• ルビ
  • シェア
  • メール
  • CLOSE

小説「新・人間革命」に学ぶ 第24巻 解説編 池田主任副会長の紙上講座 2020年10月28日

  • 連載〈世界広布の大道〉
イラスト・間瀬健治
イラスト・間瀬健治

 今回の「世界広布の大道 小説『新・人間革命』に学ぶ」は第24巻の「解説編」。池田博正主任副会長の紙上講座とともに、同巻につづられた珠玉の名言を紹介する。

紙上講座 池田主任副会長
4:39
ポイント
①「冥の照覧」の確信
②人間のための宗教
③「地区」強化の要点

 現在、女子部・白蓮グループが、「セレブレイト(祝賀)期間」(11月18日まで)として、励ましの輪を拡大しています。
  
 池田先生は各地で開催されているオンラインの集いにメッセージを寄せられ、「最高に福運あふれる白蓮のいのちで、何があっても朗らかに前へ前へと進み、友情を広げ、『新・人間革命の世紀』を照らしていってください」と万感の思いを述べられました。
  
 「厳護」の章は、「白蓮グループ」をはじめ、男子部人材グループ「創価班」「牙城会」のメンバーにとって、任務の意義やグループの精神を深めるための重要な章です。
  
 各グループの結成の歴史は異なります。しかし、根本精神は共通しています。「『冥の照覧』を確信して、仏道修行に励むこと」(146ページ)です。
  
 そのことは、清掃に励む白蓮グループの姿を見て、山本伸一が詠んだ「かみくずを ひろいし姿に 仏あり」(142ページ)との句にも端的に示されています。誰が見ていなくとも、広布への無私の献身を貫く――その心に、功徳・福運が積まれていきます。
  
 今月1日、日本の白蓮グループとブラジルの「セレジェイラ(桜)グループ」のオンライン懇談会が開催され、「厳護」の章に記された「冥の照覧」の精神、「自発の心」を学び合いました。「冥の照覧」の精神は、世界の青年部にも受け継がれています。
  
 また、「灯台」の章では、「社会部」「団地部」「農村部(現・農漁光部)」の友の奮闘が描かれています。
  
 三つの部は、1973年(昭和48年)10月に誕生しています。この時、学会は翌74年(同49年)の年間テーマを「社会の年」と掲げました。当時、中東戦争によって石油価格が急上昇し、世界は不況に覆われつつありました。また、異常気象による、深刻な食糧不足にも脅かされていました。
  
 こうした状況の中で、創価の同志は、「社会のテーマに、真っ向から挑み、活路を開き、人びとを勇気づけていくことこそ、仏法者の使命」(291ページ)との誇りを胸に、職場や地域で信頼の輪を大きく広げていきました。
  
 仏法を社会に開いていくことは、私たちの使命です。その根本こそ、一人一人の「人間革命」なのです。

“世界のすべての母たちをたたえたい”――創価世界女性会館にある「母」の歌碑の前で、「母」と“大楠公”をピアノ演奏する池田先生。香峯子夫人が笑顔で見守る(2016年6月25日、東京・信濃町で)
“世界のすべての母たちをたたえたい”――創価世界女性会館にある「母」の歌碑の前で、「母」と“大楠公”をピアノ演奏する池田先生。香峯子夫人が笑顔で見守る(2016年6月25日、東京・信濃町で)
創価の教学運動

 「厳護」の章に、教学は「民衆の日々の生活に根差し、行動の規範」(164ページ)となるものであり、「人生の確信、信念となり、困難や試練を克服する力」(同)とあります。
  
 伸一は、教学運動の潮流をさらに広げようと、77年(同52年)を「教学の年」とすることを提案します。仏法の法理を世界に展開するためには、“人間のための宗教”という視座に立ち、教学上の一つ一つの事柄を捉え直す必要性を感じていたのです。
  
 同年1月15日、伸一は大阪で開催された教学部大会で、「仏教史観を語る」と題して記念講演を行います。この中で、「現代において創価学会は、在家、出家の両方に通ずる役割を果たしている」(188ページ)、「寺院の本義からするならば、学会の会館、研修所もまた、『現代における寺院』というべき」(191ページ)と語ります。
  
 ところが、宗門の僧たちは、この講演を宗門批判と捉え、あろうことか、学会攻撃の材料としました。(第27巻「正義」の章参照)
  
 この背景について、佐藤優氏は、週刊誌「AERA」(10月12日号)の「池田大作研究」で論じています。「1977年に入ると日蓮正宗の宗門僧が創価学会に対する攻撃を始めた。多くの諍いが生じたが、その背景には、僧侶が『上』、一般信徒は『下』とする宗門の宗教観と、そのようなヒエラルキーを認めない民衆宗教である創価学会の基本的価値観の対立があった」。そして、「創価学会が世界宗教として展開するために宗門との訣別は不可欠だった」と結論付けています。
  
 学会が世界宗教として飛翔できたのは、「人間のための宗教」という視座に立ち返り、“生きた教学”を現代に蘇らせたからにほかなりません。
  
 今、世界の教学運動は同時進行です。「大白蓮華」に連載されている池田先生の御書講義「世界を照らす太陽の仏法」は、世界中で学習され、SGIの前進の原動力となっています。仏法の哲理が、「創価学会員という市井の人びとのなかに、確固たる哲学、思想として、生き生きと脈打っている」(164ページ)のです。
  
 その源流には、「仏法を、時代の要請に応えた『希望の哲学』として、現代社会に復権させなくてはならない」(205ページ)との、師匠の並々ならぬ闘争があったことを、決して忘れてはなりません。

幹部同士の団結

 今月18日、香川・小豆島のサンフラワー地区(小豆島圏)のオンライン座談会に参加しました。
  
 初のオンラインでの開催でしたが、これまで参加できなかった方も集うことができ、歓喜あふれる座談会となりました。この大成功の陰には、地区部長・地区婦人部長が、担当幹部と連携を取り合い、感染防止に留意しながら、地区内をくまなく訪問激励に回った奮闘がありました。
  
 「人間教育」の章では、77年(同52年)の活動方針の一つが「大ブロック(現在の地区)」の強化であり、伸一自らが大ブロックに光を当て、リーダーを激励していく場面が描かれています。
  
 伸一は、大ブロック強化の最も重要な点として、「(担当で入る)幹部同士の団結」(211ページ)を挙げます。さらに、「幹部が力を合わせて、一人ひとりを徹底して励ますんです」(同)、「皆さんに声をかけ、悩みに耳を傾け、勇気づけ、元気づけ、抱きかかえるようにして励ましていただきたい」(212ページ)、「“会長だったら、どうするか。どういう思いで、どう励ますか”を考え、私をしのぐような激励をしてください」(同)と、何度も「励まし」を強調しています。
  
 ここに示されているように、「地区の強化」といっても、どこまでも「一人への励まし」に尽きます。「人間の心こそが、すべての原動力」(213ページ)だからです。
  
 「大白蓮華」10月号の巻頭言で、池田先生は「一隅を 照らす宝光の 励ましは 地涌のいのちを 未来の果てまで」と詠まれました。
  
 今月から、「励まし週間」も再開しました。一人一人が真心の励ましに徹し、わが「誓願の地区」から希望の光を放ってまいりましょう。

緑輝く山形県の田園風景(1987年7月、池田先生撮影)。「灯台」の章には、山本伸一が74年9月、同県・東根市の果樹園を訪れ、農業に従事する友と懇談する模様が描かれている
緑輝く山形県の田園風景(1987年7月、池田先生撮影)。「灯台」の章には、山本伸一が74年9月、同県・東根市の果樹園を訪れ、農業に従事する友と懇談する模様が描かれている
名言集
●平和の原点

 わが子を愛し、慈しむ母の心には、敵も味方もない。それは、人間愛と平和の原点である。(「母の詩」の章、47ページ)

●訓練の大切さ

 頭で理解し、わかっていることと、実際にできることとは違う。災害の時なども、知識はあっても、いざとなると、体がすくんで動けなくなるケースが少なくない。訓練を繰り返し、習熟していってこそ、教えられたことが、実際に行えるようになるのだ。訓練とは、体で、生命で習得していくことである。(「厳護」の章、157ページ)

●座談会

 座談会は、創価学会の大地である。この大地がよく耕され、肥沃になってこそ、木々も生い茂り、花も咲き、果実も実るのだ。(「人間教育」の章、202ページ)

●人間教育の場

 創価学会は、自分を磨き高め、真の人間の生き方と、社会建設の道を教える、人間教育の場である。(「人間教育」の章、210ページ)

●創価の使命

 あきらめと無気力の闇に包まれた時代の閉塞を破るのは、人間の英知と信念の光彩だ。一人ひとりが、あの地、この地で、蘇生の光を送る灯台となって、社会の航路を照らし出すのだ。そこに、創価学会の使命がある。(「灯台」の章、374ページ) 

動画

SDGs✕SEIKYO

SDGs✕SEIKYO

三大駅伝に挑む

三大駅伝に挑む

連載まとめ

連載まとめ

Seikyo Gift

Seikyo Gift

デジタル特集

DIGITAL FEATURE ARTICLES デジタル特集

YOUTH

劇画

劇画
  • HUMAN REVOLUTION 人間革命検索
  • CLIP クリップ
  • VOICE SERVICE 音声
  • HOW TO USE 聖教電子版の使い方
PAGE TOP