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〈四季の輝き――池田先生の心〉 対話を! 分断は悪、連帯は善 2025年9月21日

 【写真説明】“屋根のない美術館”と称されるイタリア・フィレンツェ。人々が行き交い、語らいに満ちた街は、古さの中にも洗練をまとう。1994年5月、池田大作先生が花の都の初夏をカメラで切り取った。
 先生は1週間、同地に滞在。市井の人々と笑顔を交わし、青年たちの輪に飛び込んで心を結んだ。次いでボローニャ大学で講演を行い、学識者とも友情を深めた。
 みずみずしい対話の力で平和の大道を切り開いてきた池田先生。われらも希望の声で幸福の種をまき、歓喜の大輪を咲かせよう。目の前の「一人」を大切にして――。

池田先生の言葉

 この地球上には、
 思想・宗教、国家、民族等々、
 さまざまな面で
 異なる人間同士が住んでいる。
 その差異にこだわって、
 人を分断、差別、
 排斥していく思想、生き方こそが、
 争いを生み、平和を破壊し、
 人類を不幸にする元凶であり、
 まさに魔性の発想といえよう。
  
 法華経の精髄たる日蓮仏法は、
 全ての人間に内在する
 最極の「仏」の生命を見出し、
 顕現しゆく方途を説き切っている。
 互いに尊重し合い、尊敬し合い、
 励まし合い、助け合う中にこそ、
 真に人間らしい生き方があることを
 明かしているのだ。
 まさしく「結合の法」である。
  
 対話は、自説に固執した
 自己主張のぶつけ合いではない。
 単なる言葉の往復でもない。
 対話を通して、
 互いの語る言葉の「意味」を共有し、
 理解し合うことである。
 そして、
 新たな価値を創造しゆく作業なのだ。
 対話がなくなれば澱む。
 活発な対話のあるところ、
 新しい命が流れ通うのだ。
  
 競争社会の様相を濃くし、
 互いに足を引っ張り合い、
 嫉妬、憎悪、いじめなどが
 横行しているのが現代社会である。
 利己主義が蔓延し、
 人びとの心と心は分断され、
 閉ざされているといっても
 過言ではない。
 励ましの対話によって、
 その心を開き、勇気と希望の光を送り、
 人間と人間の善の連帯を
 つくりあげていくのが、
 創価学会の運動である。

 ※池田先生の言葉は順に、小説『新・人間革命』第29巻「清新」の章、『随筆 輝く民衆の大城』、『随筆 栄光の朝』、小説『新・人間革命』第21巻「共鳴音」の章から抜粋。

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