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〈ドラマ〉 生田絵梨花主演「天城越え」 2025年6月12日
- NHKBS 6月14日(土) 午後9時
誰にでも、“忘れたい過去”がある一方、“忘れられない人”がいる。その大切な人が、もし自分の罪をかばっていたら――。6月14日(土)午後9時に放送されるNHKBSの特集ドラマ「天城越え」の取材会に、主演の生田絵梨花が登場し、本作への思いを語った。

主人公の大塚ハナを演じた生田絵梨花
松本清張の名作『天城越え』を映像化した今作。昭和31年、印刷業を営む望月次郎(萩原聖人)は、刑事の田島(岸谷五朗)から「刑事捜査資料」の印刷を頼まれる。そこには、31年前に静岡県の天城峠で起こった殺人事件の詳細が記されていた。そして、当時の事件関係者として、14歳だった望月と、彼が天城峠で出会った初恋の女性・大塚ハナ(生田)の名前があった。既に時効を過ぎていた事件の真相が明らかになっていく。
生田は「サスペンスの要素もありながら、人間の美しい部分と泥臭い部分が両方描かれているところが印象的です」と、作品の魅力を口にした。簡単に写真などを拡散できてしまう現代だからこそ、五感に訴えかけられた“色あせない記憶”の尊さが、より胸に迫ってくるだろう。
生田は視聴者に向けてメッセージを送った。
「(ドラマの舞台となる)時代は、生まれた家や環境で運命が決められてしまうことがあったそうです。自由を求めても得られない、そういう人生を今、見ることによって、何か心に刺さるものがあるんじゃないかと思います。見てくださる皆さんに、少しでもハナの心情を身近に感じていただけたらうれしいです」
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