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〈ラジオ〉 「田中れいかのレコメン!リアルボイス」 2024年11月21日

  • 文化放送 木曜 午後11時30分頃

 10代、20代ならではの夢や悩み、気持ちに寄り添い、リアルな声を伝えていく文化放送のラジオ番組「レコメン!リアルボイス」(木曜、後11・30頃=聖教新聞社提供)。11月から同番組の新パーソナリティーを、一般社団法人「ゆめさぽ」代表理事であり、モデルの田中れいかさんが務めている。田中さんに、番組への意気込みなどを聞いた。

 「子どもたちと触れ合う時間は、彼らと未来を考える大事な機会で“原動力”になっています」
 
 両親の離婚をきっかけに、7歳から18歳までの11年間、東京都内の児童養護施設で生活していた田中さん。短期大学で保育士の資格を取得し、その後、夢だったモデルの道へと進む。現在はモデル業の傍ら、保護者を頼れない子どもを公的責任で養育する「社会的養護」への理解を促す活動を行っている。
 
 活動を始めたきっかけは、20歳の時。施設出身の若者としてテレビ出演した際に、ある副施設長が声をかけてくれ、子どもたちの支援に携わるようになった。
 
 さまざまな施設を訪ねて、スタッフらと話す中で「もっと社会的養護について皆に知ってほしい」との声があった。そこで田中さんは、社会的養護専門情報サイト「たすけあい」を創設。さらに、『児童養護施設という私のおうち』を執筆し、今、悩んでいる子どもたちが安心でき、世間の人も理解を深められる情報を届けている。

◆一緒に考え、未来を変えたい

 笑顔が印象的な田中さんだが、自己否定が多かった時期もあったという。
 
 「施設で育ったからとか、私なんかがモデルを目指していいのかと思ったこともありました。自分が“かわいそうな女の子”にしか見えなくて。このまま悲劇のヒロインとして生きていくのか、それとも、ここから踏ん張って違う人生を歩むのかの分岐点に立った時、私は今のままじゃ嫌だなと思ったんです」
 
 過去は変えられない。ならば、未来を変えたい。そう思った田中さんは、周囲の助けも借りながら自身と向き合い、同じような環境で悩む一人一人の声に耳を傾けてきた。
 
 「仕事柄、(講演などで)しゃべる機会も多いですけど、実は聞く方が好きなんです。ゲストが主役になる番組だと思いますので、皆さんから教えてもらったり、一緒に考えたりしていきたいです」

 最後に、番組に対する思いを語ってもらった。
 
 「対話を重ねてお互いを知っていくことが、人間って大事じゃないですか。児童養護施設出身と聞くと、マイナスに見られがちなんですけど、そういった“社会に何となくあるイメージ”を、この番組を通して変えていけたらいいなと思っています」
 
 【記事】松浦伸二 【写真】中野香峯子
 
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