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名字の言 「今日」を偉大な未来を勝ち開く1日に 2025年6月21日
アメリカ建国の父フランクリンは記した。「人生を大切に思うと言われるのか。それならば、時間をむだ使いなさらぬがよろしい。時間こそ、人生を形作る材料なのだから」▼彼の筆はこう続く。「今日の一日は明日の二日に値す」。明日になったら、どんな妨げが起こるか分からない。ゆえに「明日なすべき事あらば、今日のうちにせよ」と(松本慎一・西川正身訳『フランクリン自伝』岩波文庫)▼限りある時間をどう使うか。その選択が人生の価値を決める。漫然と生きても1日。真剣に生きても1日だ。同じ1日なら、偉大な未来を勝ち開く「今日」を選びたい▼学会創立100周年へ向かう“勝負の10年”の折り返しの本年。今日の世界的な広がりは“1日を1年にする”池田先生の不惜身命の大闘争によって実現した。「私は体が弱かった。だから、生きている間に、なすべきことはすべてやり遂げておこうと戦った。明日を頼まず、明日なき人のごとく、全身全霊で今日を戦った。ゆえに学会にはスピードがあり、大発展した」――そう先生は述懐する▼さあ、広布のために今日を悔いなく戦おう。1日あれば、できることはたくさんある。1時間あれば、何人の人とも言葉を交わせる。共に走り抜こう!(仁)