「二時間でできることに二日もかけるようなことは絶対にしない」とは、ナポレオンの言葉。フランス文学者の長塚隆二氏は「『思い立ったらすぐ実行』というのが、ナポレオンの生涯の行動方針であった」と言う（『不可能を可能にするナポレオン語録』日本教文社）▼皆から慕われる学会の先輩は冒頭の言葉を張り出し、「『まだまだ時間がある』とモタモタしていると、あっという間に時は過ぎるぞ！」とよく力説していた。ナポレオンはまた「毎日きちんきちんと前に進み、時の要請にこたえることができるようでなければならぬ」とも▼時の要請に応えるためには「思い立ったらすぐ実行」である。実行するには勇気が要る。ナポレオンは「午前二時の勇気」を大切にした。夜明けから遠い暗闇の中でも“やり遂げてみせる”と奮い起こす勇気である。しかも、この勇気を一番持っているのは自分だと自負した▼勇気は誰人にも必ずある。日蓮大聖人は「各々、師子王の心を取り出だして」（新1620・全1190）と教えられた。「師子王の心」とは最高の勇気であり、その心を取り出す鍵こそ誓願の信心にほかならない▼朗々たる題目で勇気のエンジンをフル回転させ、今日も勝利への執念の一歩を！（革）

　「二時間でできることに二日もかけるようなことは絶対にしない」とは、ナポレオンの言葉。フランス文学者の長塚隆二氏は「『思い立ったらすぐ実行』というのが、ナポレオンの生（しょう）涯（がい）の行動方（ほう）針（しん）であった」と言う（『不可能を可能にするナポレオン語（ご）録（ろく）』日本教文社）▼皆（みな）から慕（した）われる学会の先（せん）輩（ぱい）は冒（ぼう）頭（とう）の言葉を張（は）り出し、「『まだまだ時間がある』とモタモタしていると、あっという間（ま）に時は過（す）ぎるぞ！」とよく力（りき）説（せつ）していた。ナポレオンはまた「毎日きちんきちんと前に進み、時の要（よう）請（せい）にこたえることができるようでなければならぬ」とも▼時の要請に応（こた）えるためには「思い立ったらすぐ実行」である。実行するには勇気が要（い）る。ナポレオンは「午前二時の勇気」を大切にした。夜明けから遠い暗（くら）闇（やみ）の中でも“やり遂（と）げてみせる”と奮（ふる）い起（お）こす勇気である。しかも、この勇気を一番持（も）っているのは自分だと自（じ）負（ふ）した▼勇気は誰（たれ）人（びと）にも必ずある。日蓮大聖人は「各（おの）々（おの）、師（し）子（し）王（おう）の心を取り出（い）だして」（新1620・全1190）と教えられた。「師子王の心」とは最高の勇気であり、その心を取り出す鍵（かぎ）こそ誓（せい）願（がん）の信心にほかならない▼朗（ろう）々（ろう）たる題目で勇気のエンジンをフル回転させ、今日も勝利への執（しゅう）念（ねん）の一歩を！（革）