- ルビ
〈はなさんキャラトーク〉 2026年5月2日
本紙で好評連載中の漫画「はなさん」の登場キャラクターが過去掲載回を取り上げて深掘りする「はなさんキャラトーク」。第21回は、男子部の葉庭君と井野君に語り合ってもらいます。テーマは「会合」。
3月と4月の「はなさん」は、部員さん宅への訪問の日程を動かして友人に会ったり、会合を休んで部員さんに会ったりという内容でした。
まさにわれわれが、それをやった張本人で……もしかして、今日はその反省会?(笑) 読者の皆さんから「リーダーたるもの部員さんファーストだろ!」「会合を休むなんて何たることか!」みたいなお叱りがあったとか?
いえいえ。その手のお叱りはなかったようです。ただ、会合に参加するべきか否かとか、メンバーを選ぶか友人を選ぶかとか、そういった二項対立の議論にしないためにも、紙面でいろいろと話し合えればと思いました。
なるほど。だから“会合は必要最低限にすべき論者”の俺の出番になるわけだな。
僕が今日、問いたいことはたった一つ。僕たちは“何のために会合をやっているのか”ということなんです。井野さんは、どう思いますか。
よくぞ聞いてくれた。みんなは俺が、その日の気分で会合を休んでいると思っている気がするんだけど、実際はそうじゃないんだな。まさに“何のため”を考えて判断をしているんだ。
詳しく教えてください。
大事な会合だから行かなければいけないとか、組織を盛り上げるために参加しようとか、結集の目標を達成したいとか、俺にはそんな発想はない。参加した方が自分のためになるとか、あの部員さんと話がしたいとか、そういう明確な目的があるときに会合に行くんだ。
「なんて身勝手なやつだ」と感じられた読者の方もいるかもしれませんが、僕はとても大切な意見だと思いました。学会員の間でよく「会合に行きたくなかったけど、自分を奮い立たせて参加してみると元気になった」みたいなことが言われますよね。他者から触発や感化を受けて元気になる。そういうことは多々あるわけですが、会合を主催することもある立場としては、「そもそも、みんなが行きたくなる会合にしなきゃ」って思うんですよね(笑)。
主催する側は、まずは「行きたくない」と思われていることを真摯に受け止めないといけないよな。俺ぐらいの嗅覚になると、式次第や会合連絡のメッセージを見るだけで、参加者のための会合かどうかが分かるけどね(笑)。
試しに現在無料で使える「SOKA D.I. SEARCH(ソウカ・ディー・アイ・サーチ)」のプレリリース版に「会合に参加する意味が分かりません」って入力してみたんです。すると、池田先生のこんなご指導が出てきました。
〈たとえば会合をする。何人来たか、きちんとできたか――そうしたことのみを気にし、形にとらわれて、実質を見失う。これでは失敗である。
「実質」とは、たとえ少人数でもよい、来た人が、心から納得し、喜び、御本尊への確信をもって出発できたかどうかである。たった三人であっても、御本尊を拝し、御書を拝読し、感激し、信心の炎が燃え上がっていけば、仏法の眼から見て、計り知れないほど偉大な集いである〉
この池田先生のご指導って“観念”としての話じゃないよな。「はなさん」の読者からの感想に、時々、こんな声があるって聞いたんだ。三丁目地区は青年世代が多い。自分の地区に青年世代はいない――って。人口減少社会における地方の実情を考えれば、限界集落ならぬ“限界座談会”があることは容易に想像できる。その時に、たとえ会合の参加者が「2、3人」だったとしても、「仏法の眼」から見て「偉大な集い」にできるかどうか。葉庭君が言うように“何のために会合をやっているのか”という問いを、いま一度、全てのリーダーが自問する必要があると思う。
いよいよ新しい価値創造の時代ですね。今回は、井野さんとこんなに真面目な話ができたことが、僕にとっては何よりの価値創造でした。
葉庭君って言葉遣いは丁寧だけど、基本的に俺のことイジるよね(笑)。
次回は5月16日(土)付で漫画の予定です
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