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〈SUA卒業式〉 フィーゼル学長の祝辞(要旨) 2025年5月26日

  • 20年後を目指し 不屈の楽観主義で
©World Tribune
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 決して平たんではなかった学びの道を越え、勝利を手にされた皆さんの喜びは、いかばかりでしょうか。SUAで築いた思い出と友情は、これからの人生の大切な宝となるでしょう。

 卒業生の皆さんは、パンデミック後の大きな転換期にあって、キャンパスに世界市民教育の精神と文化を力強く築いてくださいました。

 これから先も、多くの挑戦が待ち受けているでしょう。しかし、皆さんはすでに必要なスキルと能力、そして勇気・慈悲・智慧を備えています。そのことを確信して歩んでください。

学長や理事、教授らが卒業生を祝福
学長や理事、教授らが卒業生を祝福

 SUAの開学(2001年)にあたり、池田先生は「わがアメリカ創価大学は(中略)『教育の世紀』へ、はるかなる遠征の第一歩を踏み出しました」と宣言されました。21世紀最初の四半世紀を締めくくるこの年に、新出発を切るのが、21期生と大学院10期生の皆さんです。

 先生は常に、歴史の大きな潮流を見極めながら、“社会に貢献する挑戦を続けよ”と励ましてくださいました。

 過去100年を振り返れば、どの20年間を切り取っても、社会の目覚ましい進歩と同時に悲劇が刻まれています。歴史が教えるように、これからの20年もまた、激動の時代となるでしょう。その中で、平和を希求する「人類の希望」こそ、皆さんなのです。

SUAの歌「希望の光」を合唱する在学生
SUAの歌「希望の光」を合唱する在学生

 池田先生は2019年の卒業式のメッセージで、次のように語られました。

 「歴史も人生も、『理想』と『現実』のせめぎ合いです。新たな理想を掲げれば、必ず多くの困難が立ちはだかるものです。だからこそ、不屈の楽観主義と遠大な展望を持たねばなりません」

 「私の恩師である戸田城聖先生は、どんな苦難にあっても悠然と語られていました。『百年後、二百年後のために、今、戦うのだ。二百年先には、創価の道の正しさを歴史が証明する。後世の人類が必ず証明するよ』と」

 さらに池田先生は卒業生に向けて、こう呼びかけています。

 「“現実は厳しい”と下を向くのではなく、“自分はこうしてみせる”“こういう未来を創ろう”と胸を張って前を向く勇気――これが創価の魂です。わが卒業生の皆さんは、まずは10年先、20年先を目指し、強く朗らかに進み抜いていただきたい」

SUAの本部棟「ファウンダーズホール」とピースレイク(平和の池)
SUAの本部棟「ファウンダーズホール」とピースレイク(平和の池)

 きょう晴れの門出を迎えた皆さんが10年後、20年後にどのような価値を創造されるのか、今から大いに期待し、信頼しています。どうか、SUAをたびたび「わが家」として訪れ、この場で抱いた目標と決意、そして培った精神力を思い起こしてください。

 ご卒業、心よりお祝い申し上げます。

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