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「新カント派の哲学と近代日本」が発刊 東洋哲学研究所から 2025年12月4日
『新カント派の哲学と近代日本――受容と展開』(写真)が、東洋哲学研究所から発刊された。
「新カント派」は19世紀後半から20世紀初頭にかけて、ヨーロッパを中心に世界的な影響力を持った哲学の潮流。日本でも明治末期から昭和初期にかけて多くの知識人に受け入れられ、思想界に大きな影響を及ぼした。
本書は、この哲学思想が日本でどのように受容され、展開していったかを詳しく解明している。
創価大学の教授であり、同研究所の研究員である伊藤貴雄氏が中心となり、総勢29人が執筆した。関連する思想家や思想運動との関係性にも注目しながら、問題意識を明確に示し、今後の研究の基礎となる哲学史を提示する一書となっている。
5800円(税込み)。全国の書店で予約・注文できます。聖教ブックストアのウェブサイトでも受け付け中。東哲ホームページ(www.totetu.org)に詳細を掲載。














