〈小説『人間革命』起稿60周年 生命の刻印 間断なきペンの闘争〉第12回 精神の正史Ⅲ(1面から続く) 2024年12月2日
1983年6月21日、ペッチェイ博士を、心からねぎらい、歓迎する池田先生(フランス・パリで)。博士は戦時中、ファシズムへの抵抗運動の中で投獄され、激しい拷問を耐え抜いた経験を持つ。“平和の闘士”として響き合う両者の語らいは、対談集『21世紀への警鐘』に結実した
1969年秋、池田先生のもとに一通のエアメールが届いた。
「貴殿の思想や著作に強い関心をもっております……」
差出人は20世紀を代表する歴史学者アーノルド…
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