脳神経内科医のドクター部員が、認知症予防に関する話題の研究結果を教えてくれた。以前から効果的とされてきた「運動・趣味・社会活動」に加え、「一人よりも皆で挑戦すること」が認知機能の向上につながると確認されたという▼彼は語る。「地域の同志と協力し、地域のために歩き、尽くす。効果的な要素が全て含まれる学会活動によって、自身の力が自然と発揮できることを証明しています」▼病気になったから治療するというのが、かつての医療の主な考え方だった。現在の医療はさらに、心の在り方や生活の改善によって、病気を予防することを目指している。「予防医学」という言葉も聞かれて久しい▼御書には「四大の順ならざるが故に病む」「飲食の節ならざるが故に病む」「坐禅の調わざるが故に病む」(新1359・全1009)とある。“気候の変化などに順応できない”“食生活が乱れている”“睡眠や運動不足など、生活リズムが崩れる”といったことが病の原因になるという戒めである。こうした点に気を付け、生活を整えることが予防への一歩となろう▼季節の変わり目。夏の疲れも出やすい時である。朗々たる祈りで生命力をみなぎらせ、健康な日々を勝ち取っていきたい。(弐)
脳神経内科医のドクター部員が、認知症予防に関する話題の研究結果を教えてくれた。以前から効果的とされてきた「運動・趣味・社会活動」に加え、「一人よりも皆で挑戦すること」が認知機能の向上につながると確認されたという▼彼は語る。「地域の同志と協力し、地域のために歩き、尽くす。効果的な要素が全て含まれる学会活動によって、自身の力が自然と発揮できることを証明しています」▼病気になったから治療するというのが、かつての医療の主な考え方だった。現在の医療はさらに、心の在り方や生活の改善によって、病気を予防することを目指している。「予防医学」という言葉も聞かれて久しい▼御書には「四大の順ならざるが故に病む」「飲食の節ならざるが故に病む」「坐禅の調わざるが故に病む」(新1359・全1009)とある。“気候の変化などに順応できない”“食生活が乱れている”“睡眠や運動不足など、生活リズムが崩れる”といったことが病の原因になるという戒めである。こうした点に気を付け、生活を整えることが予防への一歩となろう▼季節の変わり目。夏の疲れも出やすい時である。朗々たる祈りで生命力をみなぎらせ、健康な日々を勝ち取っていきたい。(弐)