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主演・加藤清史郎が藤子・F・不二雄のSF漫画に挑む 〈舞台〉「ミノタウロスの皿」 2026年10月29日
- 12月に東京・新国立劇場、1月に富山・オーバードホール
加藤清史郎の主演する舞台「ミノタウロスの皿」が、12月10日(木)から東京・新国立劇場で開幕する。先ごろ、同作の取材会が神奈川県川崎市の藤子・F・不二雄ミュージアムで行われ、加藤のほか、共演の内田未来、脚色・振り付け・演出を手がけるスズキ拓朗が出席した。
取材会の前に館内を見学したという加藤は、「このミュージアムは、私が生まれ育った川崎市にあるので、開館当時から足を運んできました。何度来ても心が躍るような展示がいっぱいで、すべてが(見どころとしての)スポットだなと思いました。『ミノタウロスの皿』の舞台のコメントなども今、期間限定で展示されていて、より魅力が増しているなと感じました」と、しみじみと語った。
本作は、国民的人気漫画「ドラえもん」の生みの親である藤子・F・不二雄が、1969年に発表した短編SF漫画を基に、初めて舞台化される。物語の舞台は、「ズン類」と呼ばれる牛が支配する「イノックス星」。その星に不時着した乗組員(加藤)が、言葉は通じても価値観が全く通じない姿や、自らの常識から抜け出せないという“人間のジレンマ”を描き出す。
加藤は「『ミノタウロスの皿』は、藤子・F・不二雄先生の数ある作品の中でも、SF短編集の中に収録されていて、ひときわ目立つ、メッセージ性に長けた作品だと思っています。初めて読んだ時、先生のメッセージをいっぱい受け取らせてもらいました。その舞台化ということで、立体的に具体化していく役目を任せてもらえたことを、ものすごく誇りに思います」と言葉をかみしめた。
イノックス星に住む少女・ミノアを演じる内田は、「初めて読んだ時は、かなり衝撃を受けました。どこかの星の生き物、異星人の物語ではあるけれども、実は自分たちの身近な話なんじゃないかと……。自分の常識や価値観を、真っ向から“それは間違ってる”と言われたとき、自分自身はそれをどう受け取るだろうと考えさせられました。自分自身を顧みる、そんな機会にもなりました」と心境を明かした。
脚本・振り付け・演出担当のスズキは、15年ほど前に同作の舞台化に動いた時のことを振り返りながら、「(あの時は)漫画を舞台化するということの実現性の歩みが、さっぱり分からなかったんです。アタックしてみたものの、かなわなかった。でも今回、こういった恵まれたキャストの方々に出会えたし、新国立劇場という場所でできることが本当にうれしい。人生においてのターニングポイントぐらい、意気込んでいます」と満面の笑みを見せた。
最後に、加藤は舞台を心待ちにしているファンにメッセージを送った。
「最大限のリスペクト(敬意)を持って、先生の持っていらっしゃる世界観とメッセージを伝えたい。素晴らしい演出家・振付師(のスズキ)と共に実験を重ねて、そこで生まれた化学変化みたいなものを、僕は僕の持てる力だったり、体だったりを精いっぱい使って表現して、皆さまにお届けするのみだなと思っています」と、言葉に力を込めた。
【東京公演】
日程・会場=2026年12月10日(木)~28日(月) 新国立劇場 小劇場
料金(税込み)=A席おとな(中学生以上)8800円/こども(4歳~小学生)3300円、B席おとな3300円/こども1650円、Z席(当日)1980円
問い合わせ=新国立劇場ボックスオフィス 03(5352)9999
【富山公演】
日程・会場=2027年1月10日(日) オーバードホール 中ホール
料金(全席指定・税込み)=一般6000円、ジュニア2500円、親子ペアチケット7000円
問い合わせ=オーバードホール 076(445)5511
公式ホームページはこちら

















