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【再掲】〈立正安国と民衆の幸福――池田先生の指導に学ぶ〉④
【再掲】〈立正安国と民衆の幸福――池田先生の指導に学ぶ〉④
2024年9月21日
- 憲法で保障された政治活動
- 憲法で保障された政治活動
〈日本は戦時中、国家神道による思想統制を強め、軍部政府は戦争を遂行するため、その考えにそぐわぬ宗教を弾圧した。まさに国家と宗教が一体となった“政教一致”であった〉
そのなかで創価教育学会への大弾圧も起こったのである。(中略)
牧口(初代会長)も戸田(第2代会長)も、「信教の自由」を守るために戦い抜いた。「屈服」は人間の「魂の死」を意味するからだ。そして、牧口は獄死したのである。
こうした歴史を繰り返さないために、現在の憲法で定められたのが、政教分離の原則であった。日本国憲法の第二十条には、「信教の自由は、何人に対してもこれを保障する」とある。
そして、それに続いて、「いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない」と謳われている。この条文は、「信教の自由」を確保するために、国や国家の機関が、その権力を行使して宗教に介入したり、関与することがないように、国家と宗教の分離を制度として保障したものである。そのために、特定の宗教団体が、国家や地方公共団体から、立法権や課税権、裁判権などの統治的な権力が授けられることを禁止したものにほかならない。
一方、宗教団体が選挙の折に候補者を推薦したり、選挙の支援活動を行うことは、結社や表現、政治活動の自由として、憲法で保障されている。また、そうして推された議員が、閣僚などの政府の公職に就くことも、それ自体は、決して政教分離の原則に反するものではないことは明白である。(小説『新・人間革命』第3巻「月氏」の章)
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〈日本は戦時中、国家神道による思想統制を強め、軍部政府は戦争を遂行するため、その考えにそぐわぬ宗教を弾圧した。まさに国家と宗教が一体となった“政教一致”であった〉
そのなかで創価教育学会への大弾圧も起こったのである。(中略)
牧口(初代会長)も戸田(第2代会長)も、「信教の自由」を守るために戦い抜いた。「屈服」は人間の「魂の死」を意味するからだ。そして、牧口は獄死したのである。
こうした歴史を繰り返さないために、現在の憲法で定められたのが、政教分離の原則であった。日本国憲法の第二十条には、「信教の自由は、何人に対してもこれを保障する」とある。
そして、それに続いて、「いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない」と謳われている。この条文は、「信教の自由」を確保するために、国や国家の機関が、その権力を行使して宗教に介入したり、関与することがないように、国家と宗教の分離を制度として保障したものである。そのために、特定の宗教団体が、国家や地方公共団体から、立法権や課税権、裁判権などの統治的な権力が授けられることを禁止したものにほかならない。
一方、宗教団体が選挙の折に候補者を推薦したり、選挙の支援活動を行うことは、結社や表現、政治活動の自由として、憲法で保障されている。また、そうして推された議員が、閣僚などの政府の公職に就くことも、それ自体は、決して政教分離の原則に反するものではないことは明白である。(小説『新・人間革命』第3巻「月氏」の章)
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