員と打ち合わせをする花本さん(左から2人目)

  
 創大の各種行事にも積極的に携わり、入学式実行委員長、創大祭副実行委員長を務めたほか、学生寮では後輩のサポートに力を注ぎました。
  
 忙しい日々の中でも、学業との両立に挑み、六つのセメスター(学期)で成績優秀者に認定されました。迎えた就職活動では、創大での「挑戦」の歴史を堂々と語り、業界をけん引する大手印刷会社から内定をもらいました。
  
 現在は、クラブ団体をサポートする学友会の運営委員長として、同期や後輩と、創大に学べる感謝を語り合いながら、充実の日々を過ごしています。
  
 私にとって、創大入学が、人生を大きく変える転機になりました。受験生の皆さんも、今の挑戦が人生の原点となるよう、心から祈っています。
  
  

◆“なりたい自分”を実現できる場所
那須野晴菜さん(経済学部4年)

   
 福岡市早良区出身の私が、遠く離れた東京の創価大学に進学できたのは、両親や祖父母、地域の方々の応援があったからです。
  
 幼い頃、発展途上国の状況を伝える展示会に、家族で訪れる機会があり、将来は貧困や飢餓で苦しむ人の力になりたいと思うようになりました。
  
 高校で進路選択の時期になり、さまざまな大学の資料を見ましたが、国際性豊かで、平和創出の理念を掲げる創大への憧れが強くなりました。
  
 経済的な心配もありましたが、家族が「創大に行きたいなら全力で応援するよ」と、背中を押してくれました。
  
 懸命に勉強し、経済学部に合格。1、2年生では英語で専門科目を学ぶ「インターナショナルプログラム(IP)」に参加しました。いわゆる“受験英語”は、ある程度できたものの、会話やコミュニケーションなどの実践的な英語力が足りず、授業中、冷や汗をかくことも。そんな時、グローバル企業で活躍する卒業生から伺った「泥臭い努力をしないと、つかみ取れないものがある」との言葉に奮起し、負けじ魂を燃やして勉強しました。
  
 3年生ではインドの大学に留学予定でしたが、コロナ禍で中止に。そこで、留学生と共に英語で専門科目を学ぶ「SUCCEED」という経済学部のプログラムを受講。日本にいながら留学したような経験が積めました。
  

青春の思い出を共に刻んだ留学生と語らいを弾ませる那須野さん(左から2人目)
青春の思い出を共に刻んだ留学生と語らいを弾ませる那須野さん(左から2人目)

   
 ゼミでは環境経済学、開発経済学を専攻し、持続可能な開発について、実践的に学びました。充実の学習環境に加え、高い志で学ぶ仲間に出会い、各国への留学体験や将来について語り合ったことも財産となっています。
  
 今年は、フィリピンでの海外短期研修に参加。創大祭では「留学生喫茶」のスタッフとして、秋に入学したばかりの留学生らと英語でコミュニケーションを取りながら、模擬店の看板作りや、イベントで披露するダンスの指導を担当しました。
  
 私は創大で、世界の人々とつながることができました。春からは、内定をいただいた外資系コンサルティング企業に勤めますが、創大で磨いた国際性を武器に、経済の視点から世界の課題解決に取り組めるよう努力します。
  
 創大は、“なりたい自分が見つかる”、そして“なりたい自分になれる”場所です。多くの受験生が可能性を開けるよう願っています。
  
  

◆苦労したことは 必ず誰かの希望に
吉野遼さん(法学部4年)

   
 苦労したことは、必ず誰かの希望になる――受験生に贈りたい、創大生活を通して得た実感です。
  
 創大・法学部に入学した私は、1年生の冬、所属していた国際連合研究会の海外研修で、アメリカを訪問。ニューヨークの国連本部で元国連事務次長のアンワルル・チョウドリ博士と懇談する機会を持つことができました。
  
 予定時間を大幅に超えて、学生の声に耳を傾ける博士の姿から、創立者・池田先生が結ばれた絆の強さと、創大生への期待の大きさを実感。「グローバルリーダーとは?」との学生の質問に、博士が答えた「グローバルアクティビスト(行動者)であること」との言葉は、自らの学生生活における大きな指針となっています。
  
 法学部の授業やゼミだけでなく、キャリアセンター主催の課外講座「GLC(グローバルリーダーカレッジ)」などにも積極的に参加しました。
  
 また、インターンシップ(就業体験)では、「子どもの貧困」の解決を目指すNPO法人の事業に参加。海外にルーツを持つ子どもへの支援に携わりました。一人に寄り添い、励ましを送る中で、子どもたちも少しずつ心を開いてくれ、NPOの職員からも感謝の言葉をいただきました。
  
 そんな充実した私の創大生活で、最も大きな壁となって立ちはだかったのは就職活動でした。
  
 自身の適性を検討した上で、業界を絞ってエントリーするも、ことごとく不採用に。次第に取り残されていく感覚や、自身の可能性を信じられない状況に陥っていきました。そんな私に勇気をくれたのが、就活を乗り越えてきた先輩であり、一緒に奮闘してきた仲間でした。孤独な戦いだった就活に対して、感謝の思いで臨めるようになった時、世界シェアトップ10に入る自動車シートメーカーから内定をいただくことができました。
  

RSS(リクルートサポートスタッフ)のミーティングで、吉野さん(左から2人目)らが就活イベントについて意見を交わす
RSS(リクルートサポートスタッフ)のミーティングで、吉野さん(左から2人目)らが就活イベントについて意見を交わす

   
 “苦しい体験”をしたからこそ、皆に“希望”を送れるのではないかと考え、後輩の就職活動を支援するリクルートサポートスタッフ(RSS)に志願。現在、責任者として、一人一人と懇談しながら、後輩と共に挑戦の日々を送っています。
  
 受験勉強は悩みの連続だと思います。しかし、その労苦は必ず人生の価値に変わります。そこに向かって頑張る受験生に全力でエールを送ります。
  
  
  

◆入試情報

2023年度入試の出願受け付けの日程は、次の通り。
         ◇
 【創価大学】
 大学入学共通テスト利用入試(前期)〈受け付け中〉=23年1月13日(金)まで。
 全学統一入試・一般入試〈受け付け中〉=23年1月17日(火)まで。
 大学入学共通テスト利用入試(後期)=23年2月28日(火)から3月10日(金)まで。
 【創価女子短期大学】
 一般入試=23年1月4日(水)から18日(水)まで。
 ※全て締め切り日消印有効。入試の詳細は、創大・短大のホームページを参照してください。
         ◇
 問い合わせは「創大アドミッションズセンター」〈042(691)4617〉、「創価女子短大入試事務室」〈042(691)9480〉まで。
 ※創大「PASCAL入試」「公募推薦入試」、短大「自己推薦入試」「同窓生(子女を含む)推薦入試」「公募推薦入試」の出願受け付けは終了しました。
 
 

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