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〈新米記者が本社を走る×創価学会の日常ちゃんねる〉 笑劇の大バズり タブーへようこそ 2025年8月10日

  • たまには、こんな信仰体験いかがでしょう
書いた記事を褒められて「文章なんて書いたことないですよ!」と照れるなぎらさん㊥
書いた記事を褒められて「文章なんて書いたことないですよ!」と照れるなぎらさん㊥
●非会員が見た創価学会 レッツゴーなぎら

 「俺はこの世から紛争をなくす。世界平和を必ず実現する」
  
 僕が人生で初めて出会った創価学会員の言葉だ。30代前半、クルックルの天然パーマに半袖半ズボン。
 下町の居酒屋で、未来を見据えた壮大なビジョンを語ってくれた。
  
 「あ、この人アホなんだな」と正直に思った。
  
 世界がこんなにも混迷している今、「世界平和」を真顔で語るなんて、あまりにもウソくさい。
 その後もなかなかの熱量で折伏トークを浴びたが、軽く会釈をしてその場を後にした。

なぎらさんは楽しそうにカメラを構える
なぎらさんは楽しそうにカメラを構える

 ――それから数年。
  
 僕はユーチューバーになり、映像制作の会社を立ち上げた。
 さまざまなご縁が重なり、ついに「創価学会の日常ちゃんねる」の制作を手伝うことに。
 訪れたのは信濃町の施設から、地域の会館、さらには創価学会の青年たちの活動まで。
 取材を通じて、たくさんの人と出会い、話を聞かせてもらった。
  
 驚いたのは、出会った多くの人たちが、本気で世界平和を願い、信じ、行動していたこと。そのまなざしに、打算やウソは一切なかった。
  
 「あの天然パーマ男、本気だったんだ……」
 完全にあの居酒屋の景色がフラッシュバックした。

「創価学会の日常チャンネル」の動画から
「創価学会の日常チャンネル」の動画から

 リアルな創価学会には、非言語でしか伝わらない、魂のようなものが宿っている。
 宗教が人の心に与える力の大きさを、僕なりに実感した。
  
 信じるということは、美しく、尊く、そしてどこか、はかない。
 非会員としてこの仕事を引き受けた僕が、今できることは「創価学会という存在のありのまま」を伝えること。
 それをどう受け取るかは、視聴者一人一人に委ねたい。
 僕もまた、少しでも世界平和の一助になれたらと思う。
  
 絶対に入会しないけど――。

移動中にもなぎらさん㊥は記事を書いていた
移動中にもなぎらさん㊥は記事を書いていた
●一本の動画で紛争を止めることはできるか

 みなさんはご存じだろうか。激アツなユーチューブ番組があることを。
  
 その名も「創価学会の日常ちゃんねる」。
  
 すでに公開中の動画では、学会本部の“会長の部屋”に潜入したり、アメリカSGIの会合に参加してみたり。
 世間には、これまでベールに包まれていたであろう創価学会のリアルを、余すことなく映し出している。
  
 そのクリエーティブチームが先月31日、世界聖教会館へやって来た。
 今回のアテンドは、ユーチューバーのレッツゴーなぎらさん。
 黒キャップを後ろ向きにかぶり、丈短めのハーフパンツ姿。そして丸刈り、逆三角形の筋肉質。
 彼は学会員ではない。一切遠慮なく、フラットな視点でこちらがヒヤヒヤするような感想を、屈託なく話す。
 周囲の笑顔を巻き込みながら。

動画を回して出演して……なぎらさんに休憩はない
動画を回して出演して……なぎらさんに休憩はない

 撮影は信濃町駅前から始まった。
 なぎらさんは周囲をキョロキョロ。「きれいな映像よりも、登場人物の自然体を引き出せる構図が撮りたくて」と目をキラリ。
 良い部分だけを切り取るのではなく、飾りのない実像を捉え、発信する。「僕は懸命に信心に励むみなさんを見てきたので、その正しい姿を世の中へ伝えることに価値があると思っています」
  
 近頃、社会の変化を感じる。隠してきたわけではないのだが、創価学会の内実を知らない人にとっては、「えたいの知れない団体」のように映る場合もあるだろう。
 人が集まって何やってるの? どこを目指して、何にチャレンジしてるの?みたいに。
  
 「知らない」ということが、ぼんやりと「怖い」イメージにつながり、「カルト」というレッテルを貼られる……なんてことも。
 おい、カルトとは何ごとか!と、ご立腹の人もいるかと思うが、今の社会は、他者について知らないということが、排除や分断に向かいやすい傾向があるように感じる。
 それが国家間の話ともなると、紛争に発展する可能性も、はらんでいる。

「創価学会の日常チャンネル」の動画から
「創価学会の日常チャンネル」の動画から

 知ることの大切さ。クリエーティブチームが目指している理念を教えてくれた。「一本の動画で紛争を止めることはできるか」
  
 変化が求められる時代だ。今まで見えなかったいろんなモノの垣根を下げ、もっと透明化していく。その先に「世界平和」があることを、彼らは大まじめに信じている。
 その圧倒的パワーをもって今回、世界聖教会館にやって来たのだ。
  
 記者は撮影クルーに張り付いた。冷やかしやおふざけは一切なかった。一つ一つが真剣であり、誠実だったように見えた。
 なぎらさんが創価大学の前を通った時、「こんなにデカイの!?」と驚き、足を止めた。そして正門の前でおじぎをした。
 本気以外の何ものでもない。
  
 相手を「知る」ことで、そして物事を正視眼で見つめることで、分断の世界を打ち砕こうとする。
 社会が変わりつつあることを、感じずにはいられない。

「創価学会の日常チャンネル」の動画から
「創価学会の日常チャンネル」の動画から

 〈立場はどうあれ、皆、同じ人間である。こちらから心を開き、信義を尽くせば、必ず分かり合える〉
  
 この一点で池田先生は、思想や哲学の異なる相手に対しても、自ら胸襟を開いて、命懸けで世界平和への道を切り開いてきた。
 相手を知ることの大切さ。飾り気のない純度100%の日常を捉えようとするクリエーティブチームの奮闘劇。
  
 え、どんな撮影だったか? あそこに行って、こんなことして……。書きたいけど、書けない。ネタバレしたら叱られる。
 詳しくは、動画のアップロードを楽しみにお待ちください。(朗)

「創価学会の日常ちゃんねる」はこちらから

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