Q　高齢の母に貸金業者から20年前の借金の督促状が届きました。元金と高額な遅延損害金が請求されています。母は借りた記憶がないと言っています。どうすればいいですか。

　A　借りていなければ返済は不要です。借りている場合や、借りたかどうか不明な場合は、消滅時効を援用（主張）しましょう。

　Q　消滅時効の期間はどのくらいですか。

　A　貸金業者（会社）から借りた借金の消滅時効は5年です。

　Q　いつから5年を数えますか。

　A　借金を一部返済していれば最後の返済日から、全く返済していなければ借入日から数えます。ただし時効期間の途中で、貸金業者に返済の約束をすると、時効期間がリセットされるので、注意が必要です。

　Q　貸金業者にどのように伝えたらいいですか。

　A　消滅時効を主張した証拠を残すために、書面で通知しましょう。

　Q　どんな内容を書けばいいですか。

　A　「貴社から借金の返済を求められましたが、私は借りていません。仮に借りていたとしても、既に消滅時効が完成しているので援用します。ただし、消滅時効の援用は、借金があることを認めるものではありません」という文章と作成日を書いて、お母さまの署名・押印をして送るとよいでしょう。

　Q　どのような方法で送ればいいですか。

　A　内容証明郵便であれば、送った内容、発送日、到達日について明らかな証拠が残るので確実ですが、普通郵便や特定記録郵便でも大丈夫です。送った事実を証明するため、書面のコピー等をとって保管しておきましょう。特定記録郵便であれば、相手に届いた日を日本郵便のサイトで確認できますので、その画面を保存しておいてください。

　Q　消滅時効が成立していなかったら、どうなりますか。

　A　実際に借りていた場合は返済義務があります。支払いが難しければ、分割払いの話し合いや、自己破産、個人民事再生などを検討した方がよいでしょう。

　Q　高（こう）齢（れい）の母に貸金業者から20年前の借金の督（とく）促（そく）状が届（とど）きました。元金と高額な遅（ち）延（えん）損害金が請（せい）求（きゅう）されています。母は借りた記（き）憶（おく）がないと言っています。どうすればいいですか。

　A　借りていなければ返（へん）済（さい）は不要です。借りている場合や、借りたかどうか不明な場合は、消（しょう）滅（めつ）時効を援（えん）用（よう）（主張）しましょう。

　Q　消（しょう）滅（めつ）時効の期間はどのくらいですか。

　A　貸金業者（会社）から借りた借金の消（しょう）滅（めつ）時効は5年です。

　Q　いつから5年を数えますか。

　A　借金を一部返（へん）済（さい）していれば最後の返（へん）済（さい）日から、全く返（へん）済（さい）していなければ借入日から数えます。ただし時効期間の途（と）中（ちゅう）で、貸金業者に返（へん）済（さい）の約束をすると、時効期間がリセットされるので、注意が必要です。

　Q　貸金業者にどのように伝えたらいいですか。

　A　消（しょう）滅（めつ）時効を主張した証（しょう）拠（こ）を残すために、書面で通知しましょう。

　Q　どんな内容を書けばいいですか。

　A　「貴（き）社（しゃ）から借金の返（へん）済（さい）を求められましたが、私は借りていません。仮に借りていたとしても、既（すで）に消（しょう）滅（めつ）時効が完成しているので援（えん）用（よう）します。ただし、消（しょう）滅（めつ）時効の援（えん）用（よう）は、借金があることを認（みと）めるものではありません」という文章と作成日を書いて、お母（かあ）さまの署（しょ）名（めい）・押（おう）印（いん）をして送るとよいでしょう。

　Q　どのような方法で送ればいいですか。

　A　内容証明郵（ゆう）便（びん）であれば、送った内容、発送日、到（とう）達（たつ）日について明らかな証（しょう）拠（こ）が残るので確実ですが、普（ふ）通（つう）郵（ゆう）便（びん）や特定記録郵（ゆう）便（びん）でも大（だい）丈（じょう）夫（ぶ）です。送った事実を証明するため、書面のコピー等をとって保管しておきましょう。特定記録郵（ゆう）便（びん）であれば、相手に届（とど）いた日を日本郵（ゆう）便（びん）のサイトで確（かく）認（にん）できますので、その画面を保（ほ）存（ぞん）しておいてください。

　Q　消（しょう）滅（めつ）時効が成立していなかったら、どうなりますか。

　A　実際に借りていた場合は返（へん）済（さい）義務があります。支（し）払（はら）いが難（むずか）しければ、分（ぶん）割（かつ）払（ばら）いの話し合いや、自（じ）己（こ）破産、個人民事再生などを検（けん）討（とう）した方がよいでしょう。