• ルビ
  • シェア
  • メール
  • CLOSE

市原隼人さん「『好き』を大事にする分だけ自分が豊かに」 連続ドラマ「おいしい給食 season4」で主演 〈インタビュー〉 2026年10月8日

  • 20のローカル局とBS12で放送

 給食をこよなく愛する中学校教師・甘利田幸男の姿を描く、連続ドラマ「おいしい給食 season4」が10月10日(土)に始まる(テレビ神奈川、TOKYO MXなど、20のローカル局の他、BS12で順次放送)。今回の舞台は、1992年夏の沖縄。ハートフルな甘利田を演じるのは、市原隼人さんだ。シリーズ8年目に突入し、主演として作品を背負う市原さんに、番組の魅力と俳優としての信念を聞いた。

中学教師・甘利田幸男に扮する市原隼人さん
中学教師・甘利田幸男に扮する市原隼人さん

 ――これまでのシリーズでも、各地の名産や、その土地ならではの給食が登場しています。沖縄を舞台にした、本作の魅力は?
 
 最初に脚本を読んだ時、書かれている献立の内容が全く分からなかったんです。“これは飲み物なのか食べ物なのか、何なのか”と(笑)。沖縄ならではの面白さを感じました。
 
 沖縄には、「豚は鳴き声以外、全て食べる」といわれる文化や、さまざまな伝統など、食にも独自の特色があります。「こんな献立もあるんだ」と楽しんでいただきたいです。
 
 ――普段は真面目な甘利田先生が、給食を前にすると、思わずはっちゃける姿は見どころの一つです。そんな彼を通して、何を感じてほしいですか。
 
 好きなものを「好き」と胸を張って生きることの尊さを大切にし、誰にどう思われたとしても、その思いを大事にした分だけ、自分が豊かになれることを感じていただけましたら。
 
 人には誰しも、胸に秘めた思いがあります。悲しくなったり、孤独や苦しさを感じたりすることもあるかもしれません。そんな時に「おいしい給食」が、皆さまの生きる糧の一つになれたらうれしいです。この作品はコメディーですが、声を枯らして叫ぶエールであり、応援歌のようなものであると思っています。

作品の魅力を語ってくれた市原隼人さん
作品の魅力を語ってくれた市原隼人さん

 ――市原さんが、自分らしく生きるために大切にしていることは?
 
 私自身の「自分らしさ」というのが何かは分かりません。自分のことって、自分だけでは分からないと思います。なので、個に閉じこもるのではなく、人々や社会の中に飛び込んでいく勇気が大切だと思っています。土地柄や職業、生い立ちや年代までも違う人たちと向き合っていく。時には苦しい思いをするかもしれません。それも含めて「学び」だと考えるようになってから、世界がガラッと変わりました。
 
 人生は日々、通過点。同じ質問でも、今日と明日で答えが違っていいと思います。本気で笑い、泣き、悔しがる。物事の本質、根源を大切にすることを心がけています。
 
 ――俳優デビューから25年、エンターテインメントの力をどのように感じていますか。
 
 国境も、性別も、宗教も全ての垣根を越えられるようなものだと私は思っています。世の中は、未来を担う子どもたちのためにあらねばならない。なのに、気が付いたら大人たちのための社会になっている気がします。目の前の子どもたちのために、何をしなければならないのか。この作品では、その根底にあるテーマとずっと、ぶれずに向き合ってきました。
 
 エンターテインメントを通して、全ての方々に活力や喜びをお届けし、人と人とをつなぐ絆の架け橋になっていきたいです。

熱い思いを口にしてくれた市原隼人さん
熱い思いを口にしてくれた市原隼人さん

 ――作品を通して届けてきた「好きなものを大切にする」との思いは、周囲の目を気にしすぎて“一歩”を踏み出せない若者にも響くと思います。そんな若者へ、メッセージをお願いします。
 
 「好きだ」「面白そう」「楽しい」など、最初に抱いた気持ちを忘れないでいただきたい。時間がたつと薄れがちですが、何であれ最初の感情が、実は一番大切だと思います。
 
 何かに挑戦した時、最初からできないのは当たり前だし、一生懸命に頑張っていても何のために努力しているのか分からなくなるときもあるかもしれません。
 
 ですが、自分自身を大切にしてあげながら、すぐに諦めないで“もう少し好きでいよう”という気持ちを大事にすれば、人生はより楽しくなるのではないでしょうか。

◆取材後記

 一つ一つの質問に、身ぶり手ぶりを交えながら、真剣に応じてくれた市原さん。丁寧な言葉の端々から伝わってきたのは、作品、共演する子どもたち、視聴者への深い愛情だった。
 
 「人はそれぞれ正解が違う。違っていることが正解」。そう語る市原さん自身もまた、ありふれた決めつけをせず、自分なりの答えや、自身にしかできない表現を追い求め続けていた。
 
 何物をも包み込む、その温かさこそ、市原さんが届ける何よりのエールなのかもしれない。

【記事】松浦伸二 【写真】外山慶介

◆プロフィル

 いちはら・はやと 1987年2月6日生まれ、神奈川県出身。2001年、映画「リリイ・シュシュのすべて」で主演としてデビュー。「偶然にも最悪な少年」(03年)で、日本アカデミー賞新人俳優賞を受ける。他に、ドラマ「ROOKIES」シリーズ、「正直不動産」シリーズ、大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(25年)など、数多くの作品で活躍している。「おいしい給食」の劇場版第5弾が27年公開予定。

◆第1話 あらすじ

 1992年夏。沖縄・牧志間中学校に赴任して1年がたつ甘利田(市原)は、自分の給食好きを隠しながら、風変わりなメニューの沖縄給食を満喫していた。
 待ちわびている「ポーク卵おにぎり」は、まだ給食に出ていない。そんなある日、後に“ライバル”となる、転校生・當間レン(橋本偉成)が甘利田の前に現れる……。

◆プレゼント

 市原さんの直筆サイン入り色紙を1人の読者にプレゼント。応募方法は紙面でご確認ください。

公式ホームページはこちら
 
各局の放送時間の詳細はこちら

動画

創価大学駅伝部
特設ページ

創価大学駅伝部特設ページ

「青春対話」
連載開始30周年

「青春対話」連載開始30周年

SEIKYO CAMPUS

SEIKYO CAMPUS

SDGs✕SEIKYO

SDGs✕SEIKYO

連載まとめ

連載まとめ

Seikyo Gift

Seikyo Gift

聖教ブックストア

聖教ブックストア

デジタル特集

DIGITAL FEATURE ARTICLES デジタル特集

YOUTH

劇画

劇画
  • HUMAN REVOLUTION 人間革命検索
  • CLIP クリップ
  • VOICE SERVICE 音声
  • HOW TO USE 聖教電子版の使い方
PAGE TOP