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〈華陽*GOSHO TIME〉 ~池田華陽会 御書30編を学ぶ~ 2026年4月21日

  • 今回の研さん御書 上野殿後家尼御返事

 「華陽*GOSHO TIME」では、「池田華陽会 御書30編」から御書の一節と池田先生の指導を学びます。「上野殿後家尼御返事」の一節を拝し、いかなる宿命も転換しゆく「地獄即寂光」の法理について学びます。華陽カレッジや日々の研さんなどでご活用ください。

拝読のポイント
★今いる場所を使命と幸福の「寂光土」へ
★生命を輝かせて“負けない人生”を
本抄について

 本抄は、文永2年(1265年)7月に著されました。駿河国(現在の静岡県中部)の門下であり、南条時光の母である上野殿後家尼御前に送られたお手紙です。
 夫の南条兵衛七郎が同年3月、病のため亡くなりました。尼御前は幼子を抱えながら、悲しみに負けず、懸命に家族を守り育てていたのです。
 大聖人は「即身成仏」「地獄即寂光」などの法理を通して、法華経の信仰を貫いた亡き夫の成仏は間違いないと、確信を込めて励まされます。
 そして、尼御前に対し、求道心を燃やして信心に励むよう述べられます。最後に、悲しみと向き合いながら心ゆくまで追善供養していくことを促し、本抄を締めくくられます。

御文

 夫れ、浄土というも、地獄というも、外には候わず。ただ我らがむねの間にあり。これをさとるを仏という。これにまようを凡夫と云う。これをさとるは法華経なり。もししからば、法華経をたもちたてまつるものは、地獄即寂光とさとり候ぞ。(新1832・全1504)

現代語訳

 浄土といい地獄といっても、自分の外にあるのではありません。ただ私たちの胸中にあるのです。これを覚るのを仏といい、これに迷うのを凡夫というのです。これを覚ることができるのが法華経です。もしそうであるならば、法華経を受持している人は地獄即寂光と覚ることができるのです。

解説

 日蓮大聖人は本抄の冒頭で、夫に先立たれた上野尼御前に対し、妙法で結ばれた夫婦の絆がどれほど強いか、確信を込めて述べられます。
 さらに大聖人は、妙法の功力を説きつつ、尼御前を励まされます。
 苦難に負けずに、強く生き抜いてほしい――門下を思う師の心が伝わってきます。
 今回の御文で仰せの「浄土」とは、仏の住む清らかな国土であり、「地獄」とは、苦しみにしばられた世界をいいます。
 大聖人は、浄土や地獄といっても、どこか遠くにあるのではなく、私たちの胸中にあると仰せです。この生命の真実を覚るのが仏であり、迷うのが凡夫であることを教えられています。
 そして、「地獄即寂光」の法理を示されます。これは、妙法を持つ人は、地獄のような苦しみの中にあっても、仏の生命を涌き上がらせていけることを意味します。
 大聖人は、信心を貫いた亡き南条殿が苦悩を免れ、成仏していることを説くとともに、尼御前自身もまた、どんな宿命の渦中にあっても、妙法の実践で、今いる場所を、使命と幸福の寂光土へと転換できることを示されたのです。
 大聖人は、尼御前の幸福を願い、“何より大事なことは、あなたが仏の境涯を開くことですよ”と励まされ、自身の内に仏界という究極の希望があることを教えられました。
 現実社会で信心に励む私たちもまた、題目で不安や諦めといった無明の生命を変革し、仏の生命を輝かせることで、何があっても負けない人生を歩んでいけるのです。

池田先生の指導から

 人生において、さまざまな悩みにぶつかることもあるだろう。どうにもならない現実に直面することもあるにちがいない。
 しかし、同じ状況にあっても、ある人は、生き生きと進む。ある人は、嘆き、悲しむ。喜びというのは、心が感じるものだからだ。
 この人生を、喜んで、楽しんでいければ、その人は「勝ち」である。ゆえに、大事なのは、心を変革することだ。これが仏法である。(池田大作先生の指導選集〈上〉『幸福への指針』)
         ◆ ◆ ◆
 人は往々にして、幸福を観念の彼方に描きがちである。たとえば、別の地域に行けば、もっと幸せになれるかもしれない。他の会社に移れば、より豊かな楽しい生活があるかもしれない等々、つねに他に夢を抱き、期待を寄せようとする。若い方々は、なおさらであろう。
 しかし、人それぞれに使命も、生きるべき場所も異なる。自分はここで、この世界に深く根を張ろうと決め、現実と格闘しつつ、日々忍耐強く希望の歩みを運んでいった人が勝利者なのである。(中略)
 幸福という実感も、人生の深き満足感も、自分自身の生命の中にある。その根本的“法”が妙法であり、それを自身の大原動力としていけるのが信心である。(池田大作先生の指導選集〈上〉『幸福への指針』)

池田華陽会 励ましカード
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