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手記 イダ・ボドスSGI副理事長 マダガスカルと南アフリカを訪ねて
手記 イダ・ボドスSGI副理事長 マダガスカルと南アフリカを訪ねて
2025年9月1日
- アフリカ各国で進む 広布という“人道競争”
- アフリカ各国で進む 広布という“人道競争”
“マダム・イダ(イダさん)”の愛称で、アフリカの同志から慕われるイダ・ボドスSGI副理事長。西アフリカのトーゴで広布の一粒種として長年にわたり奮闘してきた彼女は、同国の首都ロメで「ミョウレン(妙蓮)クリニック」を営む産婦人科医でもある。先月、マダガスカル(8月3日)と南アフリカ(同10日)で、新体制で出発する総会が開催され、それぞれにイダさんも駆け付けた。その模様を伝える手記が寄せられた。
“マダム・イダ(イダさん)”の愛称で、アフリカの同志から慕われるイダ・ボドスSGI副理事長。西アフリカのトーゴで広布の一粒種として長年にわたり奮闘してきた彼女は、同国の首都ロメで「ミョウレン(妙蓮)クリニック」を営む産婦人科医でもある。先月、マダガスカル(8月3日)と南アフリカ(同10日)で、新体制で出発する総会が開催され、それぞれにイダさんも駆け付けた。その模様を伝える手記が寄せられた。
一口にアフリカといっても、とても多様性に満ちた大陸です。マダガスカルと南アフリカを訪れるのは初めてでしたが、その事実を実感しました。特に、インド洋に浮かぶマダガスカルは歴史的にも文化的にもアジアの影響を強く受けています。けれど広布の同志に脈打つ「アフリカの世紀」を実現しゆく気概は共通でした。懸命に戦う友の姿を目の当たりにして、心から感動しました。
両国を訪問するに当たって、私は“新たな世界広布の時代を開こう”と強い決意に立つとともに、正直、少し緊張していました。
しかし、不安はすぐに吹き飛びました。新出発の息吹にあふれる両国の友が、晴れやかな表情で温かく歓迎してくれたのです。中でも、使命感に満ちた青年たちの目の輝きは忘れることができません。本当に、皆が、常に笑顔でした。
マダガスカルでは総会と併せて御本尊授与式も行われ、晴れて御本尊を受持した女子部員が暮らす村へ、ご安置に伺いました。その地域で御本尊を初めて受持したのが彼女でした。驚いたことに、彼女は既に隣人の青年に対して仏法対話を重ねていたのです。
信心に巡り合って蘇生した青年が、歓喜に満ちた姿で、さらに多くの人に希望と勇気を送る――そこには、文字通り“善の連鎖反応”があり、「21世紀の大陸」の平和と繁栄のために、池田先生の弟子として真剣に戦う姿がありました。
支部結成20周年を記念した同国の総会には、全土から約200人が参加。とりわけ、地方から集ったメンバーの熱い求道心に心を打たれました。25人ほどが乗れるバスで、20時間以上かけて駆け付けたメンバーや、ボートや車を乗り継ぎ、38時間かけて集ったメンバーも。私はトーゴから空路でマダガスカルに行く際、エチオピアで飛行機を乗り継ぎましたが、それ以上の時間をかけて集う同志が多くいたのです。文字通り、会合に集うこと自体が大変な“戦い”です。「道のとおきに心ざしのあらわるるにや」(新1684・全1223)と御書に仰せの通り、求道の姿そのものでした。
一口にアフリカといっても、とても多様性に満ちた大陸です。マダガスカルと南アフリカを訪れるのは初めてでしたが、その事実を実感しました。特に、インド洋に浮かぶマダガスカルは歴史的にも文化的にもアジアの影響を強く受けています。けれど広布の同志に脈打つ「アフリカの世紀」を実現しゆく気概は共通でした。懸命に戦う友の姿を目の当たりにして、心から感動しました。
両国を訪問するに当たって、私は“新たな世界広布の時代を開こう”と強い決意に立つとともに、正直、少し緊張していました。
しかし、不安はすぐに吹き飛びました。新出発の息吹にあふれる両国の友が、晴れやかな表情で温かく歓迎してくれたのです。中でも、使命感に満ちた青年たちの目の輝きは忘れることができません。本当に、皆が、常に笑顔でした。
マダガスカルでは総会と併せて御本尊授与式も行われ、晴れて御本尊を受持した女子部員が暮らす村へ、ご安置に伺いました。その地域で御本尊を初めて受持したのが彼女でした。驚いたことに、彼女は既に隣人の青年に対して仏法対話を重ねていたのです。
信心に巡り合って蘇生した青年が、歓喜に満ちた姿で、さらに多くの人に希望と勇気を送る――そこには、文字通り“善の連鎖反応”があり、「21世紀の大陸」の平和と繁栄のために、池田先生の弟子として真剣に戦う姿がありました。
支部結成20周年を記念した同国の総会には、全土から約200人が参加。とりわけ、地方から集ったメンバーの熱い求道心に心を打たれました。25人ほどが乗れるバスで、20時間以上かけて駆け付けたメンバーや、ボートや車を乗り継ぎ、38時間かけて集ったメンバーも。私はトーゴから空路でマダガスカルに行く際、エチオピアで飛行機を乗り継ぎましたが、それ以上の時間をかけて集う同志が多くいたのです。文字通り、会合に集うこと自体が大変な“戦い”です。「道のとおきに心ざしのあらわるるにや」(新1684・全1223)と御書に仰せの通り、求道の姿そのものでした。
新出発の総会に集ったマダガスカルのメンバーが和やかに(8月3日、首都アンタナナリボで)
新出発の総会に集ったマダガスカルのメンバーが和やかに(8月3日、首都アンタナナリボで)
一方、南アフリカ総会も歓喜の渦の中で行われました。印象深かったのは、多くの人から、5月3日に24カ国の同志が一堂に会してトーゴで開催された「アフリカ希望総会」について質問が相次いだことです。
「希望総会の成功の秘密は何か」「どのように立派な後継の人材を育てていったのか」など、自国の広布伸展のために、何でも吸収しようとする真剣さと勢いを感じました。
あるメンバーは「希望総会は、アフリカ広布の模範の姿です」と語り、トーゴの私たちが感じている以上に、大きな歴史的意義を見いだしているようでした。今、アフリカの国々の中では、親しみの心をもちつつ、「トーゴを追い抜きたい」との意気込みが高まっていることを感じます。
まさに、生命尊厳の妙法の光でアフリカ全土を照らしゆく“人道競争”が始まりつつあります。アフリカにとって、非常に意義深い、広布前進の鼓動であると感じています。
昨年11月、SGI副理事長の重責をいただいて以来、常に師匠・池田先生の指導を身に体し、広布後継の友を育成したいと願ってきました。
どんなに厳しい困難に直面しても決して屈せず、最高の自分自身を広布にささげ、アフリカ大陸全てのリーダーと題目の絆を強めていこうと決意し、進んできました。
間もなく、池田先生の三回忌を迎えます。まずは全ての同志と共に、10月に行う「第8回アフリカ教学実力試験」の大成功を勝ち取っていきます。
両国の訪問を通じて、皆の胸に、アフリカ広布に生きる深い喜びがあふれていることを感じました。その誓いのエネルギーこそ、池田先生が語られた「21世紀はアフリカの世紀」との構想を実現する原動力であり、私たちの未来を限りなく発展させゆく力です。
言い尽くすことができない師恩に報いるため、「一人立つ」精神を貫き、アフリカ広布という弟子の使命に生き抜いていきます。
一方、南アフリカ総会も歓喜の渦の中で行われました。印象深かったのは、多くの人から、5月3日に24カ国の同志が一堂に会してトーゴで開催された「アフリカ希望総会」について質問が相次いだことです。
「希望総会の成功の秘密は何か」「どのように立派な後継の人材を育てていったのか」など、自国の広布伸展のために、何でも吸収しようとする真剣さと勢いを感じました。
あるメンバーは「希望総会は、アフリカ広布の模範の姿です」と語り、トーゴの私たちが感じている以上に、大きな歴史的意義を見いだしているようでした。今、アフリカの国々の中では、親しみの心をもちつつ、「トーゴを追い抜きたい」との意気込みが高まっていることを感じます。
まさに、生命尊厳の妙法の光でアフリカ全土を照らしゆく“人道競争”が始まりつつあります。アフリカにとって、非常に意義深い、広布前進の鼓動であると感じています。
昨年11月、SGI副理事長の重責をいただいて以来、常に師匠・池田先生の指導を身に体し、広布後継の友を育成したいと願ってきました。
どんなに厳しい困難に直面しても決して屈せず、最高の自分自身を広布にささげ、アフリカ大陸全てのリーダーと題目の絆を強めていこうと決意し、進んできました。
間もなく、池田先生の三回忌を迎えます。まずは全ての同志と共に、10月に行う「第8回アフリカ教学実力試験」の大成功を勝ち取っていきます。
両国の訪問を通じて、皆の胸に、アフリカ広布に生きる深い喜びがあふれていることを感じました。その誓いのエネルギーこそ、池田先生が語られた「21世紀はアフリカの世紀」との構想を実現する原動力であり、私たちの未来を限りなく発展させゆく力です。
言い尽くすことができない師恩に報いるため、「一人立つ」精神を貫き、アフリカ広布という弟子の使命に生き抜いていきます。
イダ・ボドスSGI副理事長と南アフリカのリーダーがはつらつと
イダ・ボドスSGI副理事長と南アフリカのリーダーがはつらつと
南アフリカ総会に出席した、求道の心光る同志(8月10日、ヨハネスブルク郊外の南アフリカ文化会館で)
南アフリカ総会に出席した、求道の心光る同志(8月10日、ヨハネスブルク郊外の南アフリカ文化会館で)