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ヨーロッパ科学芸術アカデミー名誉会長・ウンガー博士の記念書籍に池田先生との対談集の一部が収録 2026年5月17日

和やかに語り合う池田先生とウンガー博士(右から2人目)。多くの共通点を見いだした対談では、人類の共生を願う両者の心が響き合った(1997年7月、八王子市の東京牧口記念会館で)

 ヨーロッパ科学芸術アカデミーから、同アカデミーの名誉会長であるフェリックス・ウンガー博士の80歳を記念する書籍『ヨーロッパの心――科学・人間性・責任』が出版され、同書に池田先生と博士の対談集『人間主義の旗を――寛容・慈悲・対話』の第1章「宗教と寛容」が収録された。
 これは、同アカデミーから依頼を受けて提供されたもので、同章では、先生とウンガー博士が、それぞれ仏教とカトリックの観点から寛容の精神について論じている。
 ウンガー博士は、高名な心臓外科医で、ヨーロッパ科学芸術アカデミーの創立メンバーの一人。同アカデミーは、さまざまな専門分野の学者を選出し、持続可能な社会など、多岐にわたる研究やプロジェクトに取り組み、世界の多くの国にネットワークを広げている。
 1997年3月には、同アカデミーから池田先生に、日本人初となる「名誉評議員」称号が贈られた。
 池田先生とウンガー博士の友情の結晶である対談集は、4度にわたる会見のほか、往復書簡による意見交換の内容をもとに編さんされ、2007年に日本で発刊。以来、英語、イタリア語、フランス語、ポルトガル語、ドイツ語でも出版されている。
 対談の中で、ウンガー博士は「寛容は『他者に精神的に尽くす』なかにあります。寛容は『共生の積極的なかたち』です」と述べ、池田先生は「寛容といっても、それを実行した結果、人間がより慈愛深くなっているのか、みなが幸福になっているのか、そこを見つめなければなりません」などと語り、平和を願う両者の思いが深く共鳴している。
 対立や分断が喫緊の課題となる世界にあって、二人が示した寛容の精神は、人々の心を結びゆく指針となろう。

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