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〈巻頭言〉6月号 湧きいだせ! 「負けじ魂」を――闇を光に変える池田先生の信念 2025年6月1日

  • 創価学会会長 原田稔
第2の「七つの鐘」がスタートした2001年。5・3「創価学会の日」記念の東京総会に際し、池田先生は、有志が設置した「七つの鐘」のオブジェを力強く打ち鳴らした(同年4月、豊島区巣鴨の東京戸田記念講堂)
第2の「七つの鐘」がスタートした2001年。5・3「創価学会の日」記念の東京総会に際し、池田先生は、有志が設置した「七つの鐘」のオブジェを力強く打ち鳴らした(同年4月、豊島区巣鴨の東京戸田記念講堂)

 富士の頂は烈風にさらされる。しかし、王者の山は悠然として動じない。広大な裾野が秀峰を支えているからだ。

 宗教界の王者たる学会も、いかなる暴風にも揺るがない。この強固な大山の土台こそ、友に幸福の哲学を語り、正義と真実を広げる学会員の皆様方なのだ。

 1970年、学会は「言論問題」の渦中にあった。悪意に満ちた、どす黒い中傷の嵐が吹き荒れていた5月、池田大作先生は記者会見に臨まれ、泰然として宣言なされた。「学会がどうなるか、21世紀を見てください。社会に大きく貢献する人材が、必ず陸続と育つでしょう。その時が、私の勝負です!」

 人材こそ宝だ。先生は自らの手で後継の弟子を育成し、闇を光に変えようと誓っておられた。

 翌6月、神奈川に首都圏未来部の代表が参集。先生は「大阪事件」等を通し、“民衆を守り、幸福にする人に”と厳愛の指導をされた。学会の将来を断じて頼む――師の思いを、紅顔の青少年たちは魂に刻んだ。全国各地で誕生した「未来会」の友は、半世紀余りを経た今、社会の、広布のリーダーへと育ち、励ましと実証の日々を送っている。

祈りが勝利の要諦

 85年の6月、先生は東京の各市区を相次いで訪問。行く先々の会館で同志と勤行された。“祈りこそ勝利の要諦”と示されたのである。「東京が勝てば、それは皆の勝利だ! 私の勝利だ!」とつづられた先生の期待に応える時は今である。

 今月が誕生月の牧口常三郎先生も、「信心が知恵の源泉であり、最高に自分自身を輝かせていくことを知るべきである」と教えられた。私たちは勇気の祈りで「負けじ魂」を湧きいだし、いかなる逆境も飛翔の風にして、栄光の大空へ飛び立つのだ。

 90年6月、先生は兵庫の関西池田記念墓地公園を初訪問。この時も、一分一秒を惜しんで励ましに徹しておられた。

 「一人を大切にする」行動こそ、創価山の大いなる裾野だ。私たち弟子も、師の姿を模範とし、一人、また一人と、友情の語らいを広げていこう!

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