- ルビ
〈時事解説〉 どんな人にも使いやすいトイレ 2023年5月15日
- Z世代の学生記者が選ぶ 最新フォトニュース
「おむすびカフェ にこり」のトイレ(愛知県半田市で)
0歳から120歳までの全ての人が通えるお店――こうしたコンセプトのもと、ベビーカーや車いすでも気軽に来店できる「おむすびカフェ にこり」(愛知県半田市)が話題になっています。
中でも、同店の多機能トイレには、大人用車いすと介助者2人が入っても余裕のあるスペースが確保されているほか、大人サイズの折り畳み式ベッドや、乳幼児だけでなく、身体障がい者や高齢の要介助者でも、不便な思いをすることなく、おむつ交換できる設備もあります。
近年、公共トイレのバリアフリー化が各地で進んでいます。
しかし、例えば、乳幼児用のおむつ交換台が女性側にはあっても、男性側にはなく、子連れの父親が不便な思いをするケースがあるなど、まだまだ課題は多く存在しています。
今後、スペースやコストの関係で、課題の全てを一気に解決することは難しいと思いますが、誰でも気軽に利用できるトイレの実現に向け、少しずつでもバリアフリー化が進むことを期待しています。(インゲン)
●ご感想をお寄せください youth@seikyo-np.jp