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被爆・終戦80年――全国の代表が長崎に集い、核兵器廃絶と平和を誓う「青年不戦サミット」
被爆・終戦80年――全国の代表が長崎に集い、核兵器廃絶と平和を誓う「青年不戦サミット」
2025年9月1日
「青年不戦サミット(第34回青年平和連絡協議会)」が8月30、31の両日、長崎市内で開催された。被爆・終戦から80年となる本年、“長崎を最後の被爆地に”との決意を新たに、各方面の青年世代のリーダーが参加した。
同サミットは1989年、池田大作先生の提案で広島・長崎・沖縄の代表による「3県平和サミット」として始まった。以来、各地域の活動の報告と今後の取り組みを協議する場となってきた。2015年に「青年不戦サミット」と改称され、17年からは全国の代表が参加している。
「青年不戦サミット(第34回青年平和連絡協議会)」が8月30、31の両日、長崎市内で開催された。被爆・終戦から80年となる本年、“長崎を最後の被爆地に”との決意を新たに、各方面の青年世代のリーダーが参加した。
同サミットは1989年、池田大作先生の提案で広島・長崎・沖縄の代表による「3県平和サミット」として始まった。以来、各地域の活動の報告と今後の取り組みを協議する場となってきた。2015年に「青年不戦サミット」と改称され、17年からは全国の代表が参加している。
池田松義氏による被爆講話(8月30日)
池田松義氏による被爆講話(8月30日)
サミット初日は長崎平和会館で、城山小学校の平和祈念館で施設長を務める池田松義氏の被爆講話を聴講。池田氏は7歳の時に被爆した体験を語りつつ、他者に共感する力こそ平和を築く源泉であると強調。“核兵器による悲劇を二度と繰り返さない”という被爆者の願いを、人類共通の誓いとして、より良い未来の創造へ共に進もうと訴えた。
サミット初日は長崎平和会館で、城山小学校の平和祈念館で施設長を務める池田松義氏の被爆講話を聴講。池田氏は7歳の時に被爆した体験を語りつつ、他者に共感する力こそ平和を築く源泉であると強調。“核兵器による悲劇を二度と繰り返さない”という被爆者の願いを、人類共通の誓いとして、より良い未来の創造へ共に進もうと訴えた。
「みんなのピースウオーク」で被爆遺構の城山小学校を見学する参加者(同)
「みんなのピースウオーク」で被爆遺構の城山小学校を見学する参加者(同)
「みんなのピースウオーク」では、参加者が五つのグループに分かれ、被爆遺構を巡った。長崎の青年世代の案内で、城山小学校や浦上天主堂、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館などを訪れ、壊滅的な被害と多くの犠牲をもたらす被爆の実相を学んだ。
「みんなのピースウオーク」では、参加者が五つのグループに分かれ、被爆遺構を巡った。長崎の青年世代の案内で、城山小学校や浦上天主堂、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館などを訪れ、壊滅的な被害と多くの犠牲をもたらす被爆の実相を学んだ。
平和祈念像の前での献花・黙とう(同)
平和祈念像の前での献花・黙とう(同)
その後、平和公園の平和祈念像の前で献花と黙とうをささげ、恒久平和と核兵器廃絶を真剣に祈念した。
2日目は、「長崎ピースフォーラム」と「長崎平和学講座」の意義をとどめて、第34回青年平和連絡協議会が長崎平和会館で開かれた。
その後、平和公園の平和祈念像の前で献花と黙とうをささげ、恒久平和と核兵器廃絶を真剣に祈念した。
2日目は、「長崎ピースフォーラム」と「長崎平和学講座」の意義をとどめて、第34回青年平和連絡協議会が長崎平和会館で開かれた。
第34回青年平和連絡協議会(8月31日)
第34回青年平和連絡協議会(8月31日)
首都圏未来部の代表もオンラインで参加した会合では、広島・長崎・沖縄・九州の各地と、学生部の代表が活動報告した。その後、「Peace Education Lab」の代表理事で、若者の平和教育に取り組む林田光弘氏が登壇。林田氏は、多様な立場や認識を受け止める対話が、核兵器廃絶を進める上で重要であると語った。続くワークショップでは「5年後に当たり前になっているものとは?」をテーマにディスカッション。世界の現状と未来を見据え、核兵器のない社会の実現に向けた連帯と行動を約し合った。
西方青年部長は、自分の地域で何ができるか具体的な道筋を描きつつ、平和建設への一歩を踏み出そうと述べた。
首都圏未来部の代表もオンラインで参加した会合では、広島・長崎・沖縄・九州の各地と、学生部の代表が活動報告した。その後、「Peace Education Lab」の代表理事で、若者の平和教育に取り組む林田光弘氏が登壇。林田氏は、多様な立場や認識を受け止める対話が、核兵器廃絶を進める上で重要であると語った。続くワークショップでは「5年後に当たり前になっているものとは?」をテーマにディスカッション。世界の現状と未来を見据え、核兵器のない社会の実現に向けた連帯と行動を約し合った。
西方青年部長は、自分の地域で何ができるか具体的な道筋を描きつつ、平和建設への一歩を踏み出そうと述べた。
サミットの会場となった長崎平和会館では期間中、学生部や女性平和委員会ユース会議、東北、四国の青年部が取り組んできた平和運動を紹介する展示コーナーが設置された
サミットの会場となった長崎平和会館では期間中、学生部や女性平和委員会ユース会議、東北、四国の青年部が取り組んできた平和運動を紹介する展示コーナーが設置された