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〈トーク2026〉 福岡発 「ふくや」の川原社長と「めんたいトーク」! 2026年6月13日

  • 辛子めんたいこには“みんなを幸せに”の願いがギュッと!
福岡市博多区の「ふくや」中洲本店で語り合う川原社長㊨と児島さん
福岡市博多区の「ふくや」中洲本店で語り合う川原社長㊨と児島さん

 博多といえば、とんこつラーメン、もつ鍋、水炊き……。忘れちゃいけないのが、ご飯のお供・辛子めんたいこ! 今回のゲストは、辛子めんたいこなどの食料品を製造・販売する「ふくや」の代表取締役社長・川原武浩さんです。“味は守るな。柔軟に変えていけ”との創業者の思いを守り、発展を続ける。九州女性部主任部長の児島咲さんと、“創業の魂”や人材の育成を巡って語らう「めんたいトーク」の始まりです!

株式会社ふくや 代表取締役社長 川原武浩さん
商品に詰まった“創業の志”

 かわはら・たけひろ 1971年、福岡県生まれ。國學院大學法学部卒。イギリス留学後、株式会社博多座を経て、2004年、株式会社ふくやへ。17年、代表取締役社長に就任。時代のニーズを的確に捉え、斬新な商品を多く生み出してきた。趣味はサッカー観戦、演劇(観劇・作劇)。

九州女性部主任部長 児島咲さん
人を喜ばせる人生を

 こじま・さき 1995年、福岡県生まれ。創価大学時代は合唱のクラブ(ヴォーカルグループ)で青春時代を過ごした。卒業後、総福岡池田華陽会委員長などを歴任し、現在はヤング白ゆり世代で奮闘中。福岡のソウルフード・辛子めんたいこが大好き。

食卓に並ぶ「ふくや」の辛子めんたいこ(手前。ふくや提供)
食卓に並ぶ「ふくや」の辛子めんたいこ(手前。ふくや提供)
もうけてどうするとか

 児島 社長、いきなりですが、辛子めんたいこのおすすめの食べ方を教えてください(笑)。
  
 川原 ご飯にのせて頂くのが一番!
  
 児島 やっぱり! ほかほかご飯に、ぴりりと突き抜ける辛さ。たまりませんね。
  
 川原 お米はもちろん、パンやパスタ、いろんな主食との相性だって抜群です。
  
 児島 御社は辛子めんたいこを、戦後の日本で初めて作り、売り出した会社として知られています。
  
 川原 はい。私の祖父・川原俊夫の手によって誕生しました。
  
 児島 1949年のことですね。
  
 川原 はい。祖父は現在の韓国・釜山に生まれ育ちました。終戦後、博多にたどり着き、中洲で食料品店を始めたのです。幼少期に食べた韓国風の、たらこのキムチ漬けから着想して完成。日本人の好みに合うように約10年間、改良を重ねました。
  
 児島 製法特許を取るよう勧められても取得しなかったそうですね。
  
 川原 「必要以上にもうけて、どうするとか」が祖父の口癖でした。「作り方ば教えるけん、自分たちで作ればよか」と、惜しみなく製法を教えたそうです。
  
 児島 戦後間もない時期とはいえ、本当に気前がいい。自社の売り上げが減ると思うと、簡単にできることじゃありません。
  
 川原 店ごとに味付けが重ならないよう、約束していたようですが。おかげで多様な辛子めんたいこが生まれ、商品の種類も増えたんだと思います。
  
 児島 辛子めんたいこの文化が発展した理由がよく分かりました。辛子めんたいこには、“みんなを幸せに”との願いが、ギュッと詰まっているんですね。

ほかほかのご飯にのった辛子めんたいこ。やっぱりこれ!(ふくや提供)
ほかほかのご飯にのった辛子めんたいこ。やっぱりこれ!(ふくや提供)
恩返しを忘れない

 児島 ふくやの経営に携わるようになり、創業者の理念を絶えず確認されてきたと伺いました。
  
 川原 祖父は、私が小学3年の時に亡くなっており、今の社員は創業者を直接は知りません。変化の激しい今こそ、創業者の志を“強烈に”感じなければいけない。そのために、創業者をモデルにしたドラマや映画を企画したりもしました。
  
 児島 原点に立ち返られたのですね。
  
 川原 祖父ならどうするか?と考え抜きました。食べる人が笑顔になること。そのために伝統に固執せず、新しい発想で商品開発に挑み続けました。世の中の役に立つために、利益の一部を地域や社会に還元する取り組みも、さらに進めてきました。
  
 児島 私自身、“人を喜ばせる人生を”と決めています。その原点は、創価大学時代に学んだ創立者・池田大作先生の、目の前の一人を大切にされる振る舞いです。私も誰かの力になりたいと、落ち込んでいる友に寄り添い、励まし続けました。そうして関わった友が、今度は後輩を励ますようになったんです。
  
 川原 相手を信じ抜く。人と深く関わる。その心と心の触れ合いの中から、共感や信頼は生まれるものですね。
  
 児島 それに、私はアンパンマンのファンですが(笑)、社長のおじいさまの言葉、大好きです。「運がいい人とは、あんパンを二つに割った時に、大きい方を自然に相手にあげられる人だ」
  
 川原 長男の私は、「お兄ちゃんなんだから、大きい方を相手に」と言われて育ったんです。だから、ずっと、小さい方を食べる人生でした(笑)。
  
 児島 創価学会には「人のために火をともせば、自分の前も明るくなる」(新2156・全1598、趣意)との哲学があります。“みんなのために”の心が広がれば、地域に幸福の笑顔が増えていくと確信します。
  
 川原 祖父や祖母は、こうも言っていたそうです。「こうしていられるのは、すべて地域の方々のおかげ。ご恩返しをしなさい」と。
  
 児島 社長ご自身、博多祇園山笠や博多どんたく港まつりなど、地域文化の興隆に尽くしてこられました。創業者の発案で始まった「中洲まつり」でも、一昨年から実行本部長を務めておられます。
  
 川原 “私なりの恩返しをしたい”と思って続けているんですよ。

「ふくや」中洲本店の前で
「ふくや」中洲本店の前で
人生の目標を持って

 児島 今、創価学会は、4年後の創立100周年を目指して前進しています。
  
 川原 わが社も、22年後に創業100周年を迎えます。どこまでも、創業者の志のままに、世代や国境を超えて、“幸せのふくやの味”を広げていきたい。それを担うのは、全て“人”です。
  
 児島 後継の人材が大事なのは、いつの時代、どんな世界でも同じですね。

 川原 一人一人と対話しながら、“ふくやで働くことが楽しい”と言ってくれる社員を着実に増やしていく。そうして未来を開いていきたいと考えています。
  
 児島 最後に青年世代のメンバーに一言、お願いします。
  
 川原 時間がかかったとしても、確かな人生の目標を持ってほしいですね。その目標に向かって常に自分の現在地を確認し、今、何をなすべきかを考えながら進んでほしいと願っています。
  
 児島 ありがとうございます。私も徹底して一人を大切にする、母校の創立者の心を受け継ぐため、“胸中の池田先生”と対話しながら行動していきます!

「ふくや」中洲本店の店内にある撮影スポット
「ふくや」中洲本店の店内にある撮影スポット

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