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〈SDGs×SEIKYO〉 世界で白化現象が進むサンゴ 2024年10月6日
- ちーちゃんと考える 未来のカタチ

沖縄県・小浜島沖で確認された白化したサンゴ
さまざまな生き物のすみかとなり、海の生物多様性を守るサンゴ礁が、今、世界的な減少の危機に直面しています。
この夏、沖縄で行われた調査では、潮の流れが穏やかな浅瀬において、サンゴの大部分が白くなっていることが分かりました。これは白化現象と呼ばれ、サンゴが死滅する恐れがあることを意味しています。
白化現象の原因は、気候変動による海水温の上昇などの環境の変化をはじめ、私たちが日頃、使用する日用品にも潜んでいます。
近年では、日焼け止めクリームに含まれる化学物質などが、サンゴの白化を促進する可能性があると指摘されています。
こうした中、美しい海やサンゴ礁を誇る観光地パラオでは、サンゴ礁に有害な化学物質が含まれる日焼け止めクリームの使用と販売を禁止。違反した販売業者には、多額の罰金が科せられます。
一方で、日焼け止めクリームは皮膚がん予防のためにも重要なアイテムです。パラオをはじめ、日本でもサンゴに優しい日焼け止めクリームが販売されています。