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〈ターニングポイント 信仰体験〉 医師でモデルの華陽会 「無理でしょ」が私のスイッチ 2026年4月26日

  • 結局、勝つ人は「決めて、祈って、行動する」だった
夢の道をさっそうと行く早川さん。「信心が土台にあるから、負けるわけない!って思えるんです」
夢の道をさっそうと行く早川さん。「信心が土台にあるから、負けるわけない!って思えるんです」

  
  
 【東京都新宿区】医師でモデル……そんなのってアリ!? まるで漫画のような肩書を、現実にやっている人がいる。早川知里さん(28)=本部池田華陽会キャップ。その原動力を聞けば、「怒りがエネルギーです。負けず嫌いだから」。さらっと言う。でも、彼女の日常はなかなかハードだ。
  
  

激務の中でも笑顔を絶やさず。一人に尽くす医師を目指して
激務の中でも笑顔を絶やさず。一人に尽くす医師を目指して

  
  
 皮膚科医として、大学病院で週6日の勤務。夜間対応に備えた、当直もある。どっと疲れて帰宅すると洗面所へ直行。スキンケアは「仕事の一部」。体形維持には運動も必須だ。
 同僚から「そんな生活、いつまで続けるの?」と聞かれれば、「一生だよ!」と強めに言い返す。
  
 昔からこうだったわけじゃない。
 幼い頃は、かなり内気だった。テレビを見て芸能界に魅せられるも、「やってみたい」とは言い出せない。それどころか、教室で手も挙げられなかった。
 中学生でニキビに悩むと、さらに人の視線が気になった。
 市販薬では改善せず、皮膚科に通った。これが医師を目指す原点……とはならない。
 「流れ作業みたいな診察で、ムカーっとして(笑)」
  
  

池田華陽会の友と(前列中央が早川さん)
池田華陽会の友と(前列中央が早川さん)

  
  
 高校生になると、内に秘めたモデルへの思いが爆発寸前。進路選択では、母と「100回はケンカしました」。
  
 医師の家系で育った早川さん。ひとまず、医大を目指すことに。ただし本人は、勉強机で雑誌を広げるばかり。
 浪人。何をするにも上の空。見かねた母が言った。
 「信心する時でしょ」
 このままではダメだ。自分が一番、分かっていた。
 御本尊の前に座った。題目三唱だけ。勤行だけなら……。いつしか「唱題が習慣になると、不思議と心が定まっていったんです」。
  
 レールの上を進むだけのように感じた医師の仕事も、捉え方が変わる。テレビで紹介されていたある医師は、根気強く一人の患者と伴走していた。
 “こういうお医者さんになりたいかも”
  
 1日15時間の勉強。今度は本気だった。2017年(平成29年)に、東京の医大に進学した。
  
  

悩みも喜びも、何でも語り合える同志がいるから頑張れる
悩みも喜びも、何でも語り合える同志がいるから頑張れる

  
  
 沖縄から上京して衝撃を受けた。女子学生部の会合で出会った仲間たちだ。医大に通う同級生が喜々として、池田先生のことを語っている。
 “かっこいい! 私も知りたい!”
  
 池田先生の指針は、シンプルだった。
 「決めて」「祈って」「行動する」
  
 紙に夢をどんどん書いた。そして、祈った。勇気百倍。内気な性格はどこへやら。意気揚々と周囲に語った。
 「私は、モデルにも医者にもなる!」
 反応は冷ややかだった。
 「無理でしょ。できるわけないじゃん」
 周りの言葉に、ずーんとへこむ。疲れるまで泣いた。そして、怒りが湧いてきた。
  
 “できるか、できないかなんて、誰も分かんないじゃん! 見てろよー”
  
 「苦をば苦とさとり、楽をば楽とひらき、苦楽ともに思い合わせて南無妙法蓮華経とうちとなえいさせ給え」(新1554・全1143)
 早川さんのスイッチが入った。
  
 祈る中で、池田先生がつづった「行動する」ことについて考えた。思い浮かぶのは、自身の夢や悩みを懸けて、友人に仏法対話をする仲間の姿。
 早川さんも対話に挑んだ。「私が頑張れるのは、信心のおかげなんだ」
 一人また一人と、信心の喜びを語るたび、オーディション結果が書類選考から2次、最終審査と、「1段ずつだけど、確実に進んでいったんです」。
 もちろん努力もした。姿勢、表情、ポージング。全部研究。勉強の傍らでも、「好きだから、やめられないんです」。
  
 オーディションでは、ライバルと文字通り肩を並べる。“あの子の方がカワイイなあ”と弱気が顔を出すことも。
 けれど、祈ってきた自負が早川さんの背筋をピンと伸ばす。「あと、医学部は私だけだぞ!っていう変なプライドも、自分を支えてくれました(笑)」
  
 23年(令和5年)、努力が結果に結び付く。研修医1年目の8月、ミス日本ファイナリストに選ばれた。故郷の両親が自分のことのように喜んでくれた。
  
  

書いては祈って進んできた。振り返ると「全部かなってて、怖くなる(笑)」
書いては祈って進んできた。振り返ると「全部かなってて、怖くなる(笑)」

  
  
 昨年から、皮膚科医としても本格始動。「想像以上に大変なことの連続です」
  
 現場はシビアだ。
 毎日、顔を合わせる入院患者の中には、末期の皮膚がんと闘う人もいる。看取りにも立ち合う。
  
 “自分に何ができるのか。どう言葉をかけたらいいのか”
 答えのない問い。御本尊の前で向き合い続ける。
 「池田先生が示された“妙法の医師”って簡単じゃない」
  
 それでも、目の前の一人に全力を尽くしてきた。
 先日、床擦れによる手術を受けた患者から言われた。「今後の処置は早川さんにお願いしたい」
 入院当初から、働きぶりを見てくれていたという。
 誰かのためになれている――この実感が早川さんを突き動かす。
  
  

診察を終えた後、「それでお医者さんは?」「ああ、私です」。よく看護師と勘違いされるそう
診察を終えた後、「それでお医者さんは?」「ああ、私です」。よく看護師と勘違いされるそう

  
  
 今年は、1年間の雑誌掲載も決まった。初めて「決めて」「祈った」念願の雑誌だ。
  
 別のページには大勢のライバルたち。さぞ、負けん気にあふれているかと思いきや「最近、人の夢を心から応援できるようになったんです」
 一番の変化は、きっとここ。祈り始めて10年。多くの夢をかなえてきたが、この内面の変化こそ、早川さんはうれしいという。
  
 「まあ、3割くらいは“なにクソ!”って思いですけど(笑)」
 ありのまんまで勝負する。それが早川さんのイイトコロ。
  

周囲の声、世間の常識、臆病な心。全てを打ち破って進みゆく
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