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どんなに苦しく寒い冬が続いても、冬は必ず春となるのです 〈耳で読む 青春対話〉17 2026年6月6日

 「音声読み上げ」を押すと音声プレーヤーが起動します。いつでもどこでも“耳で読む”ことができます。

―― 青春対話 ――

 春が近づいてきた。梅が咲き、桃が開き、もうすぐ桜の季節になる。
 「冬来たりなば、春遠からじ」と詩人のシェリーは歌ったが、どんなに苦しく寒い冬が続いても、冬は必ず春となるのです。
 これが宇宙の法則であり、生命の法則です。だから人間も、どんなにつらい冬が続いても、希望を捨ててはいけない。希望をなくさない限り、必ず春が来る。春とは「開花」の季節です。
 何度も言うように、仏法では「桜梅桃李」と説いている。桜には桜の美しさがある。梅には梅の香りがある。桃には桃の彩りがある。李には李の味わいがある。
 人それぞれに使命があり、個性があり、生き方がある。それを認め、尊重することです。それが自然です。現に、花たちの世界はそうなっている。百花繚乱です。
 ところが人間の世界は、違いを尊重できないで、「差別」をしたり、「いじめ」をしたりする。人権の破壊です。ここに根本的な不幸が生まれる。
 だれもが、人間として、人間らしく開花し、人間としての使命をまっとうしていく権利がある。自分にもある。人にもある。それが人権です。
 人権を尊重しないだけでなく人権を侵害するのは、すべての秩序を破壊しているようなものです。人権を大切にし、人を尊敬できる――そういう「自分自身の確立」が必要です。

(青春対話1 第2章 P181~182)

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