オセアニアに友情の架け橋――各地の活動報告から(要旨)
オセアニアに友情の架け橋――各地の活動報告から(要旨)
2025年10月3日
- “世界広布のトップランナー”が前進
- “世界広布のトップランナー”が前進
“世界広布のトップランナー”の使命を胸に、オセアニアに友情の架け橋を――オーストラリア、ニュージーランドで9月、谷川SGI理事長ら訪問団が参加して記念の会合等が行われ、オセアニアの友はさらなる前進を誓い合った。ここでは、各地の集いで発表された活動報告(要旨)を紹介する。
“世界広布のトップランナー”の使命を胸に、オセアニアに友情の架け橋を――オーストラリア、ニュージーランドで9月、谷川SGI理事長ら訪問団が参加して記念の会合等が行われ、オセアニアの友はさらなる前進を誓い合った。ここでは、各地の集いで発表された活動報告(要旨)を紹介する。
●オーストラリア・ビクトリア方面幹部会
●オーストラリア・ビクトリア方面幹部会
笑顔輝くビクトリア方面の友。師弟有縁の地で広布拡大に挑む誇りを胸に、躍進を誓い合った(9月17日、ビクトリア会館で)
笑顔輝くビクトリア方面の友。師弟有縁の地で広布拡大に挑む誇りを胸に、躍進を誓い合った(9月17日、ビクトリア会館で)
壮年部 シェーン・マックリーンさん
壮年部 シェーン・マックリーンさん
差異を超えて信心の団結を
差異を超えて信心の団結を
私の父は、オーストラリア広布の草創のメンバーでした。幼い頃、私は小学校を退学させられるほどの問題児で、大人たちからいつも冷ややかな視線を浴びていました。
14歳になり、父に連れられてバーベキューパーティーに参加しました。それはSGIメンバーが開いた催しで、彼らは私を温かく迎え入れてくれました。以来、たいていの週末は座談会に参加するようになりました。
20代になっても、私はいつも他人と衝突していました。ある時、信心によって大きく境涯を変えた同志の姿に触発を受け、人間革命への挑戦を開始。最初は、嫌いな上司と別の部署になりたいと思っていた私が、唱題を重ねていくうち、彼と上手に付き合いたいと願うように。やがて、彼の幸せを心から祈れる自分に成長することができました。
私の仕事の態度にも変化が表れたのでしょう。上司の振る舞いも大きく変わり、互いを尊敬する関係を築けたのです。
私の父は、オーストラリア広布の草創のメンバーでした。幼い頃、私は小学校を退学させられるほどの問題児で、大人たちからいつも冷ややかな視線を浴びていました。
14歳になり、父に連れられてバーベキューパーティーに参加しました。それはSGIメンバーが開いた催しで、彼らは私を温かく迎え入れてくれました。以来、たいていの週末は座談会に参加するようになりました。
20代になっても、私はいつも他人と衝突していました。ある時、信心によって大きく境涯を変えた同志の姿に触発を受け、人間革命への挑戦を開始。最初は、嫌いな上司と別の部署になりたいと思っていた私が、唱題を重ねていくうち、彼と上手に付き合いたいと願うように。やがて、彼の幸せを心から祈れる自分に成長することができました。
私の仕事の態度にも変化が表れたのでしょう。上司の振る舞いも大きく変わり、互いを尊敬する関係を築けたのです。
メルボルンの「クイーン・ビクトリア・ガーデン」。緑豊かな公園が市内に点在する
メルボルンの「クイーン・ビクトリア・ガーデン」。緑豊かな公園が市内に点在する
メルボルン近郊に立つ「ビクトリア会館」。ビクトリア方面の広布の宝城と光る
メルボルン近郊に立つ「ビクトリア会館」。ビクトリア方面の広布の宝城と光る
私は今、ビクトリア州の中心部から120キロほど離れた小さな街に住んでいます。引っ越した当初、このエリアにSGIのグループはありませんでした。偶然の出会いや、婦人部の皆さんのサポートもあり、徐々にメンバーが増加。
一方で、急な転居や、連絡が取れなくなるメンバーもいましたが、多様な背景を持つ人々と信心の団結を築きたいと、粘り強く祈り続けました。現在では中核となるメンバーも育ち、個性豊かなグループになっています。
座談会での対話は、いつも希望と感動にあふれています。師の励ましや指針を学ぶと、勇気が湧いてきます。これからも唱題を根本に、グループをさらに発展させていく決意です。
私は今、ビクトリア州の中心部から120キロほど離れた小さな街に住んでいます。引っ越した当初、このエリアにSGIのグループはありませんでした。偶然の出会いや、婦人部の皆さんのサポートもあり、徐々にメンバーが増加。
一方で、急な転居や、連絡が取れなくなるメンバーもいましたが、多様な背景を持つ人々と信心の団結を築きたいと、粘り強く祈り続けました。現在では中核となるメンバーも育ち、個性豊かなグループになっています。
座談会での対話は、いつも希望と感動にあふれています。師の励ましや指針を学ぶと、勇気が湧いてきます。これからも唱題を根本に、グループをさらに発展させていく決意です。
●ニュージーランド総会
●ニュージーランド総会
記念の総会でニュージーランドの未来っ子たちがダンスを披露(9月20日、オークランド市のニュージーランド文化会館で)
記念の総会でニュージーランドの未来っ子たちがダンスを披露(9月20日、オークランド市のニュージーランド文化会館で)
婦人部 ロンニャ・アイバースさん
婦人部 ロンニャ・アイバースさん
誓願の祈りで一家和楽築く
誓願の祈りで一家和楽築く
私の家族は長年にわたり、互いの衝突や病気など、多くの課題に直面してきました。地元ウェリントンに新会館が建設されることになり、一昨年、今こそ一家和楽を築こうと決意。とりわけ、家族の入会を目指し、真剣な祈りを開始しました。
広布の活動に子どもたちを連れて行くこともあり、自然な形で、彼らがSGIに触れる機会が増えました。非暴力闘争の地として知られるパリハカの人々と、SGIとの交流会には家族で参加。学会の平和貢献への理解を深める契機になりました。
一昨年11月、池田先生のご逝去の報に接し、今こそ広布拡大に挑もうと誓いを新たにしました。何度も真剣な対話を重ね、それまで12年間信心に反対してきた夫が、ついに子どもたちの入会を認めてくれたのです。
私の家族は長年にわたり、互いの衝突や病気など、多くの課題に直面してきました。地元ウェリントンに新会館が建設されることになり、一昨年、今こそ一家和楽を築こうと決意。とりわけ、家族の入会を目指し、真剣な祈りを開始しました。
広布の活動に子どもたちを連れて行くこともあり、自然な形で、彼らがSGIに触れる機会が増えました。非暴力闘争の地として知られるパリハカの人々と、SGIとの交流会には家族で参加。学会の平和貢献への理解を深める契機になりました。
一昨年11月、池田先生のご逝去の報に接し、今こそ広布拡大に挑もうと誓いを新たにしました。何度も真剣な対話を重ね、それまで12年間信心に反対してきた夫が、ついに子どもたちの入会を認めてくれたのです。
突き抜けるような青空のもとに輝くニュージーランド文化会館
突き抜けるような青空のもとに輝くニュージーランド文化会館
異体同心のスクラム固く前進するニュージーランドの友(同)
異体同心のスクラム固く前進するニュージーランドの友(同)
その頃、仕事でも激動が続きました。臨時のリーダー職を任された直後に組織再編があり、同僚の不満やいら立ちの矛先が私に向けられたのです。“絶対に勝つ”と腹を決め、職場の仲間を仏法の智慧で励まそうと唱題を重ねました。勇気をもって変革を進めると、やがて一切の問題が解決。任期を終えて退職する際には、仕事の実績だけでなく、人としての振る舞いをたたえられました。
また当時、悩みも決意もありのままに語る中で、4人の友人と、一緒に題目をあげられるようになりました。入会した子どもたちは、後継のリーダーに成長。疎遠だった姉は、私が設立を担当した「戸田平和ギャラリー」に足を運んでくれました。
先生の「自他共の幸福のなかにこそ、本当の幸福もある」との指導を胸に刻み、これからもニュージーランド、そして世界に、平和と友情の城を築いてまいります。
その頃、仕事でも激動が続きました。臨時のリーダー職を任された直後に組織再編があり、同僚の不満やいら立ちの矛先が私に向けられたのです。“絶対に勝つ”と腹を決め、職場の仲間を仏法の智慧で励まそうと唱題を重ねました。勇気をもって変革を進めると、やがて一切の問題が解決。任期を終えて退職する際には、仕事の実績だけでなく、人としての振る舞いをたたえられました。
また当時、悩みも決意もありのままに語る中で、4人の友人と、一緒に題目をあげられるようになりました。入会した子どもたちは、後継のリーダーに成長。疎遠だった姉は、私が設立を担当した「戸田平和ギャラリー」に足を運んでくれました。
先生の「自他共の幸福のなかにこそ、本当の幸福もある」との指導を胸に刻み、これからもニュージーランド、そして世界に、平和と友情の城を築いてまいります。
●オーストラリア・ニューサウスウェールズ方面幹部会
●オーストラリア・ニューサウスウェールズ方面幹部会
新たな広布の扉を開くニューサウスウェールズ方面の幹部会(9月21日、シドニーのオーストラリア文化会館で)
新たな広布の扉を開くニューサウスウェールズ方面の幹部会(9月21日、シドニーのオーストラリア文化会館で)
女子部 サクシ・セティさん
女子部 サクシ・セティさん
使命の道開いた勇気の一歩
使命の道開いた勇気の一歩
私はインド・デリーで生まれ、13歳の時に家族と共にオーストラリアに移住しました。幼い頃から仏法に触れてきましたが、本格的に発心したのは約12年前のこと。一人一人の可能性を信じ抜き、励ましを送り続けた池田先生を人生の師と仰げたことが、最大の喜びです。
大学卒業後はシドニーで安定した職に就き、積極的に学会活動に挑戦してきました。方面のリーダーを経験し、大きな成長の機会もいただきました。
“もっと広く人類に貢献したい”――この思いが募り、昨年、イタリア・ローマの大学院修士課程に入学。積み重ねたキャリアを手放すことに葛藤がありましたが、「世界市民たれ」との先生の指針を胸に、勇気の一歩を踏み出しました。大学院では、平和学を専攻。草の根の平和構築や非暴力による紛争解決などを学び、視野を大きく広げることができました。
私はインド・デリーで生まれ、13歳の時に家族と共にオーストラリアに移住しました。幼い頃から仏法に触れてきましたが、本格的に発心したのは約12年前のこと。一人一人の可能性を信じ抜き、励ましを送り続けた池田先生を人生の師と仰げたことが、最大の喜びです。
大学卒業後はシドニーで安定した職に就き、積極的に学会活動に挑戦してきました。方面のリーダーを経験し、大きな成長の機会もいただきました。
“もっと広く人類に貢献したい”――この思いが募り、昨年、イタリア・ローマの大学院修士課程に入学。積み重ねたキャリアを手放すことに葛藤がありましたが、「世界市民たれ」との先生の指針を胸に、勇気の一歩を踏み出しました。大学院では、平和学を専攻。草の根の平和構築や非暴力による紛争解決などを学び、視野を大きく広げることができました。
オーストラリア文化会館内には、小説『新・人間革命』等の池田先生の著作が多数並ぶ
オーストラリア文化会館内には、小説『新・人間革命』等の池田先生の著作が多数並ぶ
谷川SGI理事長が担当して、青年リーダーの質問会が行われた(同)
谷川SGI理事長が担当して、青年リーダーの質問会が行われた(同)
広布のための行動に無駄はありません。シドニーに戻ると、以前の職場から復職の話がありました。しかも「平和学の研究を続けながら働きたい」という私の意向をくむ形での採用となりました。
何より、ローマで得た最大の功徳は“友情”です。日頃から友人に仏法の素晴らしさを語る中で、2人のクラスメートが会合に参加し、池田先生の著作を一緒に研さんするように。真心の対話から美しい友情が築かれることを実感しました。
今回の挑戦を通して、自らの決意と行動によって幸福の道が開かれることを学びました。どんな環境でも、目の前の一人を尊重し、対話を手段として平和と人間主義の文化を築いていく――それが私の使命であり、師匠への報恩の道であると確信しています。
広布のための行動に無駄はありません。シドニーに戻ると、以前の職場から復職の話がありました。しかも「平和学の研究を続けながら働きたい」という私の意向をくむ形での採用となりました。
何より、ローマで得た最大の功徳は“友情”です。日頃から友人に仏法の素晴らしさを語る中で、2人のクラスメートが会合に参加し、池田先生の著作を一緒に研さんするように。真心の対話から美しい友情が築かれることを実感しました。
今回の挑戦を通して、自らの決意と行動によって幸福の道が開かれることを学びました。どんな環境でも、目の前の一人を尊重し、対話を手段として平和と人間主義の文化を築いていく――それが私の使命であり、師匠への報恩の道であると確信しています。