観じ念ずること。対象を心に想い浮かべて観察し思念すること。心を対象とする観念を観心という。天台大師智顗は『摩訶止観』で観心を説き、一念三千の法門を明かした。日蓮大聖人は、末法においては、成仏の法である一念三千の法門は、成仏のための因行果徳のすべてが納まった妙法蓮華経という題目の五字を受持することにあるという受持即観心を説かれた。 観心 日常の語としては、覚悟すること。あきらめること。