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〈ミュージカル〉 市村正親、鳳蘭らが出演「屋根の上のヴァイオリン弾き」 2025年3月13日

  • 東京・明治座で公演中 4月から富山、愛知など全国8都市で

 思想や人種の違いを超えて、人は幸せになれるのか――。普遍的なテーマを元に、軽妙なせりふ回しと心地よい音楽、ダンスシーンを交えて送るミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」が、東京・明治座にて好評公演中だ。過日、行われた取材会では、主演の市村正親らが、意気込みを語った。
 

左から三女チャヴァを演じる大森未来衣、美弥るりか、市村正親、鳳蘭、次女ホーデル役の唯月ふうか
左から三女チャヴァを演じる大森未来衣、美弥るりか、市村正親、鳳蘭、次女ホーデル役の唯月ふうか

 1964年に米ブロードウェーで初演後、8年間で3242回という当時としては記録的ロングランとなったミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」。舞台となるのは、20世紀の帝政ロシア時代に、貧しさと迫害の中、強く生きるユダヤ人の村だ。
 
 お人よしなテヴィエ(市村)は、妻のゴールデ(鳳蘭)と、長女のツァイテル(美弥るりか)ら5人の娘と幸せに暮らしていた。しかし、娘たちの結婚を機に、村に伝わる「しきたり」と、娘の幸せを願う親心の間で葛藤するテヴィエの姿や、村人の心の変化が描かれる。
 
 日本では、1967年の初演以来、テヴィエを森繁久彌、西田敏行が演じ、市村は2004年から担う。今回で7度目の主演となる市村は、「芝居を長く続けていると、いろんなことが体に染み込んできて新しい発見があります。以前とは違った新しい本作をメンバーと演じます。(劇場で)ぜひお待ちしています」とアピールした。
 
 頭にボトルを乗せて落とさないように踊る「ボトルダンス」は、注目シーンの一つ。屋根の上で演奏するヴァイオリン弾きと同じように、迫害にさらされる中、周囲とバランスを取って生きる人々の強さを想像させる。
 
 ダンス、歌、せりふなどに込められた意味は、キャストの熱演によって“生きた声”として客席に届く。そんなメッセージは、混迷を深める今を生きる観客の心を、強く揺さぶるに違いない。

◆公演情報

 【日時・会場】3月29日(土)まで 東京・明治座  ※17日(月)、24日(月)は休演。23日(日)は貸し切りのみ。日により公演回数は異なる。
 
 【料金】S席1万5000円、A席1万円、B席5000円(税込み) ※土日祝・千秋楽は各席1000円増し。各日、残りわずか。
 
 【問い合わせ】東宝テレザーブ 0570(00)7777
 
 ※この他4月に富山、愛知、静岡、大阪で、5月から広島、福岡、宮城、埼玉で順次上演予定。
 
 公式ホームページはこちら

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