〈BOSAI(防災)アクション――東北大学災害研の知見〉第8回 森口周二准教授に聞く「激甚化する豪雨災害」
〈BOSAI(防災)アクション――東北大学災害研の知見〉第8回 森口周二准教授に聞く「激甚化する豪雨災害」
2025年7月25日
- 被害を広げる要因は避難率の低さ
- もし被災地にいたらと想像力を働かせて「自助」「共助」の意識を
- 被害を広げる要因は避難率の低さ
- もし被災地にいたらと想像力を働かせて「自助」「共助」の意識を
災害の経験や教訓を踏まえながら、今、求められる災害への備えや心構えについて学ぶ「BOSAI(防災)アクション――東北大学災害研の知見」。今回のテーマは「激甚化する豪雨災害」。土砂流動、落石、雪崩などの斜面災害を対象に、シミュレーションを活用した被害予測や、数値解析に基づく防護設備の最適な配置等を研究し、災害に強いまちづくりを目指す東北大学災害科学国際研究所(災害研)の森口周二准教授の知見を紹介する。あわせて、5年前の「令和2年7月豪雨」で被災した熊本・球磨村で、地域貢献に取り組む同志の姿を追った。(記事=水呉裕一)
災害の経験や教訓を踏まえながら、今、求められる災害への備えや心構えについて学ぶ「BOSAI(防災)アクション――東北大学災害研の知見」。今回のテーマは「激甚化する豪雨災害」。土砂流動、落石、雪崩などの斜面災害を対象に、シミュレーションを活用した被害予測や、数値解析に基づく防護設備の最適な配置等を研究し、災害に強いまちづくりを目指す東北大学災害科学国際研究所(災害研)の森口周二准教授の知見を紹介する。あわせて、5年前の「令和2年7月豪雨」で被災した熊本・球磨村で、地域貢献に取り組む同志の姿を追った。(記事=水呉裕一)
――災害が起きた際、森口准教授は災害研の緊急調査団として各地に足を運ばれています。近年、“100年に1度”と呼ばれるような大雨が毎年のように猛威を奮っていますが、どのように感じておられますか。
夏の猛暑とともに、気候変動による気象災害の激化を感じている人も多いのではないでしょうか。
私自身、豪雨による洪水、土砂災害の現場を訪れるたびに、被害が確実に大きくなっていると実感しています。堤防など既存のハード対策だけでは太刀打ちできないほど、雨の降り方が激しさを増している今、私たち一人一人が事前の備えや避難の心構えを見直し、アップデートしていくことが求められています。そうした中、「1時間に何ミリ以上の雨が降ったら危険ですか」とよく聞かれるのですが、その質問に関する重要な知見が報告されています。それは、被害の大小は単純な「降水量」だけではなく、「再起年数」が関係しているということです。
再起年数とは、同程度の災害が“再び起きる”までの平均的な年数を推定したもので、過去の雨量データを元に確率的に算出したものです。難しい説明は省きますが、その値が大きいほど、人的・物的被害も大きくなる傾向があることが報告されています。
2018年7月に発生した「西日本豪雨」の時は、48時間雨量が120を超える地点で観測史上最多を更新しました。再起年数分布で見ると、目立って特異な雨が降ったのが、広島県と岡山県の瀬戸内海地域でした。両県の死者・行方不明者は、全体の犠牲者の約8割にもなっています。
何が被害の一番の要因となっているかは科学的に証明されていませんが、過去の災害の経験を踏まえたハード対策や住民の災害意識の濃淡なども部分的には要因になっている可能性があります。いずれにしても経験したことのない大雨の中で、予期せぬ被害が出ていることは明らかです。
気候変動の専門家も、東北などこれまで相対的に雨が少なかった地域の降水量が増えると予測しています。“雨の降り方が違う”など異常を感じた際は、特に注意していただきたいと思います。
――最近では、雨雲レーダーなどを用いた降水予測の精度も上がっています。大雨の時に「避難すべきかどうか」の判断に、こうしたツールを活用したいですね。
そうですね。特に気象庁が提供する「キキクル」は、日本が世界に誇る技術だと思っています。土砂災害・浸水・洪水などのリスク別に地図で色分けして、日本中どこでもリアルタイムで確認できます。スマートフォン用のアプリもあるので、試してみてください。
私自身、斜面災害の予測シミュレーションシステムについて研究しているのですが、雨の予測技術に加えて、地形を緻密に把握する技術も急速に高まっていると感じます。国土地理院では現在、従来の平面的な地図情報とともに、標高を含めた3次元情報の3D地図を提供しています。
地形を立体的に把握できるようになったことで、多数の斜面が混在する広域での土砂流動の数値解析精度が向上し、土砂がどのような経路を辿って、どこまで到達するかを、より正確に計算できるようになりました。地盤内部の構造や土の特性など、予測の精度を高める上で必要な情報がまだまだ足りない現実はありますが、土砂災害シミュレーションの精度も確実に向上してきています。
――こうした災害予測システムの進化が、人命を救う大きな力になると期待します。
私たちも、そのつもりで研究をしています。ただ、実際に起きた災害をパソコン上でシミュレーションしながら被害拡大の原因を検証する「再現解析」という作業を行う中で、浮き彫りになっている課題があります。それは住民の“避難率の低さ”です。
解析では、100人以上の犠牲者を出した2019年10月の「令和元年東日本台風」を対象に、東北地方で起きた土砂災害や河川氾濫が、時間の経過とともにどのように被害をもたらしたかを地図上で確認できるようにしました。同時に、そこに住む人々がどのように避難し、どのような状況で被災するのかも再現・予測しました。しかし、当時の避難率は、およそ5%しかなく、避難情報を発令するタイミングを早めるなど、条件を変えてシミュレーションしても、被災する人の数はほとんど変わらないことが分かったんです。
一人一人がもっと積極的に、命を守る防災の知識を学び、行動できるようにならなければ、根本的な被害の減少にはつながらないと考えています。
――避難率を上げるには「自助」の意識を高めることに加え、「共助」の意識も同時に高めていくことも大切だと思います。
その通りです。私自身、「自助」「共助」が働いた事例として忘れられない災害現場があります。「令和元年東日本台風」の緊急調査で訪れた宮城・丸森町の薄平という地域です。ここは山間地で、1級河川・阿武隈川水系の五福谷川が流れており、河川の氾濫と土砂崩れが集落を襲いました。壊滅的な被害の光景を目の当たりにした際、“どれほど多くの人が亡くなったんだろう”というのが私の正直な感想でした。しかし、薄平での犠牲者はゼロ。ここには地域に根差した防災リーダーがおり、近隣住人同士で声をかけ合い、安全な場所に避難していたのです。
「自助」「共助」を高める方法は、「想像力」を育むことに尽きると思います。これまでの想像を超えるような気象災害が起きている中で、どんな事態が起こり得るかを予測し、その可能性を想像しながら行動に移すしかありません。
そのために大切なことは、自分が住んでいない地域で災害が起きた際に“自分には関係ない”で終わらせないことです。ニュース等で映し出される被災地を見て、“もしそこに自分がいたら”“大切な家族がいたら”と想像してみてください。そこから生まれる被災地への共感が、防災意識を高めるモチベーションになりますし、自分や身近な人の命を守る想像力の醸成にもつながります。
こうした「自助」「共助」の意識を高めるつながりの中にこそ、災害が激甚化しても犠牲者を出さないセーフティーネットが築かれていくと信じています。
――災害が起きた際、森口准教授は災害研の緊急調査団として各地に足を運ばれています。近年、“100年に1度”と呼ばれるような大雨が毎年のように猛威を奮っていますが、どのように感じておられますか。
夏の猛暑とともに、気候変動による気象災害の激化を感じている人も多いのではないでしょうか。
私自身、豪雨による洪水、土砂災害の現場を訪れるたびに、被害が確実に大きくなっていると実感しています。堤防など既存のハード対策だけでは太刀打ちできないほど、雨の降り方が激しさを増している今、私たち一人一人が事前の備えや避難の心構えを見直し、アップデートしていくことが求められています。そうした中、「1時間に何ミリ以上の雨が降ったら危険ですか」とよく聞かれるのですが、その質問に関する重要な知見が報告されています。それは、被害の大小は単純な「降水量」だけではなく、「再起年数」が関係しているということです。
再起年数とは、同程度の災害が“再び起きる”までの平均的な年数を推定したもので、過去の雨量データを元に確率的に算出したものです。難しい説明は省きますが、その値が大きいほど、人的・物的被害も大きくなる傾向があることが報告されています。
2018年7月に発生した「西日本豪雨」の時は、48時間雨量が120を超える地点で観測史上最多を更新しました。再起年数分布で見ると、目立って特異な雨が降ったのが、広島県と岡山県の瀬戸内海地域でした。両県の死者・行方不明者は、全体の犠牲者の約8割にもなっています。
何が被害の一番の要因となっているかは科学的に証明されていませんが、過去の災害の経験を踏まえたハード対策や住民の災害意識の濃淡なども部分的には要因になっている可能性があります。いずれにしても経験したことのない大雨の中で、予期せぬ被害が出ていることは明らかです。
気候変動の専門家も、東北などこれまで相対的に雨が少なかった地域の降水量が増えると予測しています。“雨の降り方が違う”など異常を感じた際は、特に注意していただきたいと思います。
――最近では、雨雲レーダーなどを用いた降水予測の精度も上がっています。大雨の時に「避難すべきかどうか」の判断に、こうしたツールを活用したいですね。
そうですね。特に気象庁が提供する「キキクル」は、日本が世界に誇る技術だと思っています。土砂災害・浸水・洪水などのリスク別に地図で色分けして、日本中どこでもリアルタイムで確認できます。スマートフォン用のアプリもあるので、試してみてください。
私自身、斜面災害の予測シミュレーションシステムについて研究しているのですが、雨の予測技術に加えて、地形を緻密に把握する技術も急速に高まっていると感じます。国土地理院では現在、従来の平面的な地図情報とともに、標高を含めた3次元情報の3D地図を提供しています。
地形を立体的に把握できるようになったことで、多数の斜面が混在する広域での土砂流動の数値解析精度が向上し、土砂がどのような経路を辿って、どこまで到達するかを、より正確に計算できるようになりました。地盤内部の構造や土の特性など、予測の精度を高める上で必要な情報がまだまだ足りない現実はありますが、土砂災害シミュレーションの精度も確実に向上してきています。
――こうした災害予測システムの進化が、人命を救う大きな力になると期待します。
私たちも、そのつもりで研究をしています。ただ、実際に起きた災害をパソコン上でシミュレーションしながら被害拡大の原因を検証する「再現解析」という作業を行う中で、浮き彫りになっている課題があります。それは住民の“避難率の低さ”です。
解析では、100人以上の犠牲者を出した2019年10月の「令和元年東日本台風」を対象に、東北地方で起きた土砂災害や河川氾濫が、時間の経過とともにどのように被害をもたらしたかを地図上で確認できるようにしました。同時に、そこに住む人々がどのように避難し、どのような状況で被災するのかも再現・予測しました。しかし、当時の避難率は、およそ5%しかなく、避難情報を発令するタイミングを早めるなど、条件を変えてシミュレーションしても、被災する人の数はほとんど変わらないことが分かったんです。
一人一人がもっと積極的に、命を守る防災の知識を学び、行動できるようにならなければ、根本的な被害の減少にはつながらないと考えています。
――避難率を上げるには「自助」の意識を高めることに加え、「共助」の意識も同時に高めていくことも大切だと思います。
その通りです。私自身、「自助」「共助」が働いた事例として忘れられない災害現場があります。「令和元年東日本台風」の緊急調査で訪れた宮城・丸森町の薄平という地域です。ここは山間地で、1級河川・阿武隈川水系の五福谷川が流れており、河川の氾濫と土砂崩れが集落を襲いました。壊滅的な被害の光景を目の当たりにした際、“どれほど多くの人が亡くなったんだろう”というのが私の正直な感想でした。しかし、薄平での犠牲者はゼロ。ここには地域に根差した防災リーダーがおり、近隣住人同士で声をかけ合い、安全な場所に避難していたのです。
「自助」「共助」を高める方法は、「想像力」を育むことに尽きると思います。これまでの想像を超えるような気象災害が起きている中で、どんな事態が起こり得るかを予測し、その可能性を想像しながら行動に移すしかありません。
そのために大切なことは、自分が住んでいない地域で災害が起きた際に“自分には関係ない”で終わらせないことです。ニュース等で映し出される被災地を見て、“もしそこに自分がいたら”“大切な家族がいたら”と想像してみてください。そこから生まれる被災地への共感が、防災意識を高めるモチベーションになりますし、自分や身近な人の命を守る想像力の醸成にもつながります。
こうした「自助」「共助」の意識を高めるつながりの中にこそ、災害が激甚化しても犠牲者を出さないセーフティーネットが築かれていくと信じています。
◆気象庁が提供する「キキクル」は、こちらからアクセスできます。
◆気象庁が提供する「キキクル」は、こちらからアクセスできます。
【プロフィル】
【プロフィル】
もりぐち・しゅうじ 博士(工学)。岐阜大学工学部土木工学科卒業。同大学院工学研究科土木工学専攻博士前期課程修了。同大学院工学研究科生産開発システム工学専攻博士後期課程修了。東京工業大学(現在の東京科学大学)特別研究員、岐阜大学助教などを経て、2013年から東北大学災害科学国際研究所准教授。
もりぐち・しゅうじ 博士(工学)。岐阜大学工学部土木工学科卒業。同大学院工学研究科土木工学専攻博士前期課程修了。同大学院工学研究科生産開発システム工学専攻博士後期課程修了。東京工業大学(現在の東京科学大学)特別研究員、岐阜大学助教などを経て、2013年から東北大学災害科学国際研究所准教授。
《ルポ》熊本・人吉本部 岡潤一朗さん
《ルポ》熊本・人吉本部 岡潤一朗さん
人との絆こそ地域の安全網
人との絆こそ地域の安全網
死者・行方不明者が86人に及んだ「令和2年7月豪雨」から5年を迎えた。活発な梅雨前線による大雨は、九州南部・北部地方、東海および東北地方の多くの地点で、24・48・72時間降水量が観測史上最大を記録した。
中でも熊本県南部地域の人吉市や球磨村などでは1級河川・球磨川が氾濫し、甚大な浸水被害が発生した。
「経験したことがないほどの激しい雨で……。あの夜は寝付けなかったんです」
こう振り返るのは、球磨村に住む岡潤一朗さん(副圏長)。9年前から地域の自治会長を務めている。
“もしも球磨川が氾濫するようなことになったら……”と想像すると、いてもたってもいられなかった。高台にある自宅から、車で安全確認に回ったのは7月4日の午前3時半ごろ。止む気配のない土砂降りの雨。遠くからでも球磨川の水位が上がっているのが分かり、危機感を強めた。しばらくして大雨特別警報が発令。すぐに球磨川沿いの住民に電話をかけ、避難を促した。
何事もなく雨が止むことを自宅で祈っていた明け方。雨の様子が気になって外に出てみると、自宅が立つ高台の下で、近所の家が濁流にのみ込まれようとしていた。
とっさにハシゴとロープを使って近隣の住民4人を高台に上げ、自宅に避難させた。しかし、水位の上昇は止まらず、結局、岡さんの自宅も床上まで浸水した。
地域内での声のかけ合いもあり、犠牲者はゼロだったものの、「4日午後、水が引いた後の惨状は忘れられません」と岡さん。猛暑の中での復旧活動は、想像以上に苦しいものだった。断水が続き、何度も心が折れそうになった。支えとなったのは、救援物資を持って次々と訪ねてくれる学会員の励ましだった。同志によって結成された清掃ボランティア「かたし隊」が、高圧洗浄機を積んだトラックで駆けつけてくれ、岡さんは“自分は一人じゃない”と思えたという。
死者・行方不明者が86人に及んだ「令和2年7月豪雨」から5年を迎えた。活発な梅雨前線による大雨は、九州南部・北部地方、東海および東北地方の多くの地点で、24・48・72時間降水量が観測史上最大を記録した。
中でも熊本県南部地域の人吉市や球磨村などでは1級河川・球磨川が氾濫し、甚大な浸水被害が発生した。
「経験したことがないほどの激しい雨で……。あの夜は寝付けなかったんです」
こう振り返るのは、球磨村に住む岡潤一朗さん(副圏長)。9年前から地域の自治会長を務めている。
“もしも球磨川が氾濫するようなことになったら……”と想像すると、いてもたってもいられなかった。高台にある自宅から、車で安全確認に回ったのは7月4日の午前3時半ごろ。止む気配のない土砂降りの雨。遠くからでも球磨川の水位が上がっているのが分かり、危機感を強めた。しばらくして大雨特別警報が発令。すぐに球磨川沿いの住民に電話をかけ、避難を促した。
何事もなく雨が止むことを自宅で祈っていた明け方。雨の様子が気になって外に出てみると、自宅が立つ高台の下で、近所の家が濁流にのみ込まれようとしていた。
とっさにハシゴとロープを使って近隣の住民4人を高台に上げ、自宅に避難させた。しかし、水位の上昇は止まらず、結局、岡さんの自宅も床上まで浸水した。
地域内での声のかけ合いもあり、犠牲者はゼロだったものの、「4日午後、水が引いた後の惨状は忘れられません」と岡さん。猛暑の中での復旧活動は、想像以上に苦しいものだった。断水が続き、何度も心が折れそうになった。支えとなったのは、救援物資を持って次々と訪ねてくれる学会員の励ましだった。同志によって結成された清掃ボランティア「かたし隊」が、高圧洗浄機を積んだトラックで駆けつけてくれ、岡さんは“自分は一人じゃない”と思えたという。
浸水被害を受けた岡さんの実家を「かたし隊」が清掃(2020年7月、球磨村で)
浸水被害を受けた岡さんの実家を「かたし隊」が清掃(2020年7月、球磨村で)
豪雨災害から5年が経過した今も、復興は道半ば。少子高齢化も著しく、球磨村の人口は災害前の約半数にまで減少している。
「でも、5年前のあの時に教わったんです。人と人とのつながりは、災害が起きた時のセーフティーネットにもなるし、災害の後には復興への力にもなると。被災した自分だからこそ、同じ苦しみを味わった人の気持ちに寄り添える。だからこそ、必ず復興してみせると誓ったんです」
岡さんは今、地域の自治会長のほか、球磨村シルバー人材センターの理事長、民生委員・児童委員などを務め、地域貢献活動に汗を流している。
豪雨災害から5年が経過した今も、復興は道半ば。少子高齢化も著しく、球磨村の人口は災害前の約半数にまで減少している。
「でも、5年前のあの時に教わったんです。人と人とのつながりは、災害が起きた時のセーフティーネットにもなるし、災害の後には復興への力にもなると。被災した自分だからこそ、同じ苦しみを味わった人の気持ちに寄り添える。だからこそ、必ず復興してみせると誓ったんです」
岡さんは今、地域の自治会長のほか、球磨村シルバー人材センターの理事長、民生委員・児童委員などを務め、地域貢献活動に汗を流している。
ご感想をお寄せください。
kansou@seikyo-np.jp
ファクス 03-5360-9613
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