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特集 タイ壮年部――師弟の心が輝く黄金柱 2024年4月10日

 タイ壮年部の前進が目覚ましい。教学の研さんや訪問・激励を軸に、2010年から3倍となる6万人を超える陣容になった。その原動力は何か。ポーンチャイ壮年部長に聞いた。また、バンコクで行われた、ラームイントラー本部のブロックリーダーの集いを取材した。

●ポーンチャイ壮年部長にインタビュー

 タイ壮年部は「一人が一人を折伏しよう」とのスローガンを掲げています。昨年10月から今年の8・24「壮年部の日」までに、支部で30人の部員増を目標としています。
 
 方面によっては、折伏に挑戦するメンバーで「折伏の師子王」「師子王の心を持つ勇者」などのグループを結成。集いを開き、代表が弘教拡大のエピソードや友人から共感を得た体験などを共有します。
 
 さらに、地区やブロックごとの会合では、体験発表や研さんなどを行い、触発が生まれています。
 
 タイ東北部のブリーラム本部では、リーダーが力を合わせ、昨年の1年間で全壮年部員を訪問。新たな友が立ち上がり、人材の裾野が広がりました。その後、婦人部とも団結して、友人の幸福を祈り、折伏を大きく進める中、本部として“支部30”の目標を達成したのです。

“一人が一人を折伏”掲げ、支部30人の部員増目指す
池田先生の心を胸に、地域へ社会へ、希望の連帯を!――ヤング壮年部の友が決意に燃えて(2月、バンコクのトンブリ会館で)
池田先生の心を胸に、地域へ社会へ、希望の連帯を!――ヤング壮年部の友が決意に燃えて(2月、バンコクのトンブリ会館で)

 ほかにも、各地で拡大のドラマが生まれています。前進の原動力の一つは、毎月開催される、全国をオンラインで結んだ御書講義です。
 
 男子部と一緒に池田先生の御書講義「世界を照らす太陽の仏法」を研さん。講義の後は、教学部の担当で質問会が行われます。皆が求道心にあふれ、いつも時間が足りません(笑)。昨年10月には、ヤング壮年部や男子部リーダーらを対象とした「御義口伝」講義が始まりました。
 
 また、信心を深めるために、毎月、壮年部員と新入会者のために「黄金柱メッセージ」と題したツールを制作。池田先生の折々の言葉や、メンバーの体験談を写真入りで紹介したもので、タイ壮年部の公式LINEで読めるようにしています。教学や広布史を学ぶ音声番組の配信も好評です。
 
 コロナ禍で、社会は打撃を受け、学会活動は制限されました。今こそ、壮年部が太陽の仏法を弘める時と確信しています。“壮年部は広布の黄金柱”との先生の期待を胸に、タイに和楽の園を築いてまいります。

毎月配信される「黄金柱メッセージ」。毎回、壮年部リーダーがエールを送る。3月は「3・16」の精神についてつづられている
毎月配信される「黄金柱メッセージ」。毎回、壮年部リーダーがエールを送る。3月は「3・16」の精神についてつづられている
●バンコクのブロックリーダーの会合を訪れて

 3月2日夕、模範の拡大を続けるバンコクの首都第1方面・ラームイントラー本部の集いを訪れた。
 
 同本部のラームイントラー支部では、2月から1カ月で6人の部員増を達成し、2月の地区の会合には2人の友人が参加。支部長のスラサク・タンパドゥンスックさんは、経済苦に悩むタクシー運転手の壮年に対話を重ね、まもなく御本尊を流布する予定という。
 
 また、ハタイラード支部では、未入会家族の壮年10人が入会し、ナワミン支部では、婦人部の友らと協力した訪問・激励で、壮年の会合参加者が大きく増加した。
 
 バンコク市内の住宅街にある会場。この日、開かれていたのは、ブロックリーダー以上の月例の会合である。サマート・トーンカナーン本部長は、「この会合をリズムとし、真剣に広布に取り組んでほしいと企画しています」と語った。
 
 会合の様子を取材する中で、勢いを生む四つのポイントを見つけた。

ラームイントラー本部の壮年部が、恒例のかけ声を。「誓願を立てて、世界広宣流布を成し遂げよう! 山本伸一の心で目標を達成しよう!」(3月、バンコク市内で)
ラームイントラー本部の壮年部が、恒例のかけ声を。「誓願を立てて、世界広宣流布を成し遂げよう! 山本伸一の心で目標を達成しよう!」(3月、バンコク市内で)

 一つは信仰体験である。創価の黄金柱として、何よりも実証が大切であると捉え、タイ壮年部では小単位の集いでも“体験”を語り合うよう心がけている。
 
 この日は、姉に折伏され、入会40年となるソムチャイ・セーウォンさんが登壇した。妻や子どもとの関係に悩む中で、5年、10年、15年と、地道に信心と仕事に励んだ。今では家族全員が入会し、一家和楽の家庭を築けた喜びを報告した。
 
 ポイントの二つ目は、研さんである。毎回、御書や広布史を学ぶ時間を設けており、今回は、『法華経の智慧』に関する音声番組を視聴。宿命転換や題目の意義を深めた。
 
 三つ目に訪問・激励の様子を皆で共有することだ。支部の活動報告では、活動から遠ざかっていた壮年が会合に参加し、対話に励むようになったエピソードや、何度も通って仲良くなるうちに未入会の家族が理解を深めた話題、男子部員宅を回り“未来の壮年部員”を育む実践などが語られた。会合の中で、「毎週の訪問・激励を記録しましょう」「メンバーと会えたら、題目をあげる目標を立てましょう」などと、さらなる広布拡大のための具体的な実践が促されていた。

信仰体験に耳を傾ける。不屈の人生を進む姿に触れ、前進の息吹がみなぎる(同)
信仰体験に耳を傾ける。不屈の人生を進む姿に触れ、前進の息吹がみなぎる(同)

 四つ目は、質問コーナーである。疑問を解消し、心軽く学会活動に取り組むために、多くの会合で活発に行っている。取材した集いでも、担当の副方面長が参加者に質問を促した。
 
 何度対話しても、なかなか学会活動に積極的になれないメンバーを励まし続けている人には、「頑張れない気持ちは誰しもあります。広い心でその人に接しましょう」と一言。さらに、「題目根本に、自らの境涯を広げる挑戦です。さらなる慈悲を湧き立たせて、共に、その方をサポートしていきましょう」と答えた。
 
 また、拡大の目標を達成できるか不安があると率直に語る友には、若き池田先生が戸田先生の75万世帯の願業を達成しようと、責任感をもって取り組んだ歴史を紹介し、「まず“できる”と一念を定めましょう」と力強く。「激励や折伏は自身の生命の変革につながります。師弟の精神を燃やして進みましょう」と応じた。

信仰体験の共有、質問会、研さん――触発を生む集いが拡大の原動力

 質問者以外も含め、皆がじっくりと答えを聞いてメモしていた。
 
 会合は1時間半に及んだ。一人一人が大きな刺激を受けたのだろう。終了後、皆は晴れ晴れとした顔で、肩をたたき合いながら、広布前進への決意を語り合っていた。
 
 触発を生む充実の集い――そこにタイ壮年部の拡大の原動力があった。

「今月も一緒に頑張りましょう」「体調に気を付けてくださいね」――帰り際に温かく声をかける(同)
「今月も一緒に頑張りましょう」「体調に気を付けてくださいね」――帰り際に温かく声をかける(同)

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