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第50回菊田一夫演劇賞
第50回菊田一夫演劇賞
2025年5月29日
- ◆長澤まさみ、伊東四朗らが受賞
- ◆長澤まさみ、伊東四朗らが受賞
記念のカメラに納まる受賞者たち
記念のカメラに納まる受賞者たち
大衆演劇の舞台で優れた業績を示した演出家、俳優らをたたえる「菊田一夫演劇賞」。その第50回授賞式が5月21日に開かれ、受賞者が喜びを語った。
最高の栄誉である「演劇大賞」は、話題を呼んだ「オーランド」「ファンレター」などで演出を務めた栗山民也に贈られた。「オーランド」では、詩を好む男性貴族が女性へと変貌し、激動の時代を生き抜く姿を描いた。「ファンレター」では、日本統治下で母国語を奪われた韓国の若き文学者の姿を追った。
栗山は「両作とも、演劇の力によって世界の在り方を問い続ける作品。稽古を進めながら、私自身、一つ一つの言葉から勇気をもらいました」と振り返った。
「演劇賞」には、明日海りお、長澤まさみ、甲斐翔真、上田一豪が輝いた。
大衆演劇の舞台で優れた業績を示した演出家、俳優らをたたえる「菊田一夫演劇賞」。その第50回授賞式が5月21日に開かれ、受賞者が喜びを語った。
最高の栄誉である「演劇大賞」は、話題を呼んだ「オーランド」「ファンレター」などで演出を務めた栗山民也に贈られた。「オーランド」では、詩を好む男性貴族が女性へと変貌し、激動の時代を生き抜く姿を描いた。「ファンレター」では、日本統治下で母国語を奪われた韓国の若き文学者の姿を追った。
栗山は「両作とも、演劇の力によって世界の在り方を問い続ける作品。稽古を進めながら、私自身、一つ一つの言葉から勇気をもらいました」と振り返った。
「演劇賞」には、明日海りお、長澤まさみ、甲斐翔真、上田一豪が輝いた。
明日海りお
明日海りお
「王様と私」「昭和元禄落語心中」の演技が評価された明日海は、「私は本当に舞台が大好き。この一年の間に多くの舞台に関われたことが、何よりも幸せです」と笑顔で語り、「これからも感謝を忘れず、私らしく精進を続けたい」と抱負を述べた。
「王様と私」「昭和元禄落語心中」の演技が評価された明日海は、「私は本当に舞台が大好き。この一年の間に多くの舞台に関われたことが、何よりも幸せです」と笑顔で語り、「これからも感謝を忘れず、私らしく精進を続けたい」と抱負を述べた。
長澤まさみ
長澤まさみ
また、「正三角関係」での熱演が評された長澤は、「ほぼ半年間、キャストたちと一緒に作品を作る機会を頂き、演劇学校に通っているかと思うような稽古の日々でした」とコメントし、スタッフへの感謝を口にした。そして、「“やらなくてはいけないことは、まだたくさんある”と思うことの方が多いです。素晴らしい賞を頂いたことを、これからの糧と勇気に変えていきたい」と話を結んだ。
さらに、長年の功績が評価され、伊東四朗と林与一が「特別賞」を受けた。
また、「正三角関係」での熱演が評された長澤は、「ほぼ半年間、キャストたちと一緒に作品を作る機会を頂き、演劇学校に通っているかと思うような稽古の日々でした」とコメントし、スタッフへの感謝を口にした。そして、「“やらなくてはいけないことは、まだたくさんある”と思うことの方が多いです。素晴らしい賞を頂いたことを、これからの糧と勇気に変えていきたい」と話を結んだ。
さらに、長年の功績が評価され、伊東四朗と林与一が「特別賞」を受けた。
伊東四朗
伊東四朗
間もなく芸歴67年。現在87歳の伊東は、スタッフの手を借りて登壇。「舞台人を目指してこの世界に入ったので、(受賞は)とてもうれしい。舞台に出ると、体の具合を忘れて跳んだりはねたりできるんです。“あいつ詐欺師なんじゃないか”と思われるくらい、舞台には不思議な魅力がありますよ」とユーモアを交えて語り、会場を笑いの渦に巻き込んだ。
間もなく芸歴67年。現在87歳の伊東は、スタッフの手を借りて登壇。「舞台人を目指してこの世界に入ったので、(受賞は)とてもうれしい。舞台に出ると、体の具合を忘れて跳んだりはねたりできるんです。“あいつ詐欺師なんじゃないか”と思われるくらい、舞台には不思議な魅力がありますよ」とユーモアを交えて語り、会場を笑いの渦に巻き込んだ。