〈女性部のページ〉 平和・文化・教育の光を発信――創価世界女性会館が来月8日で開館25周年
〈女性部のページ〉 平和・文化・教育の光を発信――創価世界女性会館が来月8日で開館25周年
2025年8月16日
- 40を超える国・地域から識者が来館
- 40を超える国・地域から識者が来館
来月8日、開館25周年を迎える創価世界女性会館。外壁には女性の「聡明さ」を象徴する月桂冠がデザインされている
来月8日、開館25周年を迎える創価世界女性会館。外壁には女性の「聡明さ」を象徴する月桂冠がデザインされている
来月8日、世界に平和・文化・教育の大光を発信してきた東京・信濃町の「創価世界女性会館」が開館25周年を迎えます。今回の「女性部のページ」は、創価の女性の“希望の城”と輝く同会館の歴史を紹介します。
来月8日、世界に平和・文化・教育の大光を発信してきた東京・信濃町の「創価世界女性会館」が開館25周年を迎えます。今回の「女性部のページ」は、創価の女性の“希望の城”と輝く同会館の歴史を紹介します。
JR信濃町駅を降りて、外苑東通りを北へ進むこと数分。淡いイエローの気品ある外壁が、夏の青空に映える。
四半世紀前の2000年に誕生した創価世界女性会館。開館日となった9月8日は、学会の平和運動の原点――第2代会長・戸田城聖先生の「原水爆禁止宣言」の日である。さらに池田大作先生の「日中国交正常化提言」の日であり、ソ連初訪問の日でもある。
この事実に、「平和の文化」を発信する同会館の使命と、「21世紀を『女性の世紀』に」との池田先生の思いが脈打っている。
開館式には、名誉館長の池田香峯子夫人が参加。日本と世界の女性リーダーの代表と共に、テープカットを行い、壮麗な“世界一の女性城”は産声を上げた。
開館の翌日(9日)には、池田先生が初訪問。香峯子夫人と共に、館内をくまなく視察し、代表と勤行・唱題。「女性会館ができて、学会全体が明るくなったようだね。いよいよ『女性の世紀』です」と祝福した。
JR信濃町駅を降りて、外苑東通りを北へ進むこと数分。淡いイエローの気品ある外壁が、夏の青空に映える。
四半世紀前の2000年に誕生した創価世界女性会館。開館日となった9月8日は、学会の平和運動の原点――第2代会長・戸田城聖先生の「原水爆禁止宣言」の日である。さらに池田大作先生の「日中国交正常化提言」の日であり、ソ連初訪問の日でもある。
この事実に、「平和の文化」を発信する同会館の使命と、「21世紀を『女性の世紀』に」との池田先生の思いが脈打っている。
開館式には、名誉館長の池田香峯子夫人が参加。日本と世界の女性リーダーの代表と共に、テープカットを行い、壮麗な“世界一の女性城”は産声を上げた。
開館の翌日(9日)には、池田先生が初訪問。香峯子夫人と共に、館内をくまなく視察し、代表と勤行・唱題。「女性会館ができて、学会全体が明るくなったようだね。いよいよ『女性の世紀』です」と祝福した。
池田先生が創価世界女性会館を初訪問し、香峯子夫人と共に油彩画「ハッピーマザー」を鑑賞(2000年9月9日)。「ここは、夢の世界のようだ。ここに来た人は、皆、心が美しくなるだろう」と平和の宝城の完成を祝福した
池田先生が創価世界女性会館を初訪問し、香峯子夫人と共に油彩画「ハッピーマザー」を鑑賞(2000年9月9日)。「ここは、夢の世界のようだ。ここに来た人は、皆、心が美しくなるだろう」と平和の宝城の完成を祝福した
開館の折、池田先生は和歌を詠み、贈っている。
晴れ晴れと
一人も もれなく
幸福に
この城 来たりし
貴女も 私も
本年1月、同会館の来館者が100万人を突破。近隣に住んでいた、ある駐日大使は語っている。“女性会館に入る方々は、皆、おきれいです! でも私は、入る時以上に、出てくる姿は、もっと美しいと思うんです。生命が躍動し、幸福感に満ちた「輝く女性」を、多く見かけます”と。希望と光るこの宝城に集い来た創価の女性たちは、師弟の信心を貫き、それぞれの地域や職場、家庭で信頼と友情のスクラムを築き、広げてきた。
開館の折、池田先生は和歌を詠み、贈っている。
晴れ晴れと
一人も もれなく
幸福に
この城 来たりし
貴女も 私も
本年1月、同会館の来館者が100万人を突破。近隣に住んでいた、ある駐日大使は語っている。“女性会館に入る方々は、皆、おきれいです! でも私は、入る時以上に、出てくる姿は、もっと美しいと思うんです。生命が躍動し、幸福感に満ちた「輝く女性」を、多く見かけます”と。希望と光るこの宝城に集い来た創価の女性たちは、師弟の信心を貫き、それぞれの地域や職場、家庭で信頼と友情のスクラムを築き、広げてきた。
創価世界女性会館の芳名録。フィリピンの名門キャピトル大学の創立者のラウレアナ・ロサレス博士は「混迷する世界には、創価の女性の皆さま方の存在が必要なのです。SGIの連帯が世界中に拡大していかれることを祈ります」とつづった
創価世界女性会館の芳名録。フィリピンの名門キャピトル大学の創立者のラウレアナ・ロサレス博士は「混迷する世界には、創価の女性の皆さま方の存在が必要なのです。SGIの連帯が世界中に拡大していかれることを祈ります」とつづった
創価世界女性会館には、ノーベル平和賞受賞者のベティ・ウィリアムズ博士をはじめ、数多くの識者が来館している。
創価世界女性会館には、ノーベル平和賞受賞者のベティ・ウィリアムズ博士をはじめ、数多くの識者が来館している。
「私は女性が世界を変えると、心の底から信じています」と、ノーベル平和賞受賞者のベティ・ウィリアムズ博士は訴えた(06年11月)
「私は女性が世界を変えると、心の底から信じています」と、ノーベル平和賞受賞者のベティ・ウィリアムズ博士は訴えた(06年11月)
「平和の文化講演会」で地球憲章インタナショナルのミリアン・ビレラ事務局長が講演。「平和への一歩を共に踏み出そう」と(24年3月)
「平和の文化講演会」で地球憲章インタナショナルのミリアン・ビレラ事務局長が講演。「平和への一歩を共に踏み出そう」と(24年3月)
幸福を願う心が共鳴した一こま
幸福を願う心が共鳴した一こま
本年3月には、インドネシア共和国の故アブドゥルラフマン・ワヒド元大統領の長女・アリサ氏、次女・イェニー氏が相次いで来館した。館内にあるワヒド元大統領夫妻と池田先生の交流の歴史を紹介したパネルを、感激した面持ちで見つめたという。
現在、ワヒド財団議長を務めるイェニー氏は、同会館での「平和の文化講演会」の冒頭、全ての女性へのエールを込めて、インドネシアに伝わる母の歌を、アカペラで披露。温かく優しい歌声に応えるように、場内の参加者全員で、学会歌「母」を合唱――。会場は平和と幸福を願う女性の心が共鳴した麗しい一こまとなった。
同会館には、ほかにも未来学者のヘイゼル・ヘンダーソン博士、元宇宙飛行士のアレクサンドル・セレブロフ博士夫妻など、40を超える国・地域から識者が訪れている。
本年3月には、インドネシア共和国の故アブドゥルラフマン・ワヒド元大統領の長女・アリサ氏、次女・イェニー氏が相次いで来館した。館内にあるワヒド元大統領夫妻と池田先生の交流の歴史を紹介したパネルを、感激した面持ちで見つめたという。
現在、ワヒド財団議長を務めるイェニー氏は、同会館での「平和の文化講演会」の冒頭、全ての女性へのエールを込めて、インドネシアに伝わる母の歌を、アカペラで披露。温かく優しい歌声に応えるように、場内の参加者全員で、学会歌「母」を合唱――。会場は平和と幸福を願う女性の心が共鳴した麗しい一こまとなった。
同会館には、ほかにも未来学者のヘイゼル・ヘンダーソン博士、元宇宙飛行士のアレクサンドル・セレブロフ博士夫妻など、40を超える国・地域から識者が訪れている。
米エマソン協会元会長のサーラ・ワイダー博士を歓迎(09年11月)。博士は女性部の平和運動を“人類を人間主義のもとに一つに結ぶ”と評した
米エマソン協会元会長のサーラ・ワイダー博士を歓迎(09年11月)。博士は女性部の平和運動を“人類を人間主義のもとに一つに結ぶ”と評した
北京大学に中国初の池田思想の研究会を立ち上げた賈蕙萱(かけいけん)博士。池田先生の哲学をさらに広めていきたいと語った(18年9月)
北京大学に中国初の池田思想の研究会を立ち上げた賈蕙萱(かけいけん)博士。池田先生の哲学をさらに広めていきたいと語った(18年9月)
世界へ未来へと師の哲学を宣揚
世界へ未来へと師の哲学を宣揚
平和構築をはじめ、人道支援、災害復興、子どもの人権、高齢社会、ジェンダー平等などをテーマに、同会館で開催している平和の文化講演会には、海外だけでなく国内の識者も数多く登壇している。また、「子どもの心を育てる」をテーマの柱とした「コスモスセミナー」は、70回を数える。専門家を招き、不登校や発達障がいなど、子育てに悩む親に寄り添い、希望と励ましを届けてきた。
女性平和委員会が尽力してきた、さまざまな展示でも、多様なテーマを取り上げるなど、平和・文化・教育の光を発信。池田先生の哲学を世界へ未来へと宣揚してきたのも、同会館の誇りの一つである。
平和構築をはじめ、人道支援、災害復興、子どもの人権、高齢社会、ジェンダー平等などをテーマに、同会館で開催している平和の文化講演会には、海外だけでなく国内の識者も数多く登壇している。また、「子どもの心を育てる」をテーマの柱とした「コスモスセミナー」は、70回を数える。専門家を招き、不登校や発達障がいなど、子育てに悩む親に寄り添い、希望と励ましを届けてきた。
女性平和委員会が尽力してきた、さまざまな展示でも、多様なテーマを取り上げるなど、平和・文化・教育の光を発信。池田先生の哲学を世界へ未来へと宣揚してきたのも、同会館の誇りの一つである。
「7色に輝く女性展」の開幕式(18年9月)。近代看護の創始者・ナイチンゲールをはじめ、世界の偉人とたたえられる7人の女性の生涯に光を当て、大きな反響を呼んだ
「7色に輝く女性展」の開幕式(18年9月)。近代看護の創始者・ナイチンゲールをはじめ、世界の偉人とたたえられる7人の女性の生涯に光を当て、大きな反響を呼んだ
池田先生は、創価世界女性会館を初訪問した折、こうも語っている。
「皆さまが、一人も残らず、幸福になられるよう、勝利されるよう、毎日、真剣に祈っています」
開館30周年の節目は、学会創立100周年の2030年。師の心をわが心とする、全国・全世界の創価の女性たちが手を携えながら、幸福と勝利の未来を切り開いていく。
池田先生は、創価世界女性会館を初訪問した折、こうも語っている。
「皆さまが、一人も残らず、幸福になられるよう、勝利されるよう、毎日、真剣に祈っています」
開館30周年の節目は、学会創立100周年の2030年。師の心をわが心とする、全国・全世界の創価の女性たちが手を携えながら、幸福と勝利の未来を切り開いていく。
池田先生の励ましの足跡を展示
池田先生の励ましの足跡を展示
創価世界女性会館には来館者が見学できる展示コーナーが設けられている(現在は広宣流布誓願勤行会の参加者等が見学可能)。
2階の「輝きの出会い 世界との語らい」では、池田先生と、アメリカ公民権運動の母ローザ・パークス氏や、アフリカの女性として初めてノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイ博士など、世界の識者との語らいの一端が紹介されている。
また、「四季の光彩」と題して、池田先生が各地で撮影した四季折々の写真とともに、先生の珠玉の励ましの言葉を紹介する展示も見学できる。
創価世界女性会館には来館者が見学できる展示コーナーが設けられている(現在は広宣流布誓願勤行会の参加者等が見学可能)。
2階の「輝きの出会い 世界との語らい」では、池田先生と、アメリカ公民権運動の母ローザ・パークス氏や、アフリカの女性として初めてノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイ博士など、世界の識者との語らいの一端が紹介されている。
また、「四季の光彩」と題して、池田先生が各地で撮影した四季折々の写真とともに、先生の珠玉の励ましの言葉を紹介する展示も見学できる。
創価世界女性会館の2階に設置されている展示「四季の光彩」
創価世界女性会館の2階に設置されている展示「四季の光彩」
4階には、「白ゆり平和記念室」を設置。この記念室は、婦人部結成55周年の2006年に開設されたもの。“世界中の創価の女性にとって、師匠と共に広布に生きゆく人生の糧となるように”――との思いが込められている。
展示では、同会館の定礎式を祝して池田先生が贈った和歌や、池田先生夫妻ゆかりの品々を見ることができる。また、世界各地で同志に励ましを送った池田先生の足跡を紹介するパネルなども設置されている。
4階には、「白ゆり平和記念室」を設置。この記念室は、婦人部結成55周年の2006年に開設されたもの。“世界中の創価の女性にとって、師匠と共に広布に生きゆく人生の糧となるように”――との思いが込められている。
展示では、同会館の定礎式を祝して池田先生が贈った和歌や、池田先生夫妻ゆかりの品々を見ることができる。また、世界各地で同志に励ましを送った池田先生の足跡を紹介するパネルなども設置されている。