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名字の言 生死を超えて響き合う「心」 2025年9月23日

 柊サナカさんの小説『天国からの宅配便』(双葉社)は、依頼主から生前に預かった品物をその人の死後、しかるべき人に届けるという物語。本好きだった母から“息子の成人まで”と毎年の誕生日に本が贈られ、それを励みにして成長する息子の姿など、心温まる話がちりばめられている▼心は生死を超えて響き合う。亡くなった後に故人の思いや愛を知ると誰しも胸がいっぱいになる。先日、こんな話を聞いた。二人の友が、亡くなった女性の命日に墓参りをした時のこと。その家族と久々に再会した▼それまで家族は信心に反対だったが、彼女が生前、家族の幸せを願って信心していたと伝えると、感じるものがあったのだろう。その後、信心への理解を深めたいと、本紙の購読を始めたという。二人は「彼女の祈りが通じた」と喜んだ▼御書に「目連尊者が法華経を信じまいらせし大善は、我が身仏になるのみならず、父母、仏になり給う。上七代・下七代、上無量生・下無量生の父母等、存外に仏となり給う」(新2026・全1430)と。一人の成仏が先祖、子孫の成仏を開くのだ▼きょう「秋分の日」を中心に、各地で秋季彼岸勤行法要が営まれる。故人に思いをはせ、広布に生きる喜びを深め合いたい。(教)

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