創価女子短期大学で身に付く　社会で勝ち抜く力！　

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創価女子短期大学で身に付く　社会で勝ち抜く力！　 2022年5月15日

短大Magazine　～女性が輝く未来を拓く～
短大Magazine（マガジン）　～女性（あなた）が輝く未来を拓（ひら）く～

　開学40周年に向けて新たなビジョンを打ち出した創価女子短期大学。2年間の凝縮された学びの中で、学生たちが身に付ける社会人基礎力が高く評価され、教育関係者からも注目されている。その魅力を水元学長と、短大生、卒業生の代表に語ってもらった。

2年連続3度目――
社会人基礎力大賞を受賞

キャンパスの憩いの場「文学の庭」では、2年間の誉れの青春を巡って語らいが弾む（左から松井さん、中野さん、大前さん、水元学長）

女性活躍社会の先頭を走る

　水元　創価女子短期大学では、3年後に迫った開学40周年に向けて、昨年から「女性が輝く未来を拓く」とのテーマを掲げました。「輝く女性の育成」と「SDGs」の推進を二つの軸として、女性活躍社会の先頭を走る人材の輩出へ、新たな一歩を踏み出しました。

水元　昇　学長

　松井　女性の活躍推進がうたわれる今、創価の「女性教育の学び舎」である短大の使命は大きいと感じます。
　　　
　私は小学校から関西創価学園で学びましたが、短大生活は創価教育の集大成といえるほど充実した日々になっています。

松井　陽奈子さん（短大2年・37期）

　中野　私は高校時代、創価大学と短大で進路を迷っていたのですが、地元・大阪の短大卒業生の先輩から「短大は“姉妹”のような絆が結べて、自分の可能性が広がるすてきな場所だよ」と勧められたんです。その先輩がとてもすてきな方で、“こんな女性になりたい”と思い、短大を受験しました。

中野　菜摘さん（短大2年・37期）

　大前　よく分かります！　私はこの春、短大を卒業し、創大法学部に編入しましたが、勉強に対する姿勢は、“2年で4年分”といわれる短大での凝縮された学びの中で培われました。

大前　遥さん（短大36期）

　水元　麗しい“短大姉妹”の絆の強さを物語るエピソードですね。このほど、本学の卒業生が、ご自身の子女を含めて受験生を推薦できる「同窓生推薦入試」の導入が決まりました。入試要項など詳細は今後、公表しますが、卒業生の皆さんには母校に人材を送り出す思いで積極的にご活用いただきたいです。

学生主体の伝統と手厚いサポート体制

　水元　学生たちの主体的な学びによって、短大は近年、目覚ましい成果を上げています。
　　　
　本年3月には「人生100年時代の社会人基礎力育成グランプリ」（主催＝一般社団法人社会人基礎力協議会）の全国決勝大会に青野ゼミからチーム「絆」の5人が出場し、日本一に当たる「社会人基礎力大賞」を受賞。短大として2年連続3度目の栄冠です。大前さんは、チームリーダーを務めましたね。
　　　
　大前　「生理の貧困」をテーマに研究を進めました。
　　　
　昨年、東京都への事業提案で、誰でも無料で生理用品を利用できるディスペンサー（装置）を都内の女子大学等に設置する提案をしましたが不採用。まずは自分が通う短大に設置しようと取り組みを始めました。しかし、予算の問題や設置工事の可否、ネットワーク環境の整備など課題が山積みでした。

社会人基礎力大賞を受賞した創価女子短大のチーム「絆」の5人。この春、短大を卒業し、それぞれの進路へと進んだ（左から満華穂さん、山田千春さん、大前遥さん、正木華子さん、久保さくらさん）

　そんな時、教職員の皆さんが、「困っている人の助けになりたい」という私たちの思いを受け止め、全面協力してくださったんです。約半年間かけて設置が実現。その後も、東京富士美術館への設置に向けた連携や生理への理解を広げる啓発動画の作成に挑戦し、それらをまとめて発表したところ、大賞をいただくことができました。
　　　
　水元　「何のため」という原点を忘れず、あきらめずに挑戦し抜く中で勝ち取った見事な結果ですね。学生の挑戦を、教職員が家族のように親身になってサポートする。これは開学当初から短大に脈打つ伝統です。

資格や語学など実践的な学びを提供

　松井　資格取得へのサポート体制も素晴らしいです。短大では、毎週土曜、資格対策に特化した13の課外講座が無料で受けられる「土曜講座」が開講されています。私もこれを受講し、1年の春に秘書検定2級を、秋には準1級を取得。同時期に準1級に挑戦した1年生5人は、全員合格を果たしました。
　　　
　中野　語学力を伸ばすプログラムも充実しています。私は定員制の英語特別プログラム「E―Swans」で学び、TOEICのスコアが入学時から1年間で倍近く伸びました。2年生になって「英語を学ぶ」だけでなく「英語で学ぶ」授業が増え、より実践的な語学力が身に付いています。
　　　
　水元　創立者・池田先生が開学当初に語られた「取れる資格は取らせてあげたい」との思いを受け、課外講座を開設したのが「土曜講座」の淵源です。当時は、今ほど資格取得が重要視されていない時代。その先駆的な取り組みが伝統となり、今では毎年、各種検定や大会等で表彰を受けています（別掲）。

　今、激動の時代だからこそ、どんな試練もしなやかに克服し希望を広げる、女性のレジリエンス（困難を乗り越える力）が求められています。
　　　
　自身が輝き周囲も照らす“短大姉妹”の輪を、さらに広げていきましょう。
　

【卒業生インタビュー】
株式会社セールスフォース・ジャパン
中島望さん（短大24期）

　業界をリードする顧客管理システムを展開する株式会社セールスフォース・ジャパンで、営業職を務めています。
　数百社に上る多種多様な企業と向き合い、経営課題に対する業務プロセスの整理や事業戦略から導き出したソリューションの提案を通して、各社の発展に携わる、やりがいのある仕事です。
　短大入学直後、アメリカ創価大学に短期留学した際、大学の図書館で語り合った各国の学生が、大きな使命感に燃えて勉強している姿に刺激を受け、猛勉強しました。
　入学当初、350点程度だったTOEICのスコアは、2年間で700点を超え、その後、編入学した創価大学では920点を記録。創大卒業後は、前職である国内最大手のオフィス機器メーカーに就職。年商50億円以上の大手企業を担当する本部の「新規開拓部門」に、女性で初めて配属され、最年少で「新規開拓社数」第1位の営業成績を達成することができました。
　2017年、テクノロジーで企業とその先の顧客をつなげ、各企業の成長と変革に寄与する今の会社に転職。
　短大時代、寮生活などで培った「チームで成し遂げる力」で、お客さまや同僚と信頼し合い、それぞれの役割を最大限に発揮するよう意識する中で、多くの企業から「中島さんのような人に、わが社で働いてほしい」と、うれしい評価をいただいています。
　創立者・池田先生が示された「社会性と国際性に富む女性」との建学の指針を体現し、短大の“妹”たちの道を開くため、新たな価値を創造する人材に成長します。
　

【卒業生インタビュー】
株式会社ユナイテッドアローズ
山川裕美さん（短大32期）

　短大卒業後、アパレル大手の株式会社ユナイテッドアローズに就職。同社のブランド「グリーンレーベルリラクシング」の都内大型店で販売業務をしています。
　短大1年の時、キャリアプランニングの授業で、講師を務めたアパレル企業の方が、こう語られていました。
　「洋服は多くの人の人生に関わります。アパレルは人の幸せのために働くことができる仕事です」
　以前から洋服が好きで、将来は漠然と「人の幸せに尽くせる仕事に就きたい」と考えていた私ですが、この言葉で「好き」と「仕事」がつながりました。
　それからアパレルに絞って就職活動を開始。就活のトップランナーを育成する「創短就勝塾」に入り、有名企業で働く卒業生から社会で必要な力を学ぶ中、創価女子短大生として初めて、現在の会社に採用していただきました。
　重要な行事や大切な方への贈り物など、洋服を購入する理由は千差万別。だからこそ一人一人に寄り添い、思い出の一部となる洋服をご紹介できるよう心掛けています。苦情への丁寧な対応をきっかけに信頼が深まり、何度も店に足を運ばれる方もいます。短大で培った責任感や逆境に負けない楽観主義が仕事にも生きていると実感します。
　また、私自身の服の着こなしが社内で評価され、本社のウェブサイトで商品を紹介するメンバーに選ばれ、現在、PR活動も行っています。
　“短大姉妹”の誇りを胸に、職場の希望と輝く女性を目指して、どんなことにも前向きに挑戦を続けます！