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〈男子部のページ〉 「創立100周年世代」を真ん中に! 第6千葉総県の取り組み 2024年7月25日

  • 若者に託し、若者に学ぶ。そこに未来への突破口が

 今、男子部では、学会創立100周年である2030年に青年世代として広布を担う世代(主に20代以下)のメンバーを「創立100周年世代」と呼び、焦点を当てている。今回の「男子部のページ」では、ヤング世代を主役とした取り組みを行い、広布の連帯が大きく広がった、第6千葉総県の挑戦を紹介したい。
  

「5・3」を記念する男子部総会に集まった第6千葉総県の友(本年4月、松戸池田講堂で)
「5・3」を記念する男子部総会に集まった第6千葉総県の友(本年4月、松戸池田講堂で)
会合参加者の約半分がヤング世代!

 5・3「創価学会の日」を記念して開催された第6千葉総県の男子部総会。参加した450人のうち、約45%に当たる200人が、なんとヤング世代。その多くが、この1年以内に学会活動に取り組むようになったメンバーだ。
  
 なぜ、そのような盛り上がりを見せたのだろうか。先ごろまで第6千葉総県男子部長を務めた大西信行さん(現在は総千葉男子部大学校事務局長)の答えは明快だ。「ヤング世代を“主役”にしたからです」
  
 人口減少は、同総県の地域でも顕著だ。2年ほど前、大西さんは総県男子部長に就任した当時、大きな危機感を抱いていた。
  
 “このままでは、数年先、男子部の支部や本部の会合に来る20代は、いなくなってしまうのではないか。しかし、どうしたら若い人は会合に来るのか……”
  
 人知れず唱題を重ねる中で、総千葉男子部として「創立100周年世代」の取り組みを行うことが発表された。浦川総千葉男子部長の言葉にハッとした。「若い世代だからこそ若い世代が糾合できる。思い切って、全部、若い後輩たちに託してみましょう!」
  
 こうして、第6千葉総県の挑戦は始まった。
  

ヤングは主役、先輩世代はサポート

 総県のリーダーたちが心がけたのは、「ヤング世代による、ヤング世代のための会合」の実現と、そのサポートに徹することだ。総県主催の会合では、ヤング世代が企画・運営を担うようにお願いした。「企画にタブーはない。良いと思うものをどんどんやってほしい。人手が必要なところは、先輩世代に振ってほしい」とも伝えた。
  
 この方針に、「先輩たちの本気さを感じた」と語るのが、浦安勇舞県の伊藤弘明さん=部長=だ。総県が主催する「SGDカレッジ」(創価班〈S〉・牙城会〈G〉の新時代生および男子部大学校生〈D〉を対象にした会合)の中で、小説『人間革命』のディスカッションを企画した。「全員が、自分の言葉で気持ちを語り合う。それができたら、また次も来たくなるのではと考えました」
  
 池田先生の逝去直後に開催したSGDカレッジ。ディスカッションのテーマは「誓願とは何か」。参加者全員で、思いを語り合った。
  
 「いつも見守ってくれた先生がいなくなってしまったことは寂しい。でも生命は永遠なのだから、広宣流布のために頑張り続けたい」
  
 「中学生の頃、先生が“親孝行が大事だ”とスピーチされたことを思い出しました」
  
 伊藤さんはカレッジの模様を振り返る。「皆さんが真剣に語り合う姿を見て、企画に携われて良かったと思いました。僕自身ももっと師匠を求めていこうと決意できました」
  
 他の会合でもディスカッションを取り入れるようになったが、どうしても時間の関係で語り切れないことや質問できないこともあった――そうした声に応えたのが「質問ボックス回答」だ。
  
 ヤング世代を対象とした総県の教学勉強会では、ネットを使ってリアルタイムに質問を募集。一番「イイネ」が多かった質問に対して、先輩が回答するようにした。ぶっつけ本番で回答するだけに、先輩たちは事前の研さんに熱が入ったという。
  

浦安勇舞県のヤングの集い(浦安平和会館で)
浦安勇舞県のヤングの集い(浦安平和会館で)
男子部の仲間という最高の財産

 松戸勇者県のヤング世代の中心者である髙橋昂汰さん=本部長=は、この「質問ボックス回答」を話題にし、メンバーの訪問・激励に力を入れてきた。
  
 会合では、自分自身が仕事に行き詰まっている話などを赤裸々に語り、メンバーにアドバイスを求めた。「なんでも話せる仲間がいる。そんな雰囲気がメンバーを糾合していきました」
  
 市川栄光県の柳沢建次さん=地区リーダー=も新たに信心の実践を始めた一人だ。高校を卒業後、引きこもりの状況に。6年前の母の病気を機に、真剣に祈るようになった。母の病が快方に向かうにつれ、信心の確信を深め、アルバイトとして働くようになった。
  
 男子部の活動にも参加。小学校時代の友人への仏法対話にも挑戦した。柳沢さんの“変わりぶり”を見て、友人も学会の信仰に共感を示し、一緒に題目を唱えてくれた。「男子部の仲間という最高の財産を持つことができた。だからこそ、つらく苦しい状況でも頑張れます」と柳沢さん。
  

第6千葉総県のヤング世代のリーダーたち
第6千葉総県のヤング世代のリーダーたち
先輩たちのマインドチェンジ

 それぞれの組織で、ヤング世代に寄り添った先輩たちの多くが感じたことがある。それは“自分たちの世代よりも、後輩のほうが、実直に信心を実践し、池田先生の指針の意味を分かりたいと行動し、仲間同士で支え合う生き方を知っている”ということだ。
  
 1年間の取り組みを経て、200人のヤング世代が会合に参加する様子を見て、大西さんは、しみじみと感じた。「若い人の力、新しい世代の輝きを見いだし、心からたたえていく中に、組織の成長も、自分自身の成長もあることを教わりました。このマインドチェンジができたことは、私の一生の財産になっていくと思う」
  
 かつて池田先生は、このように語った。「私の恩師、戸田第二代会長も晩年、『君たちのほうが私に教えてくれ』と言っておりました。大学者の先生が、無学な一介の青年たちに、です。その心に感動し、自分も生涯、同じ心でいこうと決めました。“青年に学べ”は、学会の伝統です。そこに永遠の『進取』と『進歩』の軌道があると信じます」
  
 師匠の指針の意味を、実践の中で感じ、後輩と共に成長していける。そういうチャンスの時代に、今の男子部は生きている。

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