〈SDGs×SEIKYO〉 学生記者が質問! ふるさと納税って誰のため?
〈SDGs×SEIKYO〉 学生記者が質問! ふるさと納税って誰のため?
2025年8月30日
「ふるさと納税ニッポン!」編集長 嶋田周一郎さん
「ふるさと納税ニッポン!」編集長 嶋田周一郎さん
ふるさと納税は活用しているが、寄付金が地域でどう活用されているかが分からない――そんな声に応えようと、寄付金の「使い道」を評価する自治体表彰イベント「ふるさと納税未来創造AWARD」が2025年11月、東京・新宿で初開催されます。主催は、一般社団法人「ふるさと未来創造コンソーシアム」(野田憲史代表理事)。ここでは同法人の一員であり、ふるさと納税専門誌「ふるさと納税ニッポン!」(アイハーツ株式会社発行)の編集長でもある嶋田周一郎さんに学生記者がインタビュー。創刊10周年を迎えた同誌の取り組みや、アワード創設の狙いなどを聞きました。
ふるさと納税は活用しているが、寄付金が地域でどう活用されているかが分からない――そんな声に応えようと、寄付金の「使い道」を評価する自治体表彰イベント「ふるさと納税未来創造AWARD」が2025年11月、東京・新宿で初開催されます。主催は、一般社団法人「ふるさと未来創造コンソーシアム」(野田憲史代表理事)。ここでは同法人の一員であり、ふるさと納税専門誌「ふるさと納税ニッポン!」(アイハーツ株式会社発行)の編集長でもある嶋田周一郎さんに学生記者がインタビュー。創刊10周年を迎えた同誌の取り組みや、アワード創設の狙いなどを聞きました。
今回のテーマは「住み続けられるまちづくりを」
今回のテーマは「住み続けられるまちづくりを」
■本来のあり方を問う
■本来のあり方を問う
左から嶋田編集長、野田代表理事、北海道白糠町の棚野町長
左から嶋田編集長、野田代表理事、北海道白糠町の棚野町長
――ふるさと納税では、2019年10月から「お得」「コスパ最強」といった宣伝が規制され、2025年10月には仲介サイトのポイント付与も禁止されます。これまでの“お得感”が薄くなることで、寄付する人が減るのではないかと心配しています。
制度には、都市部の税収が減ることや、所得が高い人ほど有利になること、返礼品に多くの費用がかかることなどの問題が指摘されてきました。だからこそ、これからは「地域を応援する」という本来の目的に立ち返ることが大切だと思います。例えば、体験型の返礼品や交流イベント、寄付金の使い道を丁寧に伝える取り組みなどを通じて、寄付者と地域がつながるきっかけをつくること。すでにそうした工夫を進めている自治体もあり、その努力をもっと知ってほしいです。
――ふるさと納税では、2019年10月から「お得」「コスパ最強」といった宣伝が規制され、2025年10月には仲介サイトのポイント付与も禁止されます。これまでの“お得感”が薄くなることで、寄付する人が減るのではないかと心配しています。
制度には、都市部の税収が減ることや、所得が高い人ほど有利になること、返礼品に多くの費用がかかることなどの問題が指摘されてきました。だからこそ、これからは「地域を応援する」という本来の目的に立ち返ることが大切だと思います。例えば、体験型の返礼品や交流イベント、寄付金の使い道を丁寧に伝える取り組みなどを通じて、寄付者と地域がつながるきっかけをつくること。すでにそうした工夫を進めている自治体もあり、その努力をもっと知ってほしいです。
「ふるさと納税ニッポン!」に掲載された事業者の写真。全国各地を飛び回り、丁寧な取材を心がけている
「ふるさと納税ニッポン!」に掲載された事業者の写真。全国各地を飛び回り、丁寧な取材を心がけている
――「ふるさと納税未来創造AWARD」の設立の目的も、「地域独自の頑張り」を再発見することにあるのでしょうか?
「ふるさと納税未来創造AWARD」は、寄付金がどう使われているかを分かりやすく示し、地域のために努力する自治体や事業者、そして、その恩恵を受ける住民に光を当てることを目指しています。
返礼品だけに注目するのではなく、寄付を通じて地域の課題解決や活性化に貢献する「未来創造」のプラットフォームへと、ゆくゆくは成長させていきたいと思っています。
――ふるさと納税は、SDGsの目標「住み続けられる まちづくりを」にもつながる大切な制度だと思います。過疎化が進む地方にとっては重要な財源にもなっています。
ふるさと納税は、本来「寄付金の使い道を意識する」「応援したい自治体を選ぶ」「応援される自治体をつくる」という三つの意義があります。今は返礼品が注目されがちで、自治体の取り組みを知る機会は少ないのが現状です。このアワードを通じて、自治体が活動を発信し、共感や応援につながる本来の姿を取り戻したいと考えています。
ふるさと納税によって、年間数億円だった税収が数十億円に急増した自治体もある一方で、急な歳入増により使い道が定まらないという声も自治体から聞かれます。このアワードは、同規模の自治体の取り組みを共有し、首長同士が学び合う機会を提供することも目指しています。
――「ふるさと納税未来創造AWARD」の設立の目的も、「地域独自の頑張り」を再発見することにあるのでしょうか?
「ふるさと納税未来創造AWARD」は、寄付金がどう使われているかを分かりやすく示し、地域のために努力する自治体や事業者、そして、その恩恵を受ける住民に光を当てることを目指しています。
返礼品だけに注目するのではなく、寄付を通じて地域の課題解決や活性化に貢献する「未来創造」のプラットフォームへと、ゆくゆくは成長させていきたいと思っています。
――ふるさと納税は、SDGsの目標「住み続けられる まちづくりを」にもつながる大切な制度だと思います。過疎化が進む地方にとっては重要な財源にもなっています。
ふるさと納税は、本来「寄付金の使い道を意識する」「応援したい自治体を選ぶ」「応援される自治体をつくる」という三つの意義があります。今は返礼品が注目されがちで、自治体の取り組みを知る機会は少ないのが現状です。このアワードを通じて、自治体が活動を発信し、共感や応援につながる本来の姿を取り戻したいと考えています。
ふるさと納税によって、年間数億円だった税収が数十億円に急増した自治体もある一方で、急な歳入増により使い道が定まらないという声も自治体から聞かれます。このアワードは、同規模の自治体の取り組みを共有し、首長同士が学び合う機会を提供することも目指しています。
■公益性を考える
■公益性を考える
ふるさと納税未来創造AWARDのロゴ
ふるさと納税未来創造AWARDのロゴ
――本アワードの具体的な選考基準を教えてください。
キーワードは「公益性」です。評価の中心は、寄付金がどれだけ住民に還元されているかという点です。大規模な学校建設や保育無償化から病院のソファーの買い替え、高齢者の暮らしを改善したような取り組みまで、住民の生活に具体的な恩恵をもたらしているかが重要な選考ポイントになります。
自治体には規模の大小ではなく、住民の意見を盛り込んだ具体的な事例の共有をお願いしています。一般投票は本日からLINEで始まります。下記のURLから友だち登録をすれば投票できますので、読者の皆さまもご参加ください。
――今回のアワードはSDGsの観点からも重要ですね。
ふるさと納税を支えるのは、地域の事業者や自治体職員といった「人」の努力です。返礼品を届ける裏には「町のために」と挑戦する思いや、寄付金を責任を持って生かそうとする姿があります。このアワードを通じて、その努力や物語を知っていただきたいのです。
返礼品だけでなく、人や地域とのつながりを感じてもらうことで、寄付者と地域の間に「関係人口」という長期的な絆が生まれ、SDGsが掲げる「持続可能なまちづくり」にもつながっていくと考えています。
――本アワードの具体的な選考基準を教えてください。
キーワードは「公益性」です。評価の中心は、寄付金がどれだけ住民に還元されているかという点です。大規模な学校建設や保育無償化から病院のソファーの買い替え、高齢者の暮らしを改善したような取り組みまで、住民の生活に具体的な恩恵をもたらしているかが重要な選考ポイントになります。
自治体には規模の大小ではなく、住民の意見を盛り込んだ具体的な事例の共有をお願いしています。一般投票は本日からLINEで始まります。下記のURLから友だち登録をすれば投票できますので、読者の皆さまもご参加ください。
――今回のアワードはSDGsの観点からも重要ですね。
ふるさと納税を支えるのは、地域の事業者や自治体職員といった「人」の努力です。返礼品を届ける裏には「町のために」と挑戦する思いや、寄付金を責任を持って生かそうとする姿があります。このアワードを通じて、その努力や物語を知っていただきたいのです。
返礼品だけでなく、人や地域とのつながりを感じてもらうことで、寄付者と地域の間に「関係人口」という長期的な絆が生まれ、SDGsが掲げる「持続可能なまちづくり」にもつながっていくと考えています。
雑誌内には各自治体の個性をうかがわせる企画もある
雑誌内には各自治体の個性をうかがわせる企画もある
<取材後記>
<取材後記>
取材に臨むに当たり、ふるさと納税を調べると「お得」といったワードが散見され、本来の目的であった「地域を応援したい」との善意が置き去りにされているように感じました。その違和感を取材でぶつけると、嶋田編集長は真正面から受け止めてくれ、地域を良くするために真摯に仕事に取り組む自治体職員の方々の様子などを教えてくれました。僕自身も正直、返礼品のことは気になりますが、ふるさと納税の本義に立ち返り、まずは、本アワードに投票するなど、できることから地域貢献に挑戦していきます。(タグっちゃん)
取材に臨むに当たり、ふるさと納税を調べると「お得」といったワードが散見され、本来の目的であった「地域を応援したい」との善意が置き去りにされているように感じました。その違和感を取材でぶつけると、嶋田編集長は真正面から受け止めてくれ、地域を良くするために真摯に仕事に取り組む自治体職員の方々の様子などを教えてくれました。僕自身も正直、返礼品のことは気になりますが、ふるさと納税の本義に立ち返り、まずは、本アワードに投票するなど、できることから地域貢献に挑戦していきます。(タグっちゃん)
●読者プレゼント ふるさと納税ニッポン! 100人に
●読者プレゼント ふるさと納税ニッポン! 100人に
「ふるさと納税ニッポン!」2025夏秋号(写真)を100人にプレゼントします。希望者はハガキに、①〒住所②氏名③年齢④電話番号⑤記事の感想を記入し、アイハーツ株式会社(〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1の12の9)まで。9月9日(火)必着。個人情報は抽選結果のお知らせ、プレゼントの発送のみに使用。ふるさと納税の方法についての問い合わせはアイハーツ株式会社(0422-26-9555)まで(月~金曜日、午前10時から午後6時。正確な控除額はお答えできません)。
※LINEでアワードに投票するとプレゼントの当選率が上がります(自身のLINE登録名をハガキに記入してください)。
「ふるさと納税ニッポン!」2025夏秋号(写真)を100人にプレゼントします。希望者はハガキに、①〒住所②氏名③年齢④電話番号⑤記事の感想を記入し、アイハーツ株式会社(〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1の12の9)まで。9月9日(火)必着。個人情報は抽選結果のお知らせ、プレゼントの発送のみに使用。ふるさと納税の方法についての問い合わせはアイハーツ株式会社(0422-26-9555)まで(月~金曜日、午前10時から午後6時。正確な控除額はお答えできません)。
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アワードへの投票は下記のリンクからLINEの友だち登録をして、メニューから投票できます
https://line.me/R/ti/p/@410mvjdx
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