〈SDGs×SEIKYO〉 事例編 気候変動対策を望む89%の声を可視化
〈SDGs×SEIKYO〉 事例編 気候変動対策を望む89%の声を可視化
2026年9月29日
「SDGs×SEIKYO」の事例編「ちーちゃんと訪ねる ミライの現場」。今回は特別編として、国連広報センターが実施している「1.5℃の約束」キャンペーンと、同センターも制作に協力した「2050年の天気予報(Ver.2)」について紹介します。国連広報センターは同キャンペーンを、2022年に「SDGメディア・コンパクト」加盟メディアと共にスタートしました。
「SDGs×SEIKYO」の事例編「ちーちゃんと訪ねる ミライの現場」。今回は特別編として、国連広報センターが実施している「1.5℃の約束」キャンペーンと、同センターも制作に協力した「2050年の天気予報(Ver.2)」について紹介します。国連広報センターは同キャンペーンを、2022年に「SDGメディア・コンパクト」加盟メディアと共にスタートしました。
有名な芸能人やスポーツ選手の人たちが、「89%」って話している動画があるって、母さんから聞いたよ。博士、これ何か知ってる?
有名な芸能人やスポーツ選手の人たちが、「89%」って話している動画があるって、母さんから聞いたよ。博士、これ何か知ってる?
ちーちゃん、それはきっと「わたしも、気温上昇を止めたい89パーセントの一人です。」プロジェクトの動画じゃな。
ちーちゃん、それはきっと「わたしも、気温上昇を止めたい89パーセントの一人です。」プロジェクトの動画じゃな。
「気温上昇」ってことは、夏が、どんどん暑くなっていることにも関係があるの? 何とかしてほしいよ……。
「気温上昇」ってことは、夏が、どんどん暑くなっていることにも関係があるの? 何とかしてほしいよ……。
このプロジェクトでは、「気候変動への対策を進めてほしい」と願う人々の声を“見える化”しようとしておるぞ。
このプロジェクトでは、「気候変動への対策を進めてほしい」と願う人々の声を“見える化”しようとしておるぞ。
国連広報センターでは、国連と連携してSDGs達成を目指す「SDGメディア・コンパクト」に加盟するメディア各社と共に、2022年から「1・5℃の約束――いますぐ動こう、気温上昇を止めるために。」キャンペーンを実施してきた。
「1・5℃」とは、15年にパリで開かれたCOP21(第21回国連気候変動枠組み条約締約国会議)で採択された「パリ協定」で掲げられた目標。世界の平均気温の上昇を、石炭や石油といった化石燃料を大量に使用するようになった産業革命の前と比べ、1・5度以下に抑えることを目指している。
1・5度以下に抑えられなければ、異常気象の発生頻度が高くなり、地球環境が「後戻りできない状況」に陥ると指摘されている。
今年の8月は、世界平均気温が観測史上最も高い月となり、平均海面水温も過去最高を記録。本年4月、最高気温が40度以上となる日を表す新たな名称として「酷暑日」が導入された日本でも、7月21日から25日に、観測史上最長となる5日連続の酷暑日が記録された。
また、先月起きた千葉豪雨のように、線状降水帯による猛烈な雨がもたらす豪雨災害も、各地で多発するようになっている。
ヨーロッパでは、記録的な熱波や大規模な山火事が発生。ネパールと中国の国境地帯での氷河の崩落による大規模な土石流も、地球温暖化の影響が指摘されている。こうした世界各地の異常気象を受け、国連は「気候危機は加速している」と警鐘を鳴らしている。
国連広報センターでは、国連と連携してSDGs達成を目指す「SDGメディア・コンパクト」に加盟するメディア各社と共に、2022年から「1・5℃の約束――いますぐ動こう、気温上昇を止めるために。」キャンペーンを実施してきた。
「1・5℃」とは、15年にパリで開かれたCOP21(第21回国連気候変動枠組み条約締約国会議)で採択された「パリ協定」で掲げられた目標。世界の平均気温の上昇を、石炭や石油といった化石燃料を大量に使用するようになった産業革命の前と比べ、1・5度以下に抑えることを目指している。
1・5度以下に抑えられなければ、異常気象の発生頻度が高くなり、地球環境が「後戻りできない状況」に陥ると指摘されている。
今年の8月は、世界平均気温が観測史上最も高い月となり、平均海面水温も過去最高を記録。本年4月、最高気温が40度以上となる日を表す新たな名称として「酷暑日」が導入された日本でも、7月21日から25日に、観測史上最長となる5日連続の酷暑日が記録された。
また、先月起きた千葉豪雨のように、線状降水帯による猛烈な雨がもたらす豪雨災害も、各地で多発するようになっている。
ヨーロッパでは、記録的な熱波や大規模な山火事が発生。ネパールと中国の国境地帯での氷河の崩落による大規模な土石流も、地球温暖化の影響が指摘されている。こうした世界各地の異常気象を受け、国連は「気候危機は加速している」と警鐘を鳴らしている。
「40度」と表示された、群馬県伊勢崎市の温度計(本年7月)
「40度」と表示された、群馬県伊勢崎市の温度計(本年7月)
「1・5℃の約束」キャンペーンは、メディアを通じ、1・5度目標の重要性を伝え、具体的なアクションを提示してきた。
5年目となる本年は、6月から「わたしも、気温上昇を止めたい89パーセントの一人です。」プロジェクトを始動。世界の89%に上る人々が、気候変動対策の強化を望んでいるという調査結果をもとに、各界の著名人やさまざまな人の声を“見える化”する取り組みを推進している。
具体的には、同キャンペーンに賛同する人から寄せられたメッセージを国連広報センターのSNS公式アカウントを通じて発信。また、「SDGメディア・コンパクト」の加盟各社も、それらを活用した企画をそれぞれの媒体で発信するなど、啓発活動に力を入れている(公開されたメッセージの一部を別掲で紹介)。
同センターの根本かおる所長は、気候変動に関する市民の声について、次のように語った。
「“気温上昇を止めたい”という自分の意見が少数派だと思っている人が多いと感じます。ですから本プロジェクトで、各界で活躍する著名人をはじめ、さまざまな方々の声をメッセージという形で可視化することにより、声なき声を“社会全体の声”にしたいと願っています」
聖教新聞社も20年から「SDGメディア・コンパクト」に加盟。これまで、SDGsの各テーマに関する企画やインタビューの継続的な発信、「1・5℃の約束」キャンペーンへの参加などを通し、意識啓発に取り組んできた。
根本所長はメディアへの期待をこう述べる。
「大切なことは、“気候変動の根本原因は何か”を一人一人が考え、対策を行動に移していくことだと感じます。その声が、政治を突き動かす原動力になります。
だからこそ、人々が感じる危機感を、メディアが政治の場へ届けることが重要です。また、一人一人が具体的な行動を起こせるよう、地域社会の好事例を発信し、『あなたにもできる』と背中を押すことも、メディアの役割ではないでしょうか」
「1・5℃の約束」キャンペーンは、メディアを通じ、1・5度目標の重要性を伝え、具体的なアクションを提示してきた。
5年目となる本年は、6月から「わたしも、気温上昇を止めたい89パーセントの一人です。」プロジェクトを始動。世界の89%に上る人々が、気候変動対策の強化を望んでいるという調査結果をもとに、各界の著名人やさまざまな人の声を“見える化”する取り組みを推進している。
具体的には、同キャンペーンに賛同する人から寄せられたメッセージを国連広報センターのSNS公式アカウントを通じて発信。また、「SDGメディア・コンパクト」の加盟各社も、それらを活用した企画をそれぞれの媒体で発信するなど、啓発活動に力を入れている(公開されたメッセージの一部を別掲で紹介)。
同センターの根本かおる所長は、気候変動に関する市民の声について、次のように語った。
「“気温上昇を止めたい”という自分の意見が少数派だと思っている人が多いと感じます。ですから本プロジェクトで、各界で活躍する著名人をはじめ、さまざまな方々の声をメッセージという形で可視化することにより、声なき声を“社会全体の声”にしたいと願っています」
聖教新聞社も20年から「SDGメディア・コンパクト」に加盟。これまで、SDGsの各テーマに関する企画やインタビューの継続的な発信、「1・5℃の約束」キャンペーンへの参加などを通し、意識啓発に取り組んできた。
根本所長はメディアへの期待をこう述べる。
「大切なことは、“気候変動の根本原因は何か”を一人一人が考え、対策を行動に移していくことだと感じます。その声が、政治を突き動かす原動力になります。
だからこそ、人々が感じる危機感を、メディアが政治の場へ届けることが重要です。また、一人一人が具体的な行動を起こせるよう、地域社会の好事例を発信し、『あなたにもできる』と背中を押すことも、メディアの役割ではないでしょうか」
「わたしも、気温上昇を止めたい89パーセントの一人です。」プロジェクト
「わたしも、気温上昇を止めたい89パーセントの一人です。」プロジェクト
国連広報センターでは、「気温上昇を止めたい」と願う著名人などからメッセージを集め、公開している。
ここでは、さかなクンのメッセージを抜粋して紹介する。メッセージは同センターの各種SNS公式アカウントを通じて、順次発信される。こちらから閲覧可能。
国連広報センターでは、「気温上昇を止めたい」と願う著名人などからメッセージを集め、公開している。
ここでは、さかなクンのメッセージを抜粋して紹介する。メッセージは同センターの各種SNS公式アカウントを通じて、順次発信される。こちらから閲覧可能。
さかなクンのメッセージ(抜粋)
さかなクンのメッセージ(抜粋)
お魚にとりましては、
水の温度が1℃でも変わりますと
私たちにとっては
気温が10℃くらい変わる、
大きな変化ともいわれております。
これ以上、
環境の変化が起こらないように
私たちの思いや、できることで
食い止めていきたいで
ギョざいますね!
お魚にとりましては、
水の温度が1℃でも変わりますと
私たちにとっては
気温が10℃くらい変わる、
大きな変化ともいわれております。
これ以上、
環境の変化が起こらないように
私たちの思いや、できることで
食い止めていきたいで
ギョざいますね!
2050年の天気予報(Ver.2)
2050年の天気予報(Ver.2)
最新の科学に基づいた2050年8月の天気を予測する動画「2050年の天気予報(Ver.2)」が、先月3日に公開された。製作委員会は日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)などで構成され、国連広報センターや東京大学などが協力した。
このままのペースで二酸化炭素を排出し続けた場合、2050年8月に起こりうる気象の姿を天気予報として紹介。気象予報士の井田寛子氏と東京大学未来ビジョン研究センターの江守正多教授が解説している。
最新の科学に基づいた2050年8月の天気を予測する動画「2050年の天気予報(Ver.2)」が、先月3日に公開された。製作委員会は日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)などで構成され、国連広報センターや東京大学などが協力した。
このままのペースで二酸化炭素を排出し続けた場合、2050年8月に起こりうる気象の姿を天気予報として紹介。気象予報士の井田寛子氏と東京大学未来ビジョン研究センターの江守正多教授が解説している。
©「2050年の天気予報」製作委員会
©「2050年の天気予報」製作委員会
14年9月、WMO(世界気象機関)が実施した「2050年の天気予報」キャンペーンの一環として、「2050年の天気予報」日本版をNHKが制作。しかし、当時の想定を上回るスピードで気温の上昇等が進んでいる。
そこで、気候危機の加速の実態に合わせ、最新の科学に基づいたリニューアル版を制作することに。今回の動画では、熱波・食料予報・台風情報に関して、「熱波と水不足による米の不作」「スーパー台風の上陸」など、実際にどのような被害がもたらされてしまうのか、具体的な事例を予測しながら、丁寧に解説している。
「2050年の天気予報(Ver.2)」はこちらから視聴できる。
14年9月、WMO(世界気象機関)が実施した「2050年の天気予報」キャンペーンの一環として、「2050年の天気予報」日本版をNHKが制作。しかし、当時の想定を上回るスピードで気温の上昇等が進んでいる。
そこで、気候危機の加速の実態に合わせ、最新の科学に基づいたリニューアル版を制作することに。今回の動画では、熱波・食料予報・台風情報に関して、「熱波と水不足による米の不作」「スーパー台風の上陸」など、実際にどのような被害がもたらされてしまうのか、具体的な事例を予測しながら、丁寧に解説している。
「2050年の天気予報(Ver.2)」はこちらから視聴できる。
この取り組みに関わるSDGsの主な目標
この取り組みに関わるSDGsの主な目標
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https://www.seikyoonline.com/summarize/sdgs_seikyo.html
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