〈シネマ〉 ゴッドマザー~コシノアヤコの生涯~
〈シネマ〉 ゴッドマザー~コシノアヤコの生涯~
2025年5月29日
デザイナーの草分け的存在として日本のファッション界に革命を起こし、母親としても世界的ファッションデザイナーの“コシノ三姉妹”を女手一つで育てあげたコシノアヤコさん。その生涯は、NHK連続テレビ小説「カーネーション」(2011年)で放送され、大きな話題に。そしてこのたび、大地真央の主演で映画化され、「ゴッドマザー~コシノアヤコの生涯~」が23日から全国公開されている。過日の完成披露上映会に、大地が他の共演者や曽根剛監督と登場した。
デザイナーの草分け的存在として日本のファッション界に革命を起こし、母親としても世界的ファッションデザイナーの“コシノ三姉妹”を女手一つで育てあげたコシノアヤコさん。その生涯は、NHK連続テレビ小説「カーネーション」(2011年)で放送され、大きな話題に。そしてこのたび、大地真央の主演で映画化され、「ゴッドマザー~コシノアヤコの生涯~」が23日から全国公開されている。過日の完成披露上映会に、大地が他の共演者や曽根剛監督と登場した。
出演する“コシノファミリー”と曽根監督(左端)
出演する“コシノファミリー”と曽根監督(左端)
意外にも、本作が映画初主演となる大地。コシノアヤコ役のオファーを受けた時の心境について、「世界的なコシノ三姉妹のお母さまの役で、15歳から92歳まで(を演じる)というお話を頂いて、あまりにもおこがましいと思ったのですが、書物や資料を読ませていただいて“なんて魅力的な方なんだろう”と思い、出演を決めました」と明かした。
いつの時代を演じるのが難しかったかを問われると、「15歳」と即答し、会場の笑いを誘った。「でも(15歳を演じたことは)楽しかったんです。なんてずうずうしいんでしょう」とほほ笑んだ。
意外にも、本作が映画初主演となる大地。コシノアヤコ役のオファーを受けた時の心境について、「世界的なコシノ三姉妹のお母さまの役で、15歳から92歳まで(を演じる)というお話を頂いて、あまりにもおこがましいと思ったのですが、書物や資料を読ませていただいて“なんて魅力的な方なんだろう”と思い、出演を決めました」と明かした。
いつの時代を演じるのが難しかったかを問われると、「15歳」と即答し、会場の笑いを誘った。「でも(15歳を演じたことは)楽しかったんです。なんてずうずうしいんでしょう」とほほ笑んだ。
大地真央
大地真央
続いて、客席にコシノヒロコさんとミチコさんがいることが紹介されると、観客の視線は二人に注がれ、会場は驚きと歓声に包まれた。さらに、登壇した黒谷友香(コシノヒロコ役)、鈴木砂羽(ジュンコ役)、水上京香(ミチコ役)が、それぞれ演じたコシノ三姉妹のデザインした衣装を身にまとっていることが告げられ、場内を沸かせた。
役作りについて尋ねられた黒谷は、「(これまで)こうして実在する方を演じる機会はなかなかなくて、光栄に思いましたし、緊張もしました。YouTubeや書籍を通して、イメージを膨らませました」と吐露。
続いて、客席にコシノヒロコさんとミチコさんがいることが紹介されると、観客の視線は二人に注がれ、会場は驚きと歓声に包まれた。さらに、登壇した黒谷友香(コシノヒロコ役)、鈴木砂羽(ジュンコ役)、水上京香(ミチコ役)が、それぞれ演じたコシノ三姉妹のデザインした衣装を身にまとっていることが告げられ、場内を沸かせた。
役作りについて尋ねられた黒谷は、「(これまで)こうして実在する方を演じる機会はなかなかなくて、光栄に思いましたし、緊張もしました。YouTubeや書籍を通して、イメージを膨らませました」と吐露。
黒谷友香
黒谷友香
水上も、「ミチコ先生とお食事に行った時、“お母ちゃん”とのエピソードをたくさん聞きました。あとは飛び込むしかないと思って飛び込んだら、こんなにもすてきなファミリーが現場にいたので、毎日、家族のように本当に楽しい撮影期間を過ごせました」と瞳を輝かせた。
一方、鈴木は、ジュンコさんとあいさつした時を振り返り、「最初は怖くて……。あっ、怖くはないです(笑)。でも恐れ多くて、『ジュンコ先生をやらせていただきます』と伝えたら、『うん、いいんじゃない』って言っていただいて。“よかった!”と思いました」と笑顔を見せた。
水上も、「ミチコ先生とお食事に行った時、“お母ちゃん”とのエピソードをたくさん聞きました。あとは飛び込むしかないと思って飛び込んだら、こんなにもすてきなファミリーが現場にいたので、毎日、家族のように本当に楽しい撮影期間を過ごせました」と瞳を輝かせた。
一方、鈴木は、ジュンコさんとあいさつした時を振り返り、「最初は怖くて……。あっ、怖くはないです(笑)。でも恐れ多くて、『ジュンコ先生をやらせていただきます』と伝えたら、『うん、いいんじゃない』って言っていただいて。“よかった!”と思いました」と笑顔を見せた。
水上京香
水上京香
鈴木砂羽
鈴木砂羽
◆“何かを始めるのに遅すぎることはない”
◆“何かを始めるのに遅すぎることはない”
作中では、中心的な存在となる登場人物たちを子役と大人役の“二人一役”で演じている。その中で唯一、一人で主人公の“77年間”を担った大地。その存在感は、イベントでも異彩を放っていた。
最後に、アヤコさんから学んだことを聞かれると、「たくさんありますが、一番印象に残っているのは“何かを始めるのに遅すぎることはない”ということ。今の私にも、すごく響きました。日頃からチャレンジすることを当たり前に感じていたのですが、改めて“よし!”と思い、刺激を受けました」と言葉に力を込めた。
作中では、中心的な存在となる登場人物たちを子役と大人役の“二人一役”で演じている。その中で唯一、一人で主人公の“77年間”を担った大地。その存在感は、イベントでも異彩を放っていた。
最後に、アヤコさんから学んだことを聞かれると、「たくさんありますが、一番印象に残っているのは“何かを始めるのに遅すぎることはない”ということ。今の私にも、すごく響きました。日頃からチャレンジすることを当たり前に感じていたのですが、改めて“よし!”と思い、刺激を受けました」と言葉に力を込めた。
◆あらすじ
◆あらすじ
危篤状態に陥り、病院に搬送されたコシノアヤコ。3人の娘たちが駆け付ける中、アヤコの前に天使が姿を現す。天使は“天国行き”か“地獄行き”かの審判が下される場所へ、アヤコを案内しなければならないという。
アヤコは、洋装店の開業や、戦病死で夫を亡くした後の初めての恋、74歳の時に立ち上げたブランドなど、ファッションの世界に生きた自らの人生を振り返っていく。
危篤状態に陥り、病院に搬送されたコシノアヤコ。3人の娘たちが駆け付ける中、アヤコの前に天使が姿を現す。天使は“天国行き”か“地獄行き”かの審判が下される場所へ、アヤコを案内しなければならないという。
アヤコは、洋装店の開業や、戦病死で夫を亡くした後の初めての恋、74歳の時に立ち上げたブランドなど、ファッションの世界に生きた自らの人生を振り返っていく。
3人の子を育て上げるアヤコ(中央)
©「ゴッドマザー~コシノアヤコの生涯~」製作委員会
3人の子を育て上げるアヤコ(中央)
©「ゴッドマザー~コシノアヤコの生涯~」製作委員会
公式ホームページはこちら
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