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〈名字の言〉 2025年6月17日

 “今の状況を変えたい”と思う理由の一つは「現状に満足できない」ことだろう。一方、たとえ満足できても、社会に公正や平和が失われているなど「現状が正しくない」ことも理由になり得る▼6月12日の「児童労働反対世界デー」に合わせ、最新の推計が発表された。現在、世界の子どもの約13人に1人が児童労働に従事する。それが教育の機会を奪い、貧困の拡大という「負の連鎖」を生んでいるといわれる▼これは自分とは関係ない“外国の問題”なのか。いや違う。例えば休憩中にコーヒーを飲むと気持ちが安らぐ。その時、“このコーヒー豆は児童労働で生産されたものかもしれない”“もし、わが子だったら”と考えれば「現状は正しくない」と思い至る▼こうした児童労働の問題解決に直接関与していない人たちが何をできるか。ノーベル平和賞受賞者の人権活動家カイラシュ・サティヤルティ氏は「三つの『D』」を訴える。何かを変えたいなら「Dream」(大きな夢を持とう)、「Discover」(自分の秘めた力を見いだそう)、「Do」(行動を今から起こそう)と▼“自分一人が変わっても世の中は変わらない”という心を変え、言動を変える。それが社会の変化につながることを信じよう。(白)

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