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〈最前線+〉 師弟の精神を共に学ぶ中で広布の主体者の自覚を育む 2026年4月6日

  • 長崎 佐世保常勝圏・広田支部
今年3月から本部での開催となったオランダ塾。佐世保常勝圏広田本部の友が和やかな雰囲気で『新・人間革命』を学ぶ。オランダ塾が発足した当初から塾長を務める磯木由美子さん(支部女性部長、右から6人目)が皆に温かい励ましを送る。師弟の精神を学び深める中で、それぞれが広布のリーダーへと成長している
今年3月から本部での開催となったオランダ塾。佐世保常勝圏広田本部の友が和やかな雰囲気で『新・人間革命』を学ぶ。オランダ塾が発足した当初から塾長を務める磯木由美子さん(支部女性部長、右から6人目)が皆に温かい励ましを送る。師弟の精神を学び深める中で、それぞれが広布のリーダーへと成長している

 広布の現場で輝く“プラスアルファ”の創意工夫を紹介する「最前線+」。今回は、青年世代のメンバーを対象に、小説『新・人間革命』を学び合う集いを定期的に開催し、師弟の精神を継承している長崎の組織を取材しました。
 

●この組織の「新・人間革命」勉強会の要点

・参加者が事前に範囲の章を読了して集う
・場面を想像できるよう、地図などを活用
・終了後は雑談の時間を設け、絆を深める
 

 
 師弟の心をいかに若い世代へ伝えていくか――。こうした問題意識から、青年世代(男子部・学生部・池田華陽会・ヤング白ゆり世代)を主な対象に、小説『新・人間革命』の勉強会を行っているのが、長崎の佐世保常勝圏・広田支部の「オランダ塾」である。
 
 これは、2022年4月に同支部のオランダ地区で始まった取り組みである。その後、参加対象を支部に拡大。青年世代を中心に声をかけ、週1回のペースで実施してきた。
 
 勉強会では、毎回一つの章を研さん範囲とし、皆が事前に読了した上で参加する形式を取る。ただ当初は、仕事や生活などで忙しいとの理由から、「読んで集う」ことに苦労する参加者が多かった。そうしたメンバーも含め、皆が安心して学び続けられる雰囲気を大切にするため、中心者から、“たとえ読めていなくても大丈夫だから、気軽に参加してね”と丁寧に呼びかけ続けた。
 
 勉強会を重ねると、徐々に一人一人が読書の習慣を身に付けることができたという。中には、聖教電子版(有料プラン会員)で利用できる音声配信サービスを活用し、通学中や家事の合間などで学習を進め、全巻読了を達成した友もいる。
 

オランダ塾での一こま。ある章の中で山本伸一が滞在した都道府県と日付を示した日本地図を画面に映し出しながら解説
オランダ塾での一こま。ある章の中で山本伸一が滞在した都道府県と日付を示した日本地図を画面に映し出しながら解説

 
 勉強会は毎週木曜の午後7時半にスタート。勤行・唱題の後、順番に心に残った箇所を紹介しつつ、近況を自由に語り合う。
 
 参加者から“分かりやすい”と好評なのが、中心者を務める“塾長”による解説。塾長が大切にしているのは池田先生の広布旅に参加者が思いをはせられるようにすること。労苦を乗り越えながらの激闘であったことを伝えるため、さまざまな工夫を凝らしている。
 
 ある時は、一つの章の中で、主人公・山本伸一が滞在した都道府県と日付を記した日本地図を用意し、画面に映し出した。
 
 参加者からは「連日のように長距離移動をされていて大変なはずなのに、各地で多くの同志を励まされていることが分かりました。ここまで一人一人に尽くされるのかと驚きました」との声が上がった。
 

「伸一が訪れた国はどこにあるかな?」――地球儀を使って皆に伝える
「伸一が訪れた国はどこにあるかな?」――地球儀を使って皆に伝える

 
 海外での広布旅を描いた章を学んだ時には、地球儀を用いて、物語の舞台となっている国が、どれほど日本から離れているのかを示した。また、現地の町並みや名所の写真も紹介し、参加者が具体的なイメージを持ちながら学べるように意識した。
 
 さらに、SOKAチャンネルVODも活用し、研さん範囲に関連する番組を視聴することで理解を一層深めている。
 
 勉強会の締めくくりには毎回、ゲストとして招いた地域の壮年・女性部の先輩があいさつ。研さん範囲の内容を踏まえた師匠との思い出や自身の体験を語ってもらっている。
 

「信心とは何か」「師弟の精神とは何か」――『新・人間革命』にはその答えが全て詰まっている
「信心とは何か」「師弟の精神とは何か」――『新・人間革命』にはその答えが全て詰まっている

 
 終了後には、お茶やコーヒーを飲みながら雑談する時間も設けるように。皆で和気あいあいと語り合う中で、同世代の“ヨコ”のつながりと、先輩世代との“タテ”のつながりが育まれ、創価家族の絆が深まったという。
 
 第1巻冒頭の「旭日」の章から学び進め、開始から約3年半後の昨年11月に全30巻を読了。これまで13人の若い世代の友が研さんに励んできた。
 
 勉強会を通して信心を深めた参加者の中には、唱題根本に転職を実現したメンバーや、御本尊流布を成就した友も誕生するなど、数々の人間革命のドラマがつづられている。
 
 ある華陽リーダーは、職場の人間関係で悩んでいる時に、山本伸一が海外の要人と立場の違いを超えて友好を築く姿を学んだ。“私も伸一のように、考え方が違う相手であっても、真心をもって接していこう”と決意。誠実な振る舞いを心がける中で人間関係が改善したという。
 
 元来、内向的な性格だという男子部員は、人前で感想を語ることが苦手だった。しかし、勉強会を重ねる中で、落ち着いて自分の考えを発表することができるように。今では、地区の座談会で堂々と司会を務められるまでに成長した。 
 

磯木さん㊥とメンバーの大石友也さん㊧が、新しく加わったヤング白ゆり世代の吉田昌美さんの元へ
磯木さん㊥とメンバーの大石友也さん㊧が、新しく加わったヤング白ゆり世代の吉田昌美さんの元へ

 
 池田先生は、『新・人間革命』の「はじめに」で宣言した。
 
 「『新・人間革命』の執筆をわが生涯の仕事と定め、後世のために、金剛なる師弟の道の『真実』を、そして、日蓮大聖人の仰せのままに『世界広宣流布』の理想に突き進む尊き仏子が織りなす栄光の大絵巻を、力の限り書きつづってゆく決意である」
 
 同書は、師弟の精神と学会の歴史を学べる「信心の教科書」だ。研さんを重ねる中で、信心の骨格を築くことができる。
 
 オランダ塾は、本年3月から本部単位で開催することになり、新メンバー7人を迎えた。これまで参加した友も継続し、皆で第1巻から学び始めている。
 
 その中には、先輩として新メンバーの元へ足を運び、励ましを送る友の姿も見られる。
 
 学び深める中で、広布の主体者としての自覚が生まれ、具体的な決意や行動につながっていく――信心の継承は、温かい励ましを送るとともに、『新・人間革命』を通して師弟の精神を伝える中にあることを、オランダ塾の取り組みは力強く示している。
 

 
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